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感謝の連鎖

予知夢。導き。
神の御心のままに、僕は御礼参りを済ませることが出来た。

・・そのことをぼんやり振り返りながら、僕はクルマを走らせていた。

トンネルに入り、突然僕は気付く。

ちょっと待てよ・・


何に気付いたのか?
それは僕が、白髭さんに行く前に、地元の「山王さん」に御礼参りに行っていたことだ。

言うまでもなく、御祭神はオオヤマクイ。
そして眷属は、神猿(まさる)。 

回想しよう。

とても寒かったある日、僕は、地元の

日吉神社


に立ち寄った。御礼参りのためである。

早朝ゆえ誰もおらず、しんと静まり返った境内を僕は進む。

拝殿。無事起業できたことを報告し、御礼を申し述べる。
境内社も同様に。

その時は、それ以上のことを考えていなかった。
ただ、ぼんやりと神猿を眺めていたような気がする。

そして時間は流れ、僕は白髭さんに赴く。

だがそれ自体、山王さんの導きであったかもしれない。
あるいは、神々のネットワークだったかもしれない。

すると急に

感謝の気持ち

が込み上げてきた。

なんとありがたいことだろう。
当の本人以上に神はその所業を覚えておられて、必要な時に必要な導きを与えて下さる。

すると、様々な「感謝」が、次々に浮かんできた。

父親のこと
他界したおばさんのこと
支えてくれるおじさんのこと
友や仲間のこと
・・母親のこと

何か、今までの”それ”とは違った「感謝」の気持ちだ。
それが心の奥から溢れてくる。

感謝が連鎖している。


そう思った。

トンネルを抜けた。
僕は落ち着きを取り戻す。

思いがけなく与えられた感謝の気付き。これも僕の今後に影響するのだろうか。

分厚い僕の心の鎧にも、ようやくヒビが入ったようである。

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