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今日の参拝96 ~風之神①~

「風之神」とは何か?

少し話を戻そう。
過日、僕はこんな投稿をした。

この時僕は、なんとなく

風之神


というものが気になって、情報を探してみた。
「科戸彦(姫)神」という神がどこかにおられるのか?

そして、たどり着いたのがこちら。

「科戸の神」という御名ではなかった。「級長津(しなつ)の神」。

だが、ご多聞に漏れず、いくつも呼称があるようだから、以下、

シナツヒコ


で統一させていただく。

さて、そのシナツヒコであるが、この神をご祭神として祀る神社が、なんと受験の地にある。それも3つも!

これは行かずにおれないだろう。

・・というわけで僕は、お参りすることとしたのである。

まず最初に訪れたのがこちら。

志那(しな)神社

ご祭神は、
シナツヒコ
シナツヒメ

そして
イブキドヌシ

まさに風の神のオンパレードである。
イブキドヌシとシナツヒコの関係性って、どういうものなんだろう・・

志那神社は、田んぼの真ん中にあった。だから、神社としては、村の氏神様・・というものだと思う。

鳥居の向こうには長い参道。とてもきれいに手入れがしてあった。

手前に拝殿があり、その奥に3つの神殿。

由緒を見ると、ご祭神は、

志那津彦命
志那津姫命
気吹戸主命

ということだが、どの社にどの神がおられるのかは分からなかった。

「初めまして。」
僕は神々と眷属に挨拶をし、この地に来た理由を申し述べる。

初めてお目に係る「志那津彦・姫」の神。再び御由緒によると、やはり

風の神


と書いてある。
よくわからないなりに、「風=何かを吹き飛ばす」という気がした。
そう、「破壊」のイメージである。
あくまで僕の根拠ない想像だが・・

明るい陽光の下、僕は境内を散策する。
おや?向かって左の奥にもう一つ鳥居がある。

それを抜けて外に出てみると、農道に行き着く。用水を渡る橋が、なんと「御橋」になっている。

わりと新しいが・・

これは珍しい。
ひょっとしたら、昔はこちらが表だったとか、脇の田んぼが神田だったとか、そんなことがあるのかもしれない。

いずれにせよ、氏子の皆さんの信仰心が感じられた。

境内に戻ると、石碑を発見。
「黒姫明神」
と記されている。

黒姫明神

おそらく、この場所に遷座されたのだろうが、どのような神様かはわからなかった。気になったけど。

右手には立派な藤棚。5月にはきれいだろうな、と思う。

ゆったりとこの場所で時間を過ごし、雰囲気を味わう。
少しずつ、風之神への理解が進んでくる。

では、次のお宮に向かおう。


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