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昨日見た夢89 〜古代樹と丹光〜
7月15日
国民休暇村への集合時刻は18時。まだ間がある。
そこで僕は、海岸線に降りることにした。
古代樹
を見たくなったからである。
この一帯には古代樹が至る所にある。この近くにも多分あるだろう。
そしてそれはすぐに見つかった。
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反対側にはこれ。
近くまで行けそうである。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110890807/picture_pc_029b66fd784f36abc66890ceda3a669d.jpg?width=800)
途中の小径から、ウミネコが見えた。
君、具合が悪いのかい?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110890840/picture_pc_7e3718fabd127210ad4cf309585bc0a0.jpg?width=800)
さあ、着いた。
初めまして。
横倒しに倒れて、綺麗に横に割れた古代樹。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110890903/picture_pc_f430693f438cb0e4f211e4dce68c8421.jpg?width=800)
周りには誰もいない。
話しても触っても構わない。
僕は古代樹に触れてみる。
やはり生きてはいないよな・・
そう思った。
その夜のこと・・
僕は寝付きが悪く、目を閉じて何とか眠ろうとしていた。
少しウトウトして来た時、不意に丹光が現れた。
丸い樹冠の木が、森になっている。僕はそれを上空から俯瞰している。
だがそれらの木は白く、まるで
光
で出来ているようだった。
白い光の木の森。
このような絵柄の丹光は初めてだった。
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翌日、早朝に休暇村を出た。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110891140/picture_pc_87ce6f9b9ca47f665822d10cff8369a1.png?width=800)
車を走らせながらふと思った。
あの丹光は、古代樹が見せてくれたのではないか?
と。
「古代樹には命がない」と僕は考えていたけど、実はそうではないのかも知れない。
また訪れよう、この場所を。
今度はちゃんと話しかけるのだ。
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