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草刈り 〜スピリチュアル〜

梅雨。

雨が降る。
気温が上がる。
湿度も上がる。

降っても降らなくても、体は常にびしょ濡れである。

やるかやらないか、迷う時もある。
だが、

ええい、ままよ!

とやる時は、何故か雨が強くなることはない。
体を打つ雨が、冷たくて心地よい。

・・にしても、僕はなぜこんな事をしているのだろうか?

そう思わんでもない。

刈っても刈っても、草は必ず伸びてくる。
無限に続く「地獄」と思えなくもない。
実際、そう考えている方はおられるだろう。

雨に濡れ、汗を流しながらそんな事が心に浮かぶ時、自然にもう一つの考えが現れる。
それは、

浄化や清算


といったものだ。

前に師匠が、

昔、お金というものの「仕組み」を知った時、一個いくらという仕事を黙々とこなして、自分を浄化した。

というような事を書いておられたが、それにちょっと似ている。

元より、効率や儲けを重視するタイプではないのだが、それでも、自らの生き方を、

自分はこれでいいのだろうか?

と思う時はあった。

以前はそれをスルーしていたが、今は、「一振りいくら」の行動を、地面にへばりついてやる事で、自分を浄化しているのかもしれない。

正直いうと、僕は「儲け」などどうでもよい。でも家計に必要だから売上を云々するに過ぎない。

だから黙々と行う草刈りは、僕の

業(ごう)


なのかも知れない。

別にそれでも構わない。
何故かって?

それは、草刈りが

喜び


だからです。


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