誕生日
先日、誕生日を迎えた。
受験生のチビがいるからお祝いとかは辞退したのだけれど、食事くらいいいでしょう、ということになり、僕たち家族は、行きつけのお店へ。
そこでいつものメニューをいただきながら、僕は家族に告げる。
5?歳になったよ。60が近く感じる。
確かに5!歳の時より、グンと一歩60に近づいた感がある。
少し話して、次にこう言った。
サラリーマン最後の誕生日だね。
と。
ニョーボがどう反応するかと思っていたが、特に慌てる様子もない。なんなら、ママ友の息子のA君を雇ってやってくれないか?なんて、想定外の話も飛び出した。
なんでもこのA君、チビが言うには「ダメダメ」なんだとか。
けど、農業とかそういうことは大好きで、無限にやっていられる・・ということらしい。
全く、世間というのは狭いというか、不思議なものだ。
ニョーボの話が職場の愚痴に変わり始めたので(笑)、僕は二人を先に返し、マスター夫婦と飲み直す。
彼らも勤めを辞めて開業しているから、ある意味僕の先輩だ。話は時折聞くけれど、やはり飲食の業界は大変らしい。
長年やっている店はすごいと思いますよ。
マスターが言う。
僕もそう思う。経営が存続できていること自体が称賛に値する。
僕もそうなれるだろうか?
5年、10年、100年続く仕事を出来るだろうか?
するとマスターが言葉を続ける。
なんちゅうか、僕の場合、根拠のない自信はありましたけどね。(笑)
そうなの?この話は初めて聞いた。
兄貴には随分「やっていけるのか?」と迫られたらしいが・・
実は、僕も同じである。
未来のことは今はわからないから、そういう意味でアレコレ悩んだりはしないのだけど、そんな妙な自信がある。
「マスター俺ね、この1年の今年のテーマを決めた。」
「ほう。それは何ですか?」
リスクを取る
です。
狭き門をくぐり、細い道を敢えて選んで進んで行く。
こう決めれば、後の行動は半自動化される。
・・後はどうなるか知らんけど。(笑)
誕生日のこの誓いは、僕にどんな影響を及ぼすだろう?
さあ、ワインを飲み終えたら再出発だ。
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