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農業をひも解く30 ~労災保険に特別加入してみる②~

窓口を訪問する。

僕の「窓口」の場合、担当の方は、若いおにーさんだった。

担当 「お待たせしてしまって申し訳ありません。担当の○○と申します。
    労災保険の特別加入の件でしたね。」

僕  「はい。初めてなので、よろしくお願いします。ざっと勉強はしてき
    ました。」
担当 「そうですか(笑)。じゃ、どのタイプでお入りになりますか?」
僕  「ウチの経営規模からいって”指定農業機械作業従事者”になるかと思
    います。」
担当 「なるほど・・」

ここで少し話のやりとりをする。
「給付基礎日額」のことや、保険料のこと。
地域の話も出た。そこで僕は1つの質問をする。

僕  「ところで、自分の地元に特別加入団体の窓口がない場合はどうする
    んですか?隣の町とかのJAに行く?」

すると彼は、

担当 「うーん・・ 本来なら、JAが県1本になった時点で、どこの支店で
    も手続きができないといけないんですけど、あいにく、現実が追い
    付いておりませんので・・」
   「けど、近くの支店に行っていただくことになろうかと思います。」

僕  「では、ここの窓口に来てもよいんですかね??」
担当 「そうなりますよね・・」

どうやら、彼もはっきりとは答えられないようだ。
僕的には、「特別加入団体」の窓口業務を誰かがやってくれればいいわけだから、対象者をどの団体に加入させるかと、その事務をどこで引き受けるかを判断していただければ、それでよいのではないかと思う。

・・ま、「わからない」ということがわかりました。(笑)

担当 「では書類なんですが、こちらの様式にご記入をいただきます。記入
    例はこちらです。」

僕  「はい。」

その様式がこちら。

1 加入申込書
「給付基礎日額」が6,000円以上となっているが、これは過去に、労働基準監督署から指導があったためだそうだ。「安すぎるのはダメ」ですと。

あと、加入区分に「特定農作業従事者」がない
つまり、この加入区分だと、ここでは手続きができないんだそうだ。
・・・奥が深い。(笑)

2 労働者災害補償 特別加入に関する変更届
これは、労働基準監督署に転送されるみたい。
簡単な内容だが、手続きはキッチリ必要、ってことですね。

「農作業全般」が僕の作業の内容

3 貯金口座振替依頼書
年に1回引き落とされる保険料と手数料(2千円程度)を、口座から落としますよ、って手続き。
これは、口座のある別の支店に行かないとダメだ。なので、この手続きをまずは実行して、写しを添えて提出することになる。
少し手間がかかる部分かもしれない。

僕  「了解しました。では、完成したら持参します。」
担当 「お手数をおかけしますが、お願いします。」 
   「なお、申請が受理されたら、  

   特殊健康診断


    の用紙を併せてお送りしますので、これを受診してください。」

おー、ついに出たな、「特殊健康診断」
刈払機の安全衛生教育を実施していると出てくるコレ。

多分、「振動工具」の使用あたりがそのポイントだろう。

これで僕も、一人前の労働者。(笑)

しばし待つことになる。
次は、特殊健康診断の様子をnoteしよう。

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