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昨日見た夢27

3月29日

僕は歩いている。右のほうにあるはずの川の河原に出ようとしている。
そして、ある地点に到着する。

ある地点というと大げさだが、どなたかのお家の脇で、そのお家の敷地を通れば河原に出られることがわかっている。

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しかし僕はこう思っている。

「ここは前にも来た。他人の敷地を通らずとも、もう少し行けば、村の外れに、河原に出られる道がある。」

その敷地に入り、屋根に上り、半ば「領空侵犯」していたけれど、僕は思いとどまって、その敷地を出ていく。

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そして、再び元の道を歩き始める。

道は砂利道となったのだが、

「おや?」


道の真ん中に財布が落ちていた。
白味の強い薄いベージュの折財布。半分開いている。

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僕は財布を拾ったが、よこしまな考えが浮かぶ。
果たしてその財布には、一万円札が一枚入っていた。

辺りには誰もいない。

告白すると、昔、落ちていたお金を拾って自分のものにする夢を見たことがある。だが今回はそうはならず、

「さて、どうしたものか。落とし主が探しに来るといいのだが・・」

と考えている。

すると、何やらそれらしい男性が来た。

車を降りて、ズボンの横やら後ろやらのポケットをまさぐっている。
この人が落とし主か?

僕はその財布をチラ見して、中に「顔写真」があるのを発見した。その顔に似ている。

「スイマセ~ン!! 財布を落とされましたか~??」

僕は叫ぶ。

その男性は、「ああ・・・」といった感じでこちらを振り向く。

ここで目が覚めた。

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この夢、自分の中では進歩だ。

それは、夢の中とはいえ、落ちていた財布からお金を抜き出すことをしなかったということが、何かの進歩を表しているように思われたからだ。

お金への執着が弱まったのかもしれない。

また、他人の敷地に入らなかったのも暗示的。
ここにも何か意味があるのだろう。

まだ「夢判断」は見ていないが、良き夢だったように感じている。

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