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すくすく育ちました!〜植物を育てる楽しみ〜

あなたのお家では
花や観葉植物を育てていますか?

わたしは以前はベランダにプランターをおいて花やミニトマトの苗を植えたりしていたのですが、ここ数年は切り花を買って楽しむだけになっていました。

昨年秋に、大好きなポッドキャスト番組(over the sun)で、リスナーみんなでヒヤシンス(番組内では「ひやすんす」と呼んでいます)を栽培しよう、という企画があり、わたしも栽培してみることにしたのです。

そもそも水耕栽培なんて、幼稚園の時にクロッカスの水耕栽培をしたっきり。
(何十年前だ、汗)

さて、球根は、容器は、どこで買おう?

水耕栽培用の容器を買わなくてもペットボトルを切って使用することもできるそうですが、容器以前に、球根が近くで売っていないのです。

ホームセンターのようなところでは買えたのでしょうが、近所にはなく、通販で容器とセットになったものを入手。

水耕栽培、やって見て実感しましたが、本当に楽。

根が伸び始めると容器から根を出して水を入れ替えると根が折れてしまうので、球根を少し持ち上げて水を足すだけ。

(不思議と水は濁らないし、これでちゃんと育ってくれました)

容器にはかなりたっぷり水があるので、年末年始に帰省して留守にしても問題なく根を伸ばしていてくれました。

そして、開花。 

小さな花がひとつふたつ咲き始めた、と思っていたら、そこから1日2日でかなり花を咲かせてくれました。 

切り花も素敵なのですが、ある程度咲いた状態で買ってくるので、
「つぼみが開いていく楽しさ」
はあっても、
「毎日少しずつ成長していくのを見守る楽しさ」
は、全くの別物でした。

「ヒヤシンスは咲くと良い香りがする」
と聞いていたので鼻を近づけてみると、ほのかに甘い香りがします。

ちなみに、ヒヤシンスは色によって花言葉が違うってご存知でしたか?

ヒヤシンス全体の花言葉は
「スポーツ」「遊び」「悲しみを超えた愛」。  

わたしはどうにもヒヤシンスの花と「スポーツ」や「遊び」が結びつかなかったのですが、それはギリシア神話の円盤投げにちなんでいるのだそうです。

それは、こんなお話です。 

「太陽神アポロンと西風の神ゼピュロスに愛されていた美少年ヒュアキントス。

彼ははゼピュロスよりもアポロンに心ひかれていました。

ある日、ヒュアキントスがアポロンが円盤投げをしているのをゼピュロスが見かけて、嫉妬。 

彼が意地悪をして風を起こすと円盤の軌道が変わってヒュアキントスの額にあたり、彼は額から大量の血を流して亡くなってしまうのです。

そして、ヒュアキントスが流した血から紫のヒヤシンスの花が咲いたのだとか。 

アポロンがこの花を見て嘆き悲しんだことから、ヒヤシンスは
「悲しみのシンボル」
といわれるようになりました。」

ふむふむ。
だからこそのあの花言葉だったのですね。

ちなみに、ヒヤシンスは色によって花言葉が違います。

この神話にも出てくる紫のヒヤシンスの花言葉は
「悲しみ」「悲哀」。

赤いヒヤシンスは「嫉妬」。 

ピンクのヒヤシンスは
「淑やかなかわいらしさ」。 

白いヒヤシンスは
「控えめな愛らしさ」「心静かな愛」。 

青いヒヤシンスは「変わらぬ愛」。 

黄色いヒヤシンスは
「あなたとなら幸せ」。

我が家のピンクのヒヤシンスは花言葉どおり、おしとやかに可愛らしく咲いてくれています。

それにしても、最初は硬い球根だったヒヤシンスがこうして少しずつ根を伸ばし、花を咲かせていく様子を見ていると、
「日々自分がしているあれこれも、変化はすぐには目に見えなくても、こうして根を伸ばして少しずつでも花を咲かせていったらいいな」
と感じます。

一人暮らしでペットもいない生活ですが、こうして植物を育てることで「他者の生活を見守る」ことができるのはとても楽しいです(^^)

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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