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こんな時だからこその「和顔愛語」

東京・築地の築地本願寺には、
毎月「今月の参拝カード」というカードがあり、
実際にお参りに伺った時にいただくこときます。
(ただし、枚数限定です) 

また、築地本願寺のホームページでも
拝見することができます。 
 
先ほどになって、ふと、
「そういえば今月はどんな言葉だったのかしら?」
とホームページを拝見すると、 
今月の参拝カードには
このように書かれていました。  

表:
「新しい生活は『和顔愛語』で
おだやかな顔とやさしい言葉」 

裏:
「不安な状況の中で、
自分の都合が中心になってしまうと
私たちは『いかりの顔』『きびしい言葉』が
増えてしまいます。 
 
『和顔愛語』の教え通りには進みませんが、
それでも仏教の教えに身をゆだね
導かれようとする態度は大切です。」 

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ちなみに、あなたは
「和顔愛語」(わがんあいご、わげんあいご)
という言葉をご存知でしょうか? 
 
「無量寿経(むりょうじゅきょう)」
という経典に書かれている言葉で、
「おだやかな笑顔と
思いやりのある優しい言葉・話し方で
人に接すること」
です。  

お金や物がなくても誰にでもできる
7種類のほどこしである「無財の七施」には、
「愛語施(やさしい言葉で相手に接すること)」や、
「和顔施
(いつも和やかに、おだやかな顔つきをもって人に対すること)」
があります。 
 
「和顔愛語」はこの二つが合わさっているのですね。
なお、ここでいう「布施」「施し」は
お坊さんに差し上げるお布施などのことではなく、
「見返りを求めずに、
人を喜ばせることを考えて実践すること」
のようです。

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いつでも、誰にでもそのように接することは
とても大切なことですね。 
 
今、コロナ禍である上に夏の猛暑が襲い、
ただでさえイライラしたり
不安になったりしがちですから、 
そのようなおだやかな心持ちでいることも
難しいかもしれません。 
 
でも、逆にそんな時だからこそ、
自分自身がまず気をつけて
周囲のことを思いやったり
目の前のお相手の心を汲み取って、
「和顔愛語」を忘れずに接したいものですね。 
 
すでに8月も下旬になりましたが、
この今月のカードの言葉に、
今日出会えて良かったと思います。 

明日も、おだやかな表情とやさしい言葉で
人に接することを忘れずに過ごしましょうね。 
 
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。 
 
*「人生よかったカルタ・こども編」  
 
今回は、「の」、
「乗り物によってよかった」。 
 
どんな理由でも良いので、
(フィクションでもいいので、) 
「よかった」理由を考えて見てくださいね。   

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わたしの解答例は
「遠足でバスの一番前の席に座らせてもらえて、
よく見える景色をながめられたし、
そのうちに気分も良くなったから、
よかった。」
 
あなたはどんな「よかった」理由を考えますか?
ぜひ、聞かせてくださいね。

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