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2021.06.20

昨晩このnoteの話題が他者から持ち上がり、思い出したかのように(実際その通り)筆を取る、6月、梅雨入り。筆を置いている間に仕事が少し大丈夫になったり変な感じになったり5月に子供が生まれたり35年のローンがついた一軒家に移り住むなどして、日曜だというのに割と暇な時間のある職場でこれを書いてる。来月から育休を三ヶ月ほど取るので、夏をずっと家で過ごすことの冷房費とか、子供の寝かしつけとか日々の食事とか、そういうことを考えている。三十を目前にしてガンダムを知ろうとしている。夜になると網目の隙間から入り込む虫のことを考えている。暗がりの部屋で後ろに立つものの存在を考えている。リンパと老廃物のことを考えている。夏至のことを考えている。考えてる考えてる考えてる考えてる。家の玄関では実家の自室から追いやられてきた漫画の山が自らの行く末を案じていて、おれは優先順位が低いからという理由で面倒さを覆い、それらにはあまり積極的に手を出さずにいる。接さない時間の増加と愛着の減少は反比例していて、適当なところで売り払ってしまおうという思考が真っ先に浮かんだ時点でその山の今後は決まっている。愛着の底辺にあるものゆえにそこに手を伸ばすための動力の燃料は配当されぬ。寒暖は簡単な緩慢の看板、梅雨が明ければより億劫になるのだろうから、そのうち終わらせないと。

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