見出し画像

2020.11.14

案の定ぱったりと筆が止まりました。思いついたら書いていこうぐらいのスタンスなのでこういう頻度になるのははてなのブログを書いていた頃から全然変わっていないのだがそもそも変える気がなかったので何も問題はなかった。近況ですか。妊娠しました。嫁がね。先月子供のことについて書いていたらちゃんとコウノトリが飛んできてくれたのでよかったよかった。毎日胎児がどうなっているかを教えてくれるアプリで成長を見守っていますが、リアル志向だったらグロテスクな様相できっと向き合えないだろうからとふんわりした描写になっててオブラート〜〜って思いました。まだ3ヶ月ちょいなので大きく生活は変わっていないのですが、冬の終わりには子供を迎える備えもしているのだろうかと考えるとただ一切は過ぎていくのですね。土曜の休日は特にやることもなくて晴れた空の下、音楽を聴きながらパソコンに向かってこの文を書いている。11月の情景といえば冷たい雨と濡れた落ち葉のイメージなんだけど晴れた日に思い出すのは昔幼稚園の隣の畑に生えていた花梨の木。その実は傾いた日向の光を輝かしく跳ね返す黄色で大きく、どんな味がするのかは想像だにしない。もう30も近くなったけど結局花梨の味はのど飴でしか知らなくて、スーパーに並ばないところを見るにきっと生食できるものではないのかな、とろくに調べもしないまま印象だけ抱えてここまできた。死ぬまでにこの世の全てを知ろうなんて無理なんだなって。伸びてきた髪は櫛で梳かした方が調子がいいなんてこの歳で再認識しているぐらいのお粗末な日々。将来生まれしわが子ぐらい澄んだ目で物事をとらえるにはもう遅すぎるんだけど、そんな気持ちにしてくれる新しい発見を常に求めている。男の子はそういうもの。

頂いたサポートは文章音声映像などの形で還元を予定しております