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流星花園~花より男子«流星花園»(英語:Meteor Garden)

新しめの台湾ドラマの紹介が続いていて、そういうのばかりを期待されてもプレッシャーなのでかなり昔のドラマも紹介していこうかなと…。

出演:言承旭(ジェリー・イェン)、徐熙媛(バービー・スー)、周渝民(ヴィック・チョウ)、朱孝天(ケン・チュウ)、吳建豪(ヴァネス・ウー)ほか
監督: 蔡岳勳(ツァイ・ユエシュン)「戰神 」「痞子英雄」
プロデューサー:柴智屏(アンジー・チャイ)
原作:神尾葉子《花より男子》 
台湾放送:2001年4月 華視
尺:90分(広告含む)×19話

日本の少女漫画を台湾でドラマ化。高身長イケメンをキャスティングし、台湾だけではなく東南アジアなどでも爆発的な人気となり台湾ドラマのマイルストーンともなった作品。この作品以降台湾でトレンディードラマが量産されるようになり、海外セールスもされるようになりました。

2004年だったか2005年だったか、当時、私は音楽関係の仕事をしており、かつ昔からやっていた中国語の勉強とつなげたいため、C-POP(といっても大陸ではなく台湾の)にはまって歌詞で勉強を続けていました。なのでもちろんこのドラマやF4の存在は知っていました。いましたが、ドラマにいこうとは思っていなかったんですよねぇ。
そんなある日、当時不眠症の私は、夜中に目が覚めてしまい、再度眠れそうにもなかったので、テレビをつけてザッピングしていたら、TOKYO mxで深夜枠でこのドラマが放送されていたというわけです。

荒削りなのになぜかはまる世界観

当時の台湾のドラマ撮影の技術や役者の演技は粗削りでした。本作でも雑音がめちゃくちゃ入り込んでいたり、ガンマイクが見切れていたり、クオリティとしてどうなんだという点はあります。でもそれを上回るくらい『花より男子』の世界観が再現されていてはまっちゃうんです。『花より男子』というIP自体が世界的に鉄板なんでしょうね。だからこそいろんな国でドラマ化されているんでしょうね(多分『イタズラなKiss』も同様かなと)。

F4の4人は当時はど新人だったので演技はやはりぎこちない感じはします。ただ、演技経験少ないながらも昔から芸能界で活躍していたバービー・スーが全体を引っ張っており、彼女の演技によってどんどんドラマの世界に引き込まれていくんです。

また、当時演技に不安のあるイケメン新人のヴィック・チョウを花澤類役にしたのも良い配役でした。まんまとヴィックにはまっちゃいましたよ😏
※ヴィックは友達のオーディションに付き添ってスカウトされたシンデレラボーイ。お友達は本作ではつくしの幼馴染役で出番少なし😿

華流来るか…と思いきや

この作品をきっかけに韓流に続けと台流や華流という言葉が作られ、韓国の次は中華圏エンタメのブームが来るぞという空気感がにわかに巻き起こりました。しかーし、その波はすぐに引いてしまい、韓流ほどにはならず、一部のファンだけのものとなってしまいました。

それはなぜなのか、いくつか理由はあると思うし、詳細を書こうと思えばいくらでも書けるのですが、ぱっと挙げられるのは、業界の足並みがそろわなかった(協力体制が気づけなかった)、台湾政府の後押しが弱かった(台湾はエンタメで集客しなくても観光業で十分往来があった)、ドラマジャンルのバリエーションがなかなか増えなかったなどかなぁ。

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