「プロ野球☆スター街道」加わる光(3年目前半)「パワプロ2022」
前書き
完成したレボリューションリーグで遊んでみて、その様子をチーム紹介の意味も含め、記事にしていきます。
今回は3年目前半、オールスターまでのペナントの様子です。
本編
ペナントレース
3月30日に開幕を控えたレ・リーグのペナントレース。レ・リーグ設立から5年が経過し、勇村始め当初からの主力の高齢化が進む一方、近年のドラフトで加入した選手が力を見せ始めている。そんな今シーズンのバルカンズの陣容を紹介しよう。
(主な選手だけピックアップします。)
今シーズンのバルカンズは、昨年同様パワフルズとの対戦で開幕を迎える。
パワフルズの先発はアメリカから舞い戻って来た神童。対するはバルカンズ不動のエース勇村。日米で実績を積んだ左腕の挑戦を、古武士が受ける形となった。
試合は1回裏に東條のソロホームランでパワフルズが先制。しかしその後勇村は立ち直り、要所を三振で締めるピッチングで7回9奪三振の好投。しかしバルカンズの打線は神童に封じられ、散発4安打に終わる。
神童は凱旋登板を完封で飾った。
2カード目は友沢が抜けたカイザース。四番にはベテランの域に入った蛇島が座る。
2回にカイザース先発ハンプシャーがフルへのフォアボールでランナーを出すと、その後六道まで三連打で一挙に3点を奪う。
5、6回に両チーム1点ずつ取り、迎えた9回表。先頭の矢倍が出塁するも4番・蛇島がサードゴロに倒れ、5番竜王も三振。浜崎、太良の連打で2点を奪うもそれまで。もしここに友沢がいれば、と感じさせる結果となった。
4月に入り、球団広報部では昨年の猛田の首位打者及び最多安打記録獲得を記念したグッズの販売が提案される。
しかしオフでの橘のFA引き留めやヤーベンの獲得に掛かった費用がかさみ、新商品を開発する余力は全くない。最低限試合を運営する資金をなんとか捻出する、人気のない下位軍団の悲哀に満ちた姿がそこにはあった。
ただ今シーズンのバルカンズは投手陣が奮闘する。
勇村、橘の2日連続完封勝利に、カイザースとの2試合連続の延長12回の戦いを制し、さらにはベテラン雨宮の完封など、多くの劇的な勝利を重ね、球団記録となる9連勝を記録。一時はパワフルズと同率の首位につけるなど、力強いスタートダッシュを飾った。
4月終了時点で2位と、チーム創設以来の快挙を達成する。
5月には韓国へ野球留学していた矢部と平泉が帰国。
矢部はテコンドーの後ろ回し蹴りのカッコよさに魅せられ、その練習ばかりしていたところ体幹が鍛えられたのか、打撃のスイングにも力強さが加わる結果に。
平泉は韓国の辛い料理群が口に合わず一時期その小柄な体がさらにやせ衰える事態となったが、日本にも由来がある海苔巻き料理のキンパップに出会い、それをひたすら食べ続けることが体一回り大きくなり、打撃の力強さと腰を落とした守備を身に着け全体的な安定性が増した。
ただ矢部の凱旋試合では4打数1四球無安打と、すぐには結果が出なかったが、今後の飛躍を期待したい。
交流戦中の5月29日、パワフルズ・福家が400本塁打を達成。名実共に球界の主砲と言っていいだろう。
しかしそんなバルカンズの勢いは長くは続かない。交流戦が終わると細かな連敗を繰り返しあっという間に借金生活に。
6月23日のカイザース戦ではこの日一軍で起用されたドラフト1位ルーキー井桁が2回9失点、さらにその後に投げた水戸口も7失点で、その後も打たれ計19失点のレ・リーグワースト記録を樹立してしまう。
しかしドラフト1位の井桁のフォークはプロでも十分通じる威力があり、今後の活躍を期待したいところだ。
オールスター直前のキャットハンズ戦。
キャットハンズの正捕手には社会人ルーキーの市橋が座り、俊足の猫神は代走に甘んじている状況が今シーズンは続いている。
キャットハンズ先発は昨年ブレイクした本農。スタミナ不足の先発陣の中にあって、打たれながらも多くのイニングを稼いでいる。
試合は2対2で迎えた6回裏、3年目の成長株・栗田からフルがソロを放ち逆転。
しかしキャットハンズも4番・犬吠が8回に再逆転となるツーランを放ち、試合を決めた。
トレード
バスターズ・玉置⇔ソフトバンク・リチャード
今シーズンはトレードによる移籍はほとんど無かった。
ここで、前半戦の結果を見てみよう。
前半戦の成績
全体
レ・リーグ設立後5年間ずっと前半戦終了時には首位だったカイザースが初めて陥落し、古豪・パワフルズがトップを走る展開に。新鋭・バスターズも3.5ゲーム差で首位に迫り、上位争いは目が離せない。
一方、バルカンズは6年目にして初めて4位につけているが、しかしやんきーズとのゲーム差はわずか0.5、そしてプレーオフ進出圏までは5.5ゲームと厳しい状況だ。
今シーズンはキャットハンズが最下位に追いやられており、ここ数年進めてきた走力重視のチーム作りが上手く機能していない。
バルカンズは今年も交流戦で最下位に沈み、せっかくの5月までの勢いが打ち消される結果に。主力は充実していきているが、選手層が薄くシーズン途中の息切れが目立つ。今後さらなる充実が図れなければ上位進出は厳しいだろう。
チーム成績
上位3チームで得点力に大きな違いはなく、投手陣の安定感もカイザースが抜け出ているが、パワフルズは勝てる試合を確実に勝ち、トップに立っている。
やはり友沢が抜けた穴は大きく、他の選手では塞ぎきれていない。
バルカンズは昨年まで前半終了時点で400点を超えていた失点が今年は何とか300点台。今年は留学以降力を付けてきている真壁を始めリリーフ陣が好調で、なんとかこの勢いを維持したいところだ。
個人成績
バルカンズは若手の真壁に加え、昨年は防御率9点台で終えたナイトレイが今年は好調。橘を始めこれまで奮闘してきた先発陣の頑張りに応えている。
猛田は昨年の出来からするとやや不振と言えるか。フル、植杉、美浦と彼の後に続く打者が二桁本塁打を記録しており、猛田が昨年並みに打てれば上位に滑り込むことも夢ではない。
ただ今年加入したヤーベンが一軍に定着できておらず、バルカンズとしては苦しい台所事情から捻出した大枚をはたいた甲斐がない結果となっている。
バスターズは衰えが見えてきたオルティズに代わり、今年は上河がクローザーを務める。(寸前✕持ってるんですが、COMはそこを考慮しないのか、考慮しても適切と判断しているのか…?)
打線はこれまで4年連続で二桁本塁打を記録してきた強打者・玉置が抜け、全体的に迫力不足で、カイザースに代わりリーグ覇者となるチャンスをパワフルズに奪われた格好となっている。
キャットハンズ投手陣は昨年からあまり変わっていないが、野手では犬吠が好調。昨年までの2年間は"友沢二世"と呼ばれた期待に応えていなかったが、友沢がアメリカに渡った後、本当の意味で彼を継ぐ存在になれるか、注目したい。
やんきーズは期待されていた若手の隠岐ノ島、右高が雌伏の時を経てここまで2人で7勝。堂城川、鷹野が移籍した後日本人エースの座は空席となっていただけに、その資格を得られるか注目だ。
キャッチャーでは、今年は正捕手に大野が座り、半田はレフトでの起用がほとんどとなった。これまで大野は極度の左投手へのトラウマからキャッチャーマスクは被れずにいたが、剛球左腕のアランの球を間近で見続けたためか、ようやく過去の自分を克服しつつある。
(半田もいつの間にか特能のキャッチャーランクがDになっているんですが、Fからスタートした大野がDになったためか、正捕手の座を明け渡すことに)
パワフルズはアメリカ帰りの神童が求められた通りの結果を出している。そこに槙村、千賀のストレート自慢や若手の星井も加わり、カイザースに並ぶ強力な先発陣を構築している。
一方打線は両主砲は相変わらずだが下位打線が振るわず、特にショートの児島は打撃成績が伸び悩んでいる。そこに今年は中堅の泉、清水が割って入る形で打線の繋がりを維持、首位の立場を支えている。
カイザースの先発陣は変わらず力を発揮しているがリリーフ、特にセットアッパーの赤井とクローザーの月夜野の成績が芳しくない。
また打線も友沢の代わりとなり得る選手は、当たり前と言えばそれまでだが見つかっていない。一つ希望があるとすれば、6年目となる浜崎が打率1割台ながらプロ入り後初めて2桁本塁打を狙える位置に来ていることか。
各種タイトルのトップを走る顔触れに今年は少し変化が。本塁打王には日本球界5年目のフルが初めて先頭を走る。また最多勝候補は昨年帰って来たばかりの神童が早速名前を連ねる。
最多セーブは昨年のホールド王の上河。一度は失敗したクローザーに今年挑戦し、結果を残している。
次回、3年目後半(オールスター、インターナショナルベースボールカップ、日本シリーズ終了まで)をお送りします。
自作レボリューションリーグで遊んでみた記事のまとめは以下からご覧になれます。