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深視力検査の基本

深視力検査というのは、大型免許や二種免許を取得する際に行われる視力検査の一つで、両隣の棒と真ん中の動く棒が同じ位置に並んだと感じるところを答えるテストです。  
両隣の棒と前後2cm以内の誤差が合格範囲であり、3回測定して合計の誤差が6cm以内(平均誤差が2cm以内)で合格になります。
棒と棒の間隔は3cmで、真ん中の棒は前後に20cm動くとされています。


深視力検査機には2種類ありまして、一窓式と二窓式というものがあります。
一窓式とは、自分自身が検査機から2.5m離れた位置から棒を見るタイプです。二窓式とは、箱の中を覗き込んで、棒をみるというタイプで、運転免許試験場の1回目はほとんどがこのタイプだと思います。二窓式では最初に通常の視力検査を行い、大型免許や二種免許をお持ちの方はそのまま深視力検査を続けて行えるという機械となっているようです。

機械について色々調べてみましたが、二窓式は窓から覗くという構造上、窓から棒までの距離感を出すために、鏡の反射を使って擬似的に2.5m離れたように見える棒を見るという構造になるようです。
多くの方は二窓式をとても難しいと感じているようです。
これは試験場にもよりますが、最初二窓式で検査をして不合格だった場合、時間をおいて別室に呼ばれ、一窓式で再検査をするところもあるとのことです。
一窓式は二窓式に比べると、棒を直接見るので二窓式よりは難易度が低いと感じると思います。実際、多くのかたが二窓式で不合格でも一窓式の再検査で合格という声をよく聞きますので、おそらく試験場の救済措置なんじゃないかと思われます。

また、棒が動く速度は特に決まりがあるかは不明ですが、ネットでみた機械の説明書を読んでみた限りだと、2.5cm毎秒、もしくは5cm毎秒を切り替えることができる物もあるようです。

私は色々な眼科やメガネ屋さんに行って深視力検査をやっているか見て回ってみましたが、二窓式の検査機を置いてあるところはありませんでした。
しかしそれはしょうがないと思います。機械の機能的にも二窓式は値段が高いし、そもそも深視力の検査のためだけにそんな高価な物は置けないんじゃないかと思います。
もちろん置いてあるところもあると思います。
なので、現実的に二窓式の機械を使って練習ができるところは非常に少ないのではと思われます。
したがって、深視力のトレーニングは、再検査で使われるであろう一窓式での合格を目標にして行うのが現実的だと思われます。
もちろん地域によって違いはあると思いますのでご了承下さい。


私は深視力検査に悩むみなさんに少しでも力になりたいと思い、いくつかトレーニング動画を上げさせていただいております。

二本の線

https://youtu.be/ds6knL103FY

https://youtu.be/5aiEZIDmFrQ

私の作ったトレーニング動画についてなんですけど、慣れてきたら少し離れてトレーニングもいいと思います。
実際の試験は、2.5m離れるということに基づいていますが、撮影の環境上近い距離からしか撮影できていません。したがって、より実戦に近い状況で試したければ、少し離れた状態で動画をご覧いただくとまた難易度が上がると思います。
というより、画面に近づきすぎるのは目に良くないので、普段でも50cmから1mは離れてみた方がいいと思います。
深視力は目の疲労も影響しますので、動画視聴のしすぎには十分ご注意ください。

後これはあくまで私の感覚なのですが、私は棒の間に三角柱があるというイメージを持ってテストを受けています。
例えば、こんな感じです

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で、棒が真ん中に近づくにつれて、三角柱が平らになっていくというような感覚で見ています。

ということで、今回は深視力検査機の種類やトレーニングにおける注意点などをお話しさせていただきました。
みなさんが深視力検査で合格することを心から願っております。

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