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【ドラマ】「大豆田とわ子と三人の元夫」恋のはじまりは何度だってときめく

 「大豆田とわ子と3人の元夫」が大大大好きだったのに、連ドラ放送している時はうまく書けず……こんなに時間がたってしまいました。というかすべてが好きすぎてうまく書ける自信がない。こんなのなら、毎週ちょこちょこ書いておけば良かったな。カルテットがとにかく好きなので、同じスタッフに、松たか子さん、松田龍平さんと知った時点でものすごく楽しみにしていました。

(話はそれますがカルテットってものすごくハマる人とそうでない人と分かれますよね……私はハマったタイプでした。カルテットのこともまた書こう!)

見ていた方、一番好きな回はなんでしたか?それぞれに印象的な回があったかなと思うのですが、私は圧倒的に、オダギリジョーさんが出てきた第8話です。

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えーうそ!元夫たちじゃないんかい!という感じが自分でもするのですが(笑)

この回だけ繰り返し見てしまうほど、大好き。(ちなみにカルテットも、メインキャストの回じゃなくて、クドカンが出てくる回が好きなんだよなぁ……w)

私、「恋のはじまり」に弱いのかも

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(これは7話ですが)ラジオ体操で出会って、バスの中でまた出会って。

仕事が好きだと言ったとわ子に対し、「見ててくれる人がいるから頑張れますよね」と小鳥遊(タカナシ)が何気なく言ったときに、亡くなった親友・かごめのことをじわじわと思い出すとわ子の表情が震えるほど上手い!松たか子、まじですごいなと思う。

かごめの話を聞いてもらって。その時、小鳥遊からもらった言葉に救われて、嬉しくて、それはもう嬉しくて。

8話の始まり、ご機嫌で美容院に行き、街の子供たちを微笑ましく見守り、丁寧にたくさんの野菜をみじん切りにしてカレーを作りすぎてしまう。

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恋のはじまりの高揚感が、丁寧に丁寧に描かれていて、あぁ、ここから始まるんだ、と素敵な気持ちになりました。

そのあと、何度も繰り返されるファミレスのシーンも本当に素敵でした。

このシーンですね!

小鳥遊に恋愛のアドバイスをしながら、成長していく小鳥遊を見ながら、自分がどんどん惹かれていく感じがもう絶妙!でした。

とわ子がアドバイスした「口紅の色をほめる」ができるようになった時、ほめられて嬉しい気持ちと自分に対してじゃないという心の葛藤が、言葉なく描かれているのが見事でした……。

坂本裕二脚本は、「不要かもしれない」言葉の羅列が最高なのに、この絶妙な心理描写は言葉にしない。

それが本当に本当に見事で。

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元夫たちが新しい男ができたのではと勘ぐって止まないシーンも見事(笑)別れてもこんなに愛されているってすごいなあ、3回離婚するのも悪くないと思ってしまう。

元夫と、オダギリジョーさん扮する小鳥遊が圧倒的に違うのは、元夫がもう過去のエピソードなのに対して、未来の人であったことかな。だからこんなにもワクワクしたのかもしれない。

語りたいエピソードはまだまだあれど、一旦このあたりで。追記するかもしれません。




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