【クリアレビュー】ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家〜
タイトル【ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家〜】
発売日【2019年 9月 26日】
ハード【Switch】
総プレイ時間【30時間】
総評: 『アトリエシリーズ最高記録』をたたき出したという称号にやられた。
ライザのアトリエは従来のシリーズとは違った魅力が売りのゲームだ。従来のシリーズは年頃の少女が錬金術士と出会い成長していく物語だったが本作では"ライザが"、といより"ライザたちが"、というふうになっていた。普段なにげない日常そんな「なんてことない」がいかに大事なことかを教えてくれるような作品だ。
ストーリー全体を見ればかなりいい作品だと思うが、個々のキャラクター同士のやりとりは如何せんあっさりだったように感じられた。
従来のシリーズでは、キャラクターとのイベントがありサブストーリー的なものがあったが本作にはない。メインストーリーのみでキャラクターの仲が進展していくためキャラクターへの愛着が湧かない。テンポ良くストーリーが進んでいくのと、ボリュームが少ないのが相まって、飲み込む前に話しが終わってしまいエンドロールを見ながらあれこんなもん? となってしまった。
本作から新たに導入されたリアルタイムバトルも正直よく分からなかった。
従来のターン制コマンドバトルではなく、リアルタイムに進んでいくバトルでは考えている間もバトルが行われていき操作キャラ以外は通常攻撃しかしてくれないためスキルやアイテムを使いたい場合にはキャラ変更しないといけない。
アイテムに使用回数があるのはいいのだが、回数をチャージさせるのに他のアイテムを犠牲しないといけないのが地味にめんどくさい。いるから持って行っいるのだが?
Apを溜めることで、攻撃回数やスキルを使えるのだが結局のところボタン連打ゲーになる。
先程述べた通り思ったタイミングでアイテムが使えないためスキルでゴリ押した方が早いじゃんとなる。
従来のシリーズだと、逆に最強錬金アイテム作れば裏ボスでもワンパンキル出来るためアトリエとはそうゆうもの。
正直なところ『アトリエシリーズ最高記録』の作品という称号に踊らされた感が半端ない。
個人の好みの為仕方のないことだがわたしはライザよりも前の作品の方が好きだ。人に勧めるとしても人気なゲームだから一度は触れといた方がいいよ程度だろう。
あとはアニメ放送が決まっているためそちらで補完で良かったまであるかもしれない……。
一応フォローのため言っておくがアトリエシリーズは好きだし、ライザのアトリエもかなりの良作だといえる。ただわたしにハマらなかっただけで。
続編と完結編とあるのでそちらも何れやってみようと思う。連続でやりたいとは思えないが……3D酔いが酷いため。