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もうひとつの風花雪月〚青燐の編〛Part2

こちらは2022.7.22~26に、Twitterにて書いていた内容を加筆修正したものになります。


ep6青燐の章 〚陰謀の気配〛

ロナート卿と一緒になって帝国側へ裏切りを考えていたローべ伯らを護送していた部隊が襲われたと報告が入ったところからはじまります。

死者多数。ローべ伯は行方不明。生き残ったひとの証言では謎の魔術で襲われたと、それはもうコルネリアあのババアしかいませんね。
西に隠れているとの情報があったので西部諸侯と協力して反旗する機会を狙っているのでしょう。

さて、今回のお相手ですがジェラルト傭兵団と、死神騎士とベルナデッタちゃんでした。
(ベルナデッタちゃんは説得。死神騎士は条件付き)
あとは左端にいる灰色の悪魔さんの髪と瞳の色が変わりました。レア様と浅からぬ因縁があるジェラルトさんとしてはやはり王国とは反りが合わないようですね。

ep7青燐の章 〚王の目覚め〛

灰色の悪魔さんの次は北方の民スレン族です。
ゴーティエ辺境伯が殺されスレン族が王都に迫っていると、情報が一方的なもので真偽が怪しいのですがもし本当だったら後手に回るとヤバい。…という事で、ディミトリ、ドゥドゥー、ロドリグさんと数名が王都へ様子を見に行くことに。

居残りメンバーにはフェリクスがいるから大丈夫っしよ!

ディミトリ王都でああなります↑

偽情報だろうなと。絶対コルネリアの罠だろうなと。案の定やっぱり、コルネリアと西部諸侯の(アネットの伯父さんドミニク男爵など)罠でした。
民を人質に取られていた為ディミトリは自ら捕虜として捕まったようです。一緒にいたドゥドゥーとロドリグさん行方は不明。

本編の頃からそうでしたけど。ディミトリは良い意味でも悪い意味でも『真面目に王様』をやっているんです。どれだけの重圧に押し潰されそうになっても弱音なんて吐かず、冷酷非道な王様を演じ続けているんです。──あの悲劇でただひとり自分だけが生き残ってしまったから。生き残ってしまったからには、無念に死でいった者のために、手向けとなる『こと』をしなければという使命感に囚われて。

「王国の民の命も、死んでいった者たちの無念も、あなただけに背負わせたくはない。
あなたと共に戦うために、おれたちはここへ来たのです」

生き残ったことを罪だと思わないで。

生きることを死者への贖罪につかわないで。

貴方は貴方のために生きて。だって王様であるまえにひとりの『人間』なのだから。

せめて仲間の前でだけでも『ディミトリ』のままでいてほしいですよね。
だってあの悲劇の被害者は彼だけじゃないのだし、それに犯人へ『復讐』をしたいのはディミトリだけじゃないのだから。

『復讐』することが世間的にはよくないことであっても──私たちは貴方と共に成し遂げましょう。
貴方にとって『復讐』とは法に則ったやりた方で犯人を処罰する方法でないとしても──私たちは全ての罪を貴方と共に背負いましょう。

ちなみですがコルネリア逃げました。
ダスカーの悲劇は誰が描いた絵図なのか、お前を動かしている黒幕は、そしてディミトリの継母は事件後どうなったのか──全ての謎に対し「お義理姉さまお聞きなさいな」とだけ言い残し、控えていた魔道士たちと共にどこかへ転移していきました。


ネタバレ⚠︎ ep8青燐の章 〚血染めの槍〛

物語開始から20年前。王都で疫病が流行りディミトリの実の母も含め多くの人が亡くなりました。
そして滅亡しかけた王国を救ったのがコルネリア。

(その功績から『聖女』と呼ばれ国民からの信頼も厚かったのだが、ディミトリが物心ついた頃から性格が兇変。
だいたいこの頃に『今の』コルネリアと入れ替わり、里から家出したハピを捉えて実験していたんだと思われる)

王から「褒美をあげるけどなにがいい」と聞かれ、コルネリアは褒美はいらないから帝国にいる友人を助けてほしいと願った。そこで帝国から亡命していたパトリシアと、前王ランベールが出会いました。

その後、ランベールは自身の後妻としてパトリシアを匿う。その事はロドリグさんや一部の家臣しか知らない事実で、実際は夫婦とゆうよりも部屋に軟禁された捕虜の方があっているかもしれない。
会話も殆どなかったそうなので。

前王とパトリシアの関係は不明ですが、ディミトリにとっては本当に、新しいお母さんが出来たと大喜びで心の支えになっていました。
でもパトリシアさん的には彼と同い年くらいの子供を帝国に残し王国へ逃げてきたので気が気じゃなかったでしょうね。
ディミトリの話でも「彼女はいつも遠くを見ていた」と言ってましたし。

帝国貴族であるパトリシア。その正体はアランデル公の妹にして、第四皇女エーデルガルトの生母アンゼルマ。

彼女はアドラステア皇帝イオニアス9世の側室であり、つまるところ人妻なのである。
ひとの奥さんに手を出しちゃまずいでしょ、ということで親しい者以外には事情は伏せられていた。

イオニアス9世といえば『女神の塔』での伝説ですね。クリスマスパーティーを抜け出した男女が告白すると──うんたらのあの伝説の元ネタのひとです。

彼も士官学校の卒業生で、たまたまふらりと立ち寄った女神の塔でアンゼルマと出会いふたりは恋に落ちました。互いに『初恋』だった。
ですがすでに彼は即位した後で正妃もいたし、多くの子をなすために後宮もたくさんいたしで結局アンゼルマもそのひとりとして向れられたがエーデルガルト曰くふたりには確かに愛があったと。
彼女が物心をつける頃にはもう王国へ行ったあとだったので母の顔は知らないのですけどね。

娘は母の顔を知らない。母は産んですぐに娘と離れ離れにされて知らない土地に軟禁状態。
そんな時にコルネリア(偽)が甘い言葉を「──娘に会いたくないか」なんて言われちゃ食らいつかないわけがないですよ。
彼女は娘に会えるなら何を犠牲にしてもいいと、悪魔に願ったことにより『ダスカーの悲劇』に繋がり多くのひとが犠牲になり、ディミトリは心に大きなトラウマを植え付けられることとなったんですよね。


時は流れ今度はアランデル公に連れられエーデルガルトも王国へ逃げてくることに。
(そのとにアランデル公とタレスが入れ替わった模様)

その時、本当に偶然に、ディミトリとエーデルガルトは『友人』として出会い。その出会いはふたりにとって『初恋』という甘酸っぱいものとなった。
※左の茶髪の娘がエーデルガルト
   右の男の娘がディミトリ

あれから数年後、義姉弟殺し合っているのだから人生なにが起こるかわからない。
もっというならクロードの母方の実家であるリーガン公爵家は元を正せばブレーダッド家の分家だから、ディミトリとは遠縁の関係とも言える。
エグいくらいに親族でバチバチし合っとる……。

書くスペースがなかったのでついでになるんですがコルネリアはep8での戦いで命を落とします。
腐った肉に防腐剤をまいて誤魔化してただけなので無理がたたったのでしょうね。


ep9青燐の章 〚再会の城塞〛

さて前回、コルネリア討ち取り次は帝国となったのですが、こちらよりも一歩速くエーデルガルトが動きました。
アリアンロッドへ皇帝自ら攻めて来たのです。防衛には教団(シャミア/カトリーヌさん)とマイクランが居ますが──

なぜフラグ建てた?! 騎士として最高な最期を遂げマイクラン退場。入れ替るようにシャミアさん加入(説得。傭兵なので今後も宜しくという意味で)

戦闘終了。

ディミトリとエーデルガルトの因縁の戦いのムービーが流れるのですが途中タレスの横やりが入りエーデルガルトが……。
※本編青ルートのラスボスです。

さすがに『あれ』を相手に戦いを続けられない! と、いうことで戦略的撤退です。
ディミトリも深手を負ってしまいしばらくは絶対安静状態。
エーデルガルトも無理やり『あれ』にされたわけですから『無傷』ともいかなった様子で……。

使いものにならなくってしまった『皇帝』の代わりは誰がするか! ──次回、あの豚さん登場です。

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