27日のファンダメンタルズ

・先週のNY市場
ドル円105円台突入→心理的節目の105円を試すか
米国感染第2波→新規失業保険申請件数の増加
米中対立激化
木曜日から米経済の先行き不安によるドル売りに変化、ドル円は下値警戒感を強めている


・アメリカのストラテジスト
バイデン大統領、警戒で株価大幅下落か
市場はバイデン氏の政策を警戒して9月から年末までに20%下落するだろう

・8月は円高になりやすいアノマリー
円高要因
夏休み前の日本輸出企業のドル売り予約
8月中旬の米国債利息の大量払い
コロナ不況で日本企業の海外進出が低迷
円安要因
日本輸出の激減、訪日外国人蒸発
日本年金基金のドル買い余地の拡大
日本FX取引愛好家の逆張り志向

・米国個別州で秋まで新型ウイルス感染継続→そのまま冬場の全米で感染拡大 新型インフルエンザは10月から
ワクチン開発、モデルナの第3段階の治験結果が10月末まで出ない
アストラゼネカの第3段階の治験結果が8月中か9月初旬→波乱要因?

・30日木曜日の米第2四半期GDP、-40%の大幅低下予想

・東京見通し
米中対立懸念、国交断絶につながる懸念を受けたリスク回避地合いで続落が予想される
新型ウイルス感染者が拡大しており、米経済はリセッションに陥り、黒人差別への抗議が拡大していることで、11月の米大統領選での再選が危ぶまれている
今回の領事館閉鎖合戦は、第1弾(ヒューストン、成都)に続き、在米総領事館(サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルス)在中国総領事館(審陽、広州、上海、武漢、香港)とエスカレートする可能性があり、落としどころが見えないことで、米中国交断絶につながる可能性に要警戒となる

・15:00 東京市場概況 週明けドル安基調さらに強まる
ドル全面安の流れが続く中、東京市場でもドル売り円買いの動きが広まり、105.50円割れまでと、先週末の水準を割り込んで売りが出る展開

・20:00 ロンドン中盤ドル売り再燃
105.25円まで値を下げる

・24:00 ドル円下げ幅拡大
欧州時間からのドル安の流れが継続し、24時に一時105.12円と3月13日以来の安値を付けた

・NY市場概況
ユーロドル7日続伸
ドル円3日続落
米中対立激化懸念などを背景に全般ドル売りが出たほか、28-29日の米FOMCを前に、FRBの金融緩和が長期化するとの思惑からドル売りが出たとの指摘があった

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