17日のファンダメンタルズ

・東京見通し
米中間の本格的な関係悪化や、ウイルスワクチンの開発に成功したなどのニュースがなければレンジ内の取引になるだろう

・欧州市場見通し
週末にかけてのEU臨時首脳会議を控えて様子見ムードに
今週の相場はリスク選好と回避の動きが交錯している
株式市場では快進撃を続けてきた米ナスダック指数や中国・上海総合指数などに調整の動きが加わっている
米中関係の悪化や新型コロナ感染拡大の動きが続いていることが懸念材料となっている

・14:00 クロス円さえない
東京での新型ウイルス感染者数は290以上の見通しとの報道が伝わると日経平均株価が110円超下落
クロス円もつれ安となった

・見通し
今週の相場はリスク選好と回避の動きが交錯している
米中関係の悪化や新型ウイルス感染拡大の動きが続いていることが懸念材料となっている
一方で、各国経済指標はボトムアウトを示す結果が多くなっている
新型ウイルスに対するワクチンや新薬開発の話題も増えてきており、今後の治療への期待も出てきている

・今週は日銀、カナダ中銀、ECBなどの主要国の金融政策が発表されたが、いずれも現状の大規模な緩和策の維持が決定されている
しばし状況を見守る姿勢となっている

・今日明日とEU臨時首脳会議が開催される
主要議題はEU復興基金について
メルケル独首相は、夏休みまでに合意した意向を示しておりもう時間に余裕はない

・NY見通し
株式市場の軟調推移を受けたリスクオフ地合いのなかで、新型ウイルス関連のリスクオンオフ報道や米国の経済指標を見極めていく展開
新型ウイルス関連では、コロナワクチン開発をめぐるリスクオン的な報道と感染拡大というリスクオフ的な報道の強弱を見極める展開
第2次米中貿易戦争の可能性が高まりつつあることで、毎年4月に予定されている米財務省による為替報告書が発表され、中国を再度、為替操作国を認定する可能性にも要警戒

・20:00 ユーロ買い優勢
EU臨時首脳会議の合意に向けた前進が期待されている模様

・24:00 ドル円じり安
ユーロドル上昇に伴うドル売りが入り、一時107.09円と日通し安値をつけた
7月米消費者態度指数が73.2と予想の79.0を下回ったことも相場の重し

・トランプ大統領
次の景気刺激策として給与減税を主張する

・NY市場概況
ユーロドルでのユーロ高ドル安もあり朝方はそれまでのレンジの中ながら、週末を前にしたポジション調整などに抑えて円高進行が優勢に
ドル円は107円を割り込んで、106円台90銭まで値を落とした

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