音楽史①:バロック時代

ちょっとクラシック作曲家の有名なことくらい知っておこうと思ってゆるーくお勉強中。作曲家の人生とか逸話って面白い。

1600年〜1750年あたりの美術・建築・音楽を言い表す「バロック」という言葉は、ポルトガル語のbarroco(ゆがんだ真珠)に由来する。

バロック音楽は、複雑なルネッサンス音楽の形式を単純化しているのが特徴。やがて、装飾過剰な新たな構成が特徴になる。イタリアで始まり、徐々にドイツへ移行。

有名な作曲家と作品を紹介。

ヘンリー・パーセル Henry Purcell

1659−1695🇬🇧

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オペラ『ディドとエネアス』(1689)                 『ファンタジア』(1677)

イギリス王室に支える宮廷音楽家の子供として生まれる。

8歳の時にすでに作曲した短い歌を発表。

20歳で王室礼拝堂のオルガニストとなる。

『ディドとエネアス』は英語で書かれた最初の本格的なオペラ。

ヨーロッパ最大のバロック様式のロンドンのセント・ポール大聖堂の少年聖歌隊員たちは、他の聖歌隊の指揮者に誘拐されて歌わされることがあった。

アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi

1678−1741🇮🇹

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ヴァイオリン協奏曲 『四季』(1725)<『春』

父はバイオリン奏者だが小さい頃から身体が弱く、聖職者となる。

女子孤児院で住み込みのバイオリン教師・指揮者・作曲家となり、少女たちの演奏会はベネチアで評判だった。

生涯で協奏曲を500曲以上作り、年収も音楽家としてはトップクラス。

『四季』(1725)の中の『春』はホ長調でテンポよく楽しげ。『夏』はト短調で雷や暑さを表現。『秋』は収穫を祝う農民たち、『冬』は寒さや暖炉の前の穏やかな雰囲気を表現。各季節が3つの楽章で構成されていて、いろんな面を表現しているらしいので、一度解説と合わせて全部聞いてみてほしい。

晩年は、人気もなくなり、戦争が勃発したこともあり、幸せではなかった。

ヴァイオリン協奏曲 『四季』(1725) の『春』は、豪華な宮殿の映像とかのBGMで聞いたことある曲。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ Johann Sebastian Bach

1685-1750🇩🇪

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『ブランデンブルク協奏曲』(1721)                 オラトリオ『マタイ受難曲』(1727)

バロック時代の重要な作曲家。

2度結婚し20人以上子供をもうける。

『ブランデンブルク協奏曲』はバロックの壮麗な様式と、ヴィヴァルディのような陽気な雰囲気を融合させた傑作。

ジョージ・フリデリック・ヘンデル Georg Friedrich Händel

1685-1759🇩🇪

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オラトリア『メサイア』(1742) <『ハレルヤ』            オラトリオ『マカベウスのユダ』(1746)<『見よ、勇者は帰る』

『見よ、勇者は帰る』は表彰式のBGMで有名。

『メサイア』はクリスマスになると世界中で合唱団が歌う。

オラトリアは声楽とオーケストラによって演奏される、オペラから演劇要素を取り除いたもの。

社交好きで国際的に活躍。

バッハとヘンデルは同じ年に生まれた作曲家。

バロック時代のオペラの主役を演じたカストーラという男性歌手は、声変わりを防ぐため、思春期前に去勢していた。彼らは、声域の広さ、声の力強さ・柔軟さ、ブレス・コントロールの巧みさが際立っていたらしい。



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