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国際結婚家庭での子育て ~ 周りと比べない ~

小3になった息子は、中国現地校の語文(中国語)、
特に作文に遅れが見られるようになり、
それは家庭での日本語学習、
特に読書を全て日本語で行っていることが
影響しているのではないかと思い至り、
就寝前の日本語での読み聞かせをやめ、
夫に中国語で本の読み聞かせをしてもらうことにしたと
前回書きました ↓

ところが、仕事で疲れて帰ってきた夫は、
はじめの頃こそ中国語の本の読み聞かせをしていましたが、
そのうち自分で読むのが面倒になって
スマホでお話を聞かせるようになり、
さらに時間が経つと、少しでも早く子供を寝かせたくて、
スマホすら聞かせずに直接就寝させるようになりました。

あっという間に就寝前の読書タイムという習慣が崩れ、
わたしが気づいた時には、
子供たちは「本を読んで」をせがむこともなくなり、
わたしが「読んであげようか」と言っても
「いらない」といってそのまま就寝するようになっていました。

それでも息子のほうは小3まで読み聞かせをしたので、
すでに自分で日本語の本を読める状態になっており、
中学生になった今も、日本語の本、中国語の本にかかわらず、
割とよく手に取って読んだりしていますが、
小1になるかならないかで
日本語の読み聞かせがなくなってしまった娘は、
読書自体をあまりしなくなっています。
まぁ本人の性格もあると思いますが。。。
マンガだけは日本語のも中国語のも喜んで読んでいます(笑)

夫がわたしほど真剣に読み聞かせをできないとわかっていたなら、
途中で心揺れたりせず、
日本語の読み聞かせを、子供がもういいというまで
たっぷりしてやったらよかったなぁ~、というのが
わたしの苦い後悔です。

子供の中国語を伸ばしたいと思っても、
日本人のわたしがそれを手伝うのには限界があるし、
両親ともに中国人のご家庭と同じことを
夫一人が担うというのも難しいです。

考えてみれば、うちは国際結婚家庭で、
家で日本語で会話したり読書したりしていながら
純中国人家庭のお子さんと同じ中国語力を目指すのは簡単ではないし、
中国の現地校に通わせながら
日本の学校に通うお子さんと同じ日本語力を目指すのも現実的ではない。

だから、わが子を周りの中国人のお子さんと比べて
一喜一憂することもないし、
わが子を日本の学校に通う純日本人家庭のお子さんと比べて
日本語がまだまだだと卑屈になる必要もない。

うちにはうちにしかない条件があるし、
中国と日本、中国語と日本語、
ふたつの言葉と文化に触れながら育つことをプラスにとらえ、
子供には前向きに人生を歩んでいってほしいと願っているし、
親も周りとあれこれ比べることなく、
うちはうちでいいんだと前向きに考え、
子供の力を信じて育てていくという心構えで
ゆったりと楽しんで子育てしていきたいと思います。

(まぁ~実際はなかなかそうはいきませんけどね!
   今なお裏工作に忙しいです。)


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