第42回牡丹餅句会

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第42回牡丹餅句会には5名のご投句がありました。
いつもありがとうございます😊
いいね、リポスト(違和感…)して頂いた方含め、皆さんありがとうございました。
以下、入選句発表と選評、軸吟、選外評、総評です。
題は、「シーツ」。


入選句

真っ白なシーツばかりでつまんない/片羽雲雀

この句を読んで最初に考えたのはリクルートスーツ。皆同じ格好でつまんないな、とは思っていた。だけどこの句はそんなレベルではない視野。「シーツ」が「真っ白」「ばかり」なんて「つまんない」と断言。気持ち良い。

軸吟

シーツではないリネンとお呼び/雪上牡丹餅

選外評

喜びも苦悩も知っているシーツ/春舟

寝るときにその日の出来事を色んな感情とともに思い出す。シーツはあなたを知っている。ただ最後がベッドとか布団でも良い気がする。

声の芯まで疲れたようなシーツ/湊圭伍

体の芯までぽっかぽかみたいなのはあるが、「声の芯」という表現はあまりないだろう。どういうことか。「シーツ」と発音するときにあまりにも疲れた感じの声が出たのか。ハライチの漫才に出てきそう。

画家はシーツの端がはみ出したまま/西沢葉火

「は」ということは「画家」以外は「シーツ」をきちんと使っているのだろうか。そんなことはないだろう。「指揮者シーツの端はみ出しがち」とかも作れそう。…「し」がいっぱいだ笑

ベランダで羽ばたく白鳥になって/いつき

発想は面白いと思った。ただ、冷静に考えるとシャツの方が翼っぽく見えそう。シーツ四角いしな…

お知らせ

次回は第43回牡丹餅句会です。
題詠1句。題「趣味」投句締切4/20㈯23:59

次々回は第44回牡丹餅句会です。
題詠1句。題「しし」投句締切4/27㈯23:59


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