第0回牡丹餅句会を終えて

皆さんのいいね、リツイートのおかげもあり、急遽開催したにもかかわらず、当初想定していたよりも多くの方々のご投句を頂き、第0回牡丹餅句会を無事に終えることができました。
皆さん、ありがとうございました。
第0回牡丹餅句会の終了を受けて、今、私、雪上牡丹餅が考えていることをとりとめもなく書いてみようと思います。もしよろしければお読みください。

今後の牡丹餅句会

『牡丹餅句会の詳細』に書いたように、今後、できれば毎週、題詠1句、記名選、厳選(10%くらい)、抜句全句評、選外評あり(希望制、第2回から)の方式で続けていこうと思っています。
もっとも、現段階で悩んでいることがあります。
それは、私だけが選者を務めていくことです。
もちろん、選者を務めていく気がない、ということではありません。選者を務める、という貴重な経験を私だけが積んでいくことが今後の川柳界にとって良いのか、という疑問を抱いているのです。
何人かの方が仰っていましたが、選者を務めることで得られるものが確かにあります。第0回牡丹餅句会の選者を務め、選評を書いてみただけでもそのことは感じました。
具体的に言えば、目の前の句に順序をつけて評を書かなければならない機会を設けることが、ただTwitterに流れてきたお気に入りの句にコメントをつけるのとは訳が違うと感じました。
夏雲システムを利用した互選の句会には私もいくつか所属していますが、互選だと「他の人が突っ込んだ評を書いてくれるだろう」とある種の甘えが出てしまうことがあると思います。
選者が、私のような、句集も出していない、句会で多少結果を出した程度の者でも投句が集まったのは、皆さんが、「自分の句に真剣に向き合ってほしい」という思いがあるからではないかと私は感じました。
そのような1句1句に真剣に向き合う経験を、私以外の、特に若い詠み手に経験してほしいと思ったのです(1992年生まれの私も川柳界では若いみたいですが笑)。
思えば、私が参加していた毎週web句会でも節目の回には共選で句会を実施していました。牡丹餅句会でもこれを真似して、節目の回には希望者や私がお願いした方に共選者をお願いしようかとも考えています(まだ第0回が終わったばっかで節目も何もないだろうというツッコミは承知の上です笑)。
できれば選者を経験したことがない方に選者を経験して頂きたいので、「え?私ですか?」という方へのお願いになるかもしれません。
句集を出している訳でもなく、金持ちでもないので何を渡せる訳でもなく単純にお願いになるかもしれませんが、もしお願いすることになったらよろしくお願いします(誰に向かって言ってるんだろう笑)。
もちろん、「節目とか関係なく共選者やりたいです」という方は大歓迎です。私がめっちゃ前に出ている「牡丹餅句会」という名前が気に食わないかもしれませんが、いっしょに選者やりましょう!
DMやリプ、noteへのコメントなどでご連絡ください!

今後の雪上牡丹餅

もともといつか本を出版したいと考えていた私が今目指しているのは、個人句集の出版です。それもできれば川柳マガジン文学賞を受賞して副賞を利用しての出版です。

『雪上牡丹餅が川柳を詠む理由』に書いたように、私は伝統川柳を詠んでいるつもりでいます(それなのになぜか現代川柳に分類されているというマージナルマン笑)。したがって、私は句集を出すのであれば、結社に所属している方など、伝統川柳の方にも私の川柳を読んで頂きたいと考えています(もっと本音を言えば、川柳文学賞を受賞してネットの川柳の力を伝統川柳の方にも認めて頂きたいと考えています…ビッグマウス笑…それができるの私じゃないだろ、というツッコミ待ち笑)。
自費出版で良いのであれば、すでに薄めの句集を出版できる程度の句は手元にあります。しかし、現在のネット上、Twitter上で活動しているだけの雪上牡丹餅では『はじめまして現代川柳』などで川柳を詠み始めた方には届くかもしれませんが、伝統川柳の方に届くかというと疑問を感じずにはいられません。
伝統川柳の方に届くためには、従来なら、対面の句会に参加し、名前と顔を覚えて頂いて自費出版の句集を配って…みたいなプロセスを経ると思うのですが、それって文学として評価して頂いたと言えるのか、個人的に疑問に思うのですが皆さんどうでしょう?
そこで、私は川柳マガジン文学賞に応募してみようと久しぶりに思い立ったのです。川柳マガジン文学賞なら伝統川柳の方に届くだろうし、「雪上牡丹餅、個人句集出すらしいよ」と話が拡散されればTwitter上の現代川柳の方にも届くだろうし一石二鳥だと思うのです(もちろん取れればですけど笑)。
めっちゃ願望を書いているだけです。川柳マガジン文学賞ボロ負けして結局自費出版してしかも売れないってパターンが濃厚笑。
ただ、伝統川柳を詠んでいると思っているが現代川柳に分類されている者からしたら、伝統川柳と現代川柳をつなぐ存在になりたい気持ちもあります。
…今後川柳界はどうなっていくのだろう?私が心配することなのか?

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