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夜までご機嫌ママでいるために。私の戦闘服はジェラピケ。

辻ちゃんネルをご存知だろうか。

辻ちゃん(辻希美さん)が主に家事育児の様子をUPしているYouTubeで160万人くらい登録者がいる。

私は確かに小学生の頃ミニモニが流行った世代ではあるけれど、当時そこまでハマったわけではなく、別にその後もモー娘。を特別追ったこともない人間だった。

しかし、母になり、聞く音楽、観る動画がガラリと変わり、ハマったのが辻ちゃんだった。

辻ちゃんは若くして4人もお子さんを育てているだけですごいのに、家はかわいらしく綺麗で、お料理も手際よく、そして何より常にかわいらしくて、明るいママ。

育児が始まったばかりで全く余裕もなく、夫にもキレ散らかしていた私には、「こんな未来を描ける人もいるんだ」という希望のような、ロールモデルのような感じがした。わたしはこういうママになりたかったんだ、と思い出させてくれた人だ。

もちろん、顔面も何もかも私は辻ちゃんではないし、辻ちゃんになれるわけでもないけれど、ちょっとずつ、できる要素だけ、彼女の真似をするようになった。

その1つがジェラピケだった。

辻ちゃんはいつもお家でかわいいジェラピケの部屋着を着ている。

正直最初は「料理で汚れそう」「子供に汚されそう」というネガティヴなイメージもあったのだけど、同時にママでもかわいい部屋着で過ごしていいんだ!ととてもポジティブな印象も抱いた。

それまでの私はミニマリストなこともあって、部屋着兼パジャマは基本的に上下黒の2セット。汚れは目立たないし、使いやすいし、上下の洗うタイミングがずれても問題ない。確かに実務上とっても便利だった。

でも、正直それを着ている自分が好きかと聞かれると全くそんなことはなかった。消去法で、時短だから、ママだから、そんな色々な理由、つまり外部要因で決めたセットだった。

でも、よくよく考えてみると、部屋着やパジャマを着る夕方(お迎え後)〜寝かしつけは、かわいい娘とじゃれあえる最高な時間でもあるけれど、やっぱり忙しいし、疲れがピークになる時間でもある。

この時間を、ちょっとでもテンションの上がる、ただただかわいい部屋着で過ごしたら、もっとご機嫌で、明るいママになれるんじゃないか。そんなふうに思った。

それから、気に入ったものを少しずつ買い揃え、この夏は、ほぼすべての部屋着がジェラピケになった。

確かに相変わらず、夕方〜夜の時間は忙しいし、夫にキレちゃう日もある。だけど、圧倒的に、私の心は明るい。

ちょっと疲れたら、鏡を見て、かわいいだけのジェラピケの部屋着を見て、元気をチャージする。「だいじょうぶ、わたしはちゃんとかわいいママ。」そう言い聞かせる。

かわいいだけだけど、ただそれが必要なことだってある。別にこれは女だからというのではない。人は皆、かわいいが必要な日がある。見た目がすべてではないけれど、見た目が救ってくれることもある。

こうして私はジェラピケを戦闘服に、今日も、明るくてかわいらしいママをやりきっている。



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