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ストーキングに精を出す皆さんには朗報かもしれない話

どれくらい知られているかよくわからないが、#鹿島建設 が現場周辺の住人を家の中の様子まで監視していたクソキモ事件がある。

これについて山添拓らが説明を聞きに行ったときの動画が公開されているので見てみたところ、本当にびっくりした。何にも知らない国土交通省の役人が回答を読まされているのだ。

NEXCO も鹿島建設もこの事案を ”不適切な表現” の問題だけであるように矮小化しようとしている、プライヴァシーを侵害する盗撮を含んだ監視行為、それに付随した侮辱行為である、という山添の指摘に対して、


46:40
「あの、こちらもですね、鹿島 JV さんからのですね、報告の中で、その現場の安全管理ですとか状況把握するっていうところで、あの、現地の状況をやり取り[グループチャットのこと]するというところで、あの、伺っているところでございます。」

46:56
山添「そうするとね、『現場の安全確認』と称して、人の家の 2 階の中まで覗いて良いってことになります。」

47:07
「あの、その点はですね、あの、多分、ここっ個別にその、何があの、なんて言ったらいいんですかね、良いのか悪いのかというところは(言えない)…」

47:47
「あの、おー、先ほどもあのお話しさせていただきましたとおりですね、あの、個別にその、何が行われていたかというところで、あの、我々あの、把握しているところではございませんので…」

48:20
山添「国交省としてもこの一連の問題は『不適切な表現の問題』であって、情報共有やその前提となる情報収集のあり方については、お咎めなしで良いとお考えでしょうか? [情報収集のあり方とは]監視や盗撮や、その他その、法的評価としてはプライヴァシー侵害などになると思います。」

48:44
「今回その、鹿島、あー、建設さんの方でもあの発表されている内容の中でもですね、あの今回その現場のあの確認等、まあ行うというところで、あの、やり取りをしていてというところでそのー、盗撮、それからですね、えー監視といったですね、あの表現になるような、そういったものはあの、そういった目的のものは、あの、無かったというところで…」


わざとやっているのかどうなのか、本当にしどろもどろで聞いていてうんざりする。よく伝わってくるのは、とにかく答えたくない、この場から逃げ出したいという意志だけだ。

まぁこの男の気持ちもわからないことはない。いくら上から読めといわれたって、誰が自分の口から「他人の家の中を盗撮するのは安全管理」なんて錯乱した言葉を出したいだろうか。こんなことを口にしたら普通はまず病気扱いである。
しかし嘆かざるをえないのは、カネのためならまさにこんな頭の狂った回答を作り、鹿島建設は悪くない、問題の把握もしたくない、お前らは尻の穴まで撮られても黙っていろという姿勢のクソバカが少なくないことだ。

とまれ、今や他人の家の中を隠し撮り……いや違った、"安全管理" するのは良いとも悪いともいえない。少なくとも監視や盗撮ではない。日本の公的機関はそう考えていることになる。一般市民にとっては恐ろしい話だが、ストーカーの皆さまにとっては嬉しい報せかもしれないな。


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