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美しくなる

私は、自分に対する『かわいい』とか『かっこいい』という言葉がどうしてもしっくりきてません。

圧倒的に痩せてきて、分かった事は
私は『美しくなりたい』という事でした。

かわいいとか、かっこいいは、何だか俗っぽい。あざとさが含まれている気がするんですね。

もちろん、言われたら嬉しいのですけど。

私は他人の評価が欲しい訳ではありません。

ただ、自分が何か洗練された存在になりたいのです。

肉体労働で埃まみれで、でも真剣な目をした方がいた時、美しさを感じるのは、
そこにその方の本質を見るからです。

綺麗、ともまた違います。

何者でもない自分に、私はなりたい。

私の目指す美しさを追究したい。


■私が目指す美しさ

真剣さ、ひたむきさ。
そこに美しさを感じます。

また、余分な物は削ぎ落とされたもの。

遠くを見据えた、且つ、猫のように純真な、真っ直ぐな眼。

そこに性別は必要ありません。
女だから美しい、でも
男だから美は必要ない、でもありません。

飾って出来た美しさより、
むしろ何もない美しさ。

ワビサビでしょうか。

限りなく淡く、
限りなく白に近い。

限りなく透明に近い、なんて小説がありましたね。

心に直接突き刺さるような痛烈なものがいい。

添加物は要らない。

徹底的に削ぎ落とされた、純粋なものに惹かれるのです。

とはいえ、私は俗物です。

俗物がいいと思っています。

パートナーとの普通の恋愛がとても楽しいですし、会社勤めです。

一般生活の中に潜む美しさがいいのです。


隆々としたもの、肉肉しさはあまり好みません。
粗い、雑なものは嫌いです。
きめ細かく丁寧なものが好きです。

また、白と青がとても好き。

一方で、深い深い黒も好きです。

か弱さも好きではありません。

しなやかな強さを欲します。

あからさまなものよりも、気づかない程度の存在が好きです。


表現者は、だから好きです。

技術はあるけど、表現をしない人は好きでも嫌いでもありません。

表現者としては、いつもバレエを思い浮かべます。
光の差し込む部屋で、1人バレエの練習をする。
そんな情景が理想です。

染み渡る言葉は好きですが、
曖昧にする言葉なら要りません。

意味があるようでない言葉なら
ない方が立派です。

だから、言葉は多くなくていい。

私にとって、どうなったか、何を持っているか、はさして重要ではありません。

どうあるか、どう生きたか、
そちらが大切なのです。

結果が良くても、そこに至る道が汚かったら無意味です。

なので、1日1日を丁寧に生きたいし、
言葉1つ、
動き1つ、
全てに意味を持たせたい。

嘘はいらない。
感覚を濁らせてしまうなら、いっそ、純粋な毒がいい。

理解される必要はない。

誰かに理解されない事より、
自分が自分を理解出来ない事が1番辛いから。

耳障りの良い言葉は要らない。

自分が好きなものに囲まれて生きたい。死にたい。

私は身体を鍛えます。
言葉を磨きます。
心を研ぎ澄まします。

飾りのない無地の衣装を纏います。
1つ1つ私の好きな物だけ所有します。

飾らない人間関係を作る。
私への評価を気にしない。

私は美しくなりたい。

私は美しくなりたい。

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