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問いのデザイン論

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「問いのデザイン」に関する研究メモ、エッセイなどをまとめていきます。
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#ワークショップ

新刊『リサーチ・ドリブン・イノベーション』予約開始! アイデアの可能性を拡げる探…

昨年から書き進めてきた新刊『リサーチ・ドリブン・イノベーション:「問い」を起点にアイデア…

安斎勇樹
3年前
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【3万部突破!】書籍『 #問いのデザイン 』増刷決定【今後の展望について】

6月に発売された書籍『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』(安斎勇樹・塩瀬隆之…

安斎勇樹
3年前
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"問いは、「良い答え」を導くためのものである"...は本当か?

なぜ問いを立てるのか。問いのデザインはなぜ重要なのか。問いをデザインすることの意義につい…

安斎勇樹
4年前
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新刊『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』好評発売中!

2015年に出版企画が立ち上がってから苦節5年、大変長らくお待たせしてしまいましたが、ようや…

安斎勇樹
4年前
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ファシリテーションにおける「誘導」と「提案」の違い

ワークショップデザインやファシリテーションの講座をしていると、初心者の方によくいただく相…

安斎勇樹
4年前
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"10万年後の問題"を解決するための課題設定は可能か?

問いのデザインの手順を体系化する上で、ワークショップデザインやファシリテーションの技術ば…

安斎勇樹
4年前
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問題の本質を捉える「素朴思考」と「天邪鬼思考」

問いのデザインの第一歩は、問題の本質を探り、本当に取り組むべき課題を定義するところです。問題の本質を捉えるために有効な思考法はいくつかありますが、そのうち基本的な考え方に「素朴思考」と「天邪鬼思考」があります。 「素朴思考」とは何か「素朴思考」とは、文字通り、問題状況に対して素朴に向き合い、問題を掘り下げていく考え方です。よく「素朴な疑問」と言いますが、問題状況に対峙していてふと湧き上がった何気ない疑問を投げかけながら、問題の輪郭を掘り下げていく考え方です。問題状況に置かれ

「問い」と「アナロジー」の往復で、アイデアに磨きをかける

金属のレーザー加工を專門とする株式会社インスメタル様のご依頼で、自分だけの理想の空間をカ…

安斎勇樹
4年前
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プロジェクトにおける良い課題設定の条件

ミミクリデザインでは、クライアントから事業開発や組織開発のプロジェクトをご依頼いただく際…

安斎勇樹
4年前
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AI、イノベーション、アクティブラーニング。ビッグキーワードの"自己目的化"問題

ミミクリデザインでは、ワークショップデザインを主軸とした商品開発・組織開発・人材育成のプ…

安斎勇樹
4年前
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ワークショップにおける問いの「軌道」のデザイン

問いのデザインの第一歩は、目の前の問題に対する「まなざし」のデザインである、と考えていま…

安斎勇樹
4年前
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ワークショップの足場かけ:抽象的思考と具体的思考の変換プロセスの支援

ワークショップデザインやファシリテーションの本質は、経験のプロセスデザインである、という…

安斎勇樹
4年前
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自己認識の科学:「問い」を通して、内なる「衝動」を耕す

組織心理学者のターシャ・ユーリックの著書『insight(インサイト)』を読みました。起業家や…

安斎勇樹
4年前
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続・問いの因数分解|問いの探索先のバリエーションと制約の効用

イノベーションプロジェクトやワークショップデザインにおける「問いのデザイン」の性質を方法を検討するなかで、以下の記事では「問いの因数分解」という考え方を紹介し、そこから見えてくる問いの基本性質を5つにまとめました。 <問いの基本性質> 1. 「問い」は、いくつかの「前提」「制約」「小問」によって構成される 2. 「小問」は、問われた側に対して、なんらかの探索を誘発する。 3. 「制約」は、「探索」の範囲に制限をかける。 4. 「前提」は、問いに明文化されていない場合が多い