板の気配について思ったこと 成行or指し値

板の気配、買いが多ければ、上昇する
そんな単純なことではなかった。

実際、今日のトレードのGNIに関して
恐るべき、下落トレンドが続いたが、
売りの気配は薄く、買いの方が厚かった。

ただ、それを上回る売りがドカンと入ってきて
下落トレンドを形成していった。

これを見ていて私が感じたのは
板が厚いとき、それを上回る売りが出ると
それはかなり強い売りであり、
相当強い下落トレンドを形成することだ。

今回のGNIはいつもと相場の雰囲気が全く異なり、
異常だった可能性は大いにある。
このようなときは、板の厚さに対して、
どうトレンドを形成するか、勢いが
重要だと感じた。

また、トヨタ株も見ていたが
板・歩み値を見ても一向に上昇・下落はつかみにくかった。
実際、見ていた時は大きな変動もなかったため、仕方はないだろう。

以外に板の薄い方が、成行者が多く、
大口注文が入りトレンドを形成するようだ。


また、板の気配には出ない注文が
複数あるため、気配にどれぐらいの信頼度があるのか
わからない。


変動が激しい相場において指し値で行くのか、成行で行くのか。

安全性をとるなら指し値だろう。
収益性をとるなら成行だろう。

指し値にすることのメリットは
・大幅な安値や高値を掴まされるリスクがない

指し値にすることのデメリット
・時機を逃す
・約定できない
・約定した時には相場が変化している可能性がある
・気配に影響を及ぼす

成行にすることのメリット
・すぐ約定できるので時機を逃さない
・予測通りのトレードがしやすい

成行にすることのデメリット
・大幅な安値や高値をつかまされるリスクがある

では、リスクを最小限にするためには、どちらを選択するかという話であるが、これは間違いなく指し値であり、しかも保持時間は数秒。
それで約定しないような指し値で入れるべきではない。
相場の展開は早く、予測が変動するからだ。
数秒の間に約定されないのであれば、
それは予測に反していることになり、
リスク回避の観点で、注文を取り消す必要がある。

ただ、現実は指し値での取引は難しい。
トレンドを形成した変動が激しい相場において、指し値では約定機会を逃すことの方が圧倒的に多いだろう。
それゆえ、指し値の方が逆に成行よりも高値や安値をつかまされてしまうことになりかねない。

成行でリスクを最小化するためにはどうすべきか。
絶賛下落・上昇中に注文を入れないことだ。
絶賛下落・上昇しているときは、1秒後には株価は大きく変動している。
1秒~5秒の戦いになるわけなので、特に変動が激しいタイミングで成行はリスクでしかない。
相場が一息ついているタイミングで、
「まだ下落するのか」「まだ上昇するのか」
を考え、成行を入れるべきだろう。

以上を踏まえると、成行・指し値のリスク最小的な使い分けが見えてくる
変動が激しい相場において
・指し値→絶賛下落中もしくは絶賛上昇中(数秒保持し狙い通り約定しなければ注文取消し)
・成行→相場が一息ついているタイミング

では、利確や損切はどのようにするのがリスクと利益のバランスをとれるだろうか。
これも先ほどと同じではないだろうか。
・逆指し値→絶賛下落中もしくは絶賛上昇中
・成行→相場が一息ついているタイミング

絶賛下落中・上昇中においては
1秒が命取りだ。
素人、取引に慣れていないものが
手を出していい相場ではないだろう。

指し値をするときは、逆指し値も決めて入らないと
その数秒が命取りになるだろう。
成行の判断も、少しでもタイミングを誤ると
大失敗をもたらす。


だから、私は変動が激しすぎる相場は
熟練度がかなり増すまでは参入しないでおこうと思う。

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