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いつも配信に来てくれるみんなへ、そしてこれから出会うあなたへ

※これはspoonという音声配信アプリで話した内容の原稿です。話したい内容を覚えられなかったので伝えたいことを漏らさず伝えるために書き記したのと、音声だけじゃ内容が入ってこない方のために公開しております。
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まえがき

めずらしく、というか初めてちゃんとしたCASTを撮ります。これはいつも枠に遊びに来てくれるみんなに向けて、そしてこれから出会うであろうあなたに、私のことを知って欲しくて撮っています。きっととても長くなってしまうと思うけど、よかったら聞いてください。

さて、今これをタイムリーに聞いてくれているあなたは、気になっていることが2つあると思います。「ゆきひらは枠をせず何をしているのか」「ゆきひらはなんでいきなり枠をしなくなったのか」核心に迫る前にいま何をしているかからお話させてください。

いま何をしているのか

まず当たり前ですが、社会人らしく毎日お仕事をしています笑 出社頻度も増えました。在宅のイメージが強いみなさんも多いと思いますが、前から出社もしていたんですよ。spoonから離れるためにアプリはアンインストールしちゃいました。なので自分の時間が前よりも増えていて、最近はNetflixでアニメを見たり、1人で晩酌したり、夜な夜なお散歩してみたり、昔買った手芸キットを引っ張り出して、自分を豊かにする時間に充てています。

きっかけ

「なんでいきなり枠をしなくなったのか」を話す前に、「いつも何のために、何を思って枠をしていたか」についてお話したいです。そしてそもそも「なぜspoonを始めたのか、そのきっかけ」から、聞いてくれると嬉しいです。

私がspoonをはじめたのは2020年の12月ごろです。noteで少し書いたから読んだ人もいるかもしれないけど、当時「何者」かにならなければとずっと焦っていました。自分にできることがわからなくて色んなことに中途半端に手を出して、やめてを繰り返していました。

すべてのきっかけはクラフトコーラの試飲会だったと思います。友達の1人がクラフトコーラを作ったから飲みに来てくれ、と誘ってくれて、そこで出会った人がきっかけでspoonをはじめました。不思議な音楽を作っている人で、私の声を気に入ってくれて、「ぜひ曲に組み込みたいから台本を朗読してくれ」って。思い返せば、ちっちゃい時からおばあちゃんに電話するたびに「鈴を転がすようなきれいな声」って褒めてもらったり、昔付き合った彼氏に「お母さんの声と似てるから落ち着く」(これって褒め言葉としてどうなの!?)とか、いわれてきたなあって。でもどれも贔屓目で見てるから褒めてくれてると思ってて、その褒め言葉をあまり真摯に受け止められてなかった。だけど、その朗読してくれっていわれる直前に、前職営業で電話が多かったんだけど、いつも厳しいこと言ってくる上司とか先輩に声がいいねって褒められたの。1回だけとかじゃなく、何度も。そんなタイミングで声を撮らせてくれってほぼ初対面の人にいわれて、ようやく「私の声って客観的に見ても良いものかもしれない」って思えるようになりました。

それで「何者」かになりたかった当時の私が声が武器になることを知って、音声配信をしようと決めました。spoonに辿り着いたのは本当にたまたまで、何個か音声配信アプリをインストールして、その中で一番最初に「LIVE」をしてみたのがspoonでした。インストールしたその日に枠をしたんだけど、自分のことを知っている人が誰もいない中で配信をするのはとっても緊張したし、果たして来てくれる人がいるのかとても不安でした。だけど、ラッキーなことに1人入室してきてくれて、「流れ星」とかでもなく、お話できたんだよね。それからは必死に話を振って、相手の話を拾って。多分すぐ枠を閉じたと思う。けどめげずに、何度も枠を開いていたら、定期的にきてくれる人ができました。自枠でspoonの用語やBGMのかけ方を教えてもらいました。けれど声のほかになにも武器を持っていなかった私は、また頓挫しちゃったんだ。だってトーク力があるわけでもないし、歌が上手いわけでもない。多くの人に来てもらうにはどうしたらいいのか考えて「コメントを丁寧に拾う枠」をしたら、それがきっかけで人がたくさん来てくれるようになりました。

当時は人が来てくれることが嬉しかったし、繋ぎ止めるのに必死でした。数字も気になって、できるだけ毎日、みんなのために枠をしていました。けれど、徐々に疲れていって、何のために配信をしているかわからなくなって、その時も少しお休みをしました。

何の為に配信をしているのか

他の人のために配信をすると疲れてしまうことがわかったから、自分のために枠をしようと決めました。
いまは2つの理由で配信をしています。1つ目はわたしの大事な居場所のひとつになっているからです。友達もあまり多くないし、職場と自宅を行き来する日々で、誰かと話せる場は、わたしにとってとても貴重です。そして、テスト前にみんなでカフェとかで勉強するように、気が進まないけどやらなければならないこともみんなと時間を共有して、他にやっている人がいると思えるとがんばれたので、生活音配信をしていました。
2つ目は色んな人と話すこと、そして知ることが好きだからです。普段の自分の生活ではきっと出会えないような人たちと出会うことが楽しいです。どこに住んでて、何をしている人で、どんなことを考えていて、どういう生活をしていて…そうやって日々の出来事を共有するのが楽しいから配信をしています。その中でいろんな人と関わり、いろんな人の生活を知ることが日々の刺激になっていました。

なんで休憩しているのか

でも、楽しく思えなくなりそうだったので、いったんspoonを休憩しています。1つはspoonという居場所に依存しすぎてしまったと思っています。人はそれぞれいろんなサークル・コミュニティに属していると思うのですが、そのバランスがとても重要で、でもspoonの占める割合が大きくなりすぎてしまったので、自分の私生活を守るためにもいったん距離を置くことにしました。
あともう1つは、いろんな人と関わるのが楽しい一方、刺激的すぎて疲れてしまったというのもあります。さっきも言ったようにわたしはこの配信を居場所としてもとても大事にしているし、だんだんと来てくれるみんなの居場所にもなっていたんじゃないかなと思っています。来てくれる人、いてくれる人みんなを大事にしたいから、自分含めてみんなが居心地の良い空間にしたいけれど、やはり毎回がうまくいくわけでもなく。その発言ってどうなの?と思うようなコメントがあったり、流れがあったり、それは枠や枠の雰囲気をコントロールできないわたしの技量不足だと思うんだけど、そういうのも蓄積してお休みしていました。

みんなに伝えたいこと

あと数週間もしたら、きっとまた生活音たれながしの配信をすると思います。その時は今まで通り、来られる時に来て、コメントしたかったらして、潜りたかったら潜って、自由に過ごしてほしいです。枠やってるから顔を出さなきゃ、ハートを押さなきゃ、とか思って欲しくないです。なぜなら、気軽に来られる枠でありたいからです。雰囲気が変わってしまったと思うのであれば、ちょっと寂しいけれどポチを外しても大丈夫です。ただ気が向いた時に顔を出してくれればいつでも私は歓迎します。基本的にブロックをしないのは来る人拒まず、去る人追わずのスタンスで枠をしているからです。

ただ、みんなと話すこと、そしてみんなにとって居心地がいい枠であることを大事にしているので、もし手が空いていて話せるよ!って時はたくさんコメントして、初見とか古参とか関係なくみんなで気持ちのよいコミュニケーションを取れるような枠にしていけたら嬉しいです。

あとがき

最後に、わたしはspoonを配信アプリと思ってやっていません。マイクの向こうの配信者、をしているつもりは全くなくて、SNSと同じ、みんなとのコミュニケーションツールの一つと捉えています。そして、いまこれを聞いてくれているあなたとお話できるのをとても嬉しく、楽しく思っています。

最後まで聞いてくれてありがとうございました。
また枠でお会いできるのを楽しみにしています。またね!