推しのぱぺっととの暮らし | #推し短歌
ぱぺとの出会い
「ぱぺ」の愛称で親しまれる、かわいく、やわらかくてちいさき存在、「にじぱぺっと」をご存知だろうか。
一般にどのくらいオタク文化が浸透しているかわからないので説明すると、Vtuberを模った手のひらサイズくらいのぬいぐるみである。
去年の夏、リモートワーク勤務の私はこれでもかというくらいに家にこもっていた。
今年の夏も暑くなると聞いていたし、今年も同じように部屋で多くの時間を過ごすだろうと考えていた中でお迎えしたのが、こちら。
にじさんじ所属の、夢追翔さんのにじぱぺっとである。
ここで少しだけ夢追翔さんの紹介をさせていただく。
今までぱぺと外出した写真をあげているオタク友達を見ては、「みんなお洋服を着せてあげたりおしゃれさせてあげたりしていてマメだなあ」とか「たくさんお出かけしてて健康的だな」とひとごとのように思っていた。
が、ちがうのである。
ぱぺを連れていると、ぱぺ用のお洋服が目に入る。ぱぺ用でなくても、街に出かけるたびに、ぱぺに合いそうな小物が目に入ってしまう。
お出かけが止まらない
結果、去年あんなに頑なに家にこもっていたことが嘘みたいに、季節ごとにぱぺと一緒にちがう景色を見たくなってしまったのである。
(※効果には個人差があります。念のため)
ぱぺをお迎えしてからたった1ヶ月半で、花火大会、ひまわり畑、アフタヌーンティー、ブックカフェ&バー、紅茶専門店、脱出ゲーム、いろんな場所に行った。
去年と比べたらおそらく5倍くらいは外出していると思う。すごいぞぱぺ。
多分これからもいろんな場所に連れて行くのだと思う。
きっと季節が一周するくらいまでは、いろんな景色をぱぺと一緒に見たい気持ちが持続しそうな気がする。
(案外すぐにぱぺとの共同生活に慣れて、そのうち外出頻度も落ち着きを取り戻す可能性もある。人生というものはわからない)
3日〜4日に1回くらいしか外に出なかった人間が、ぱぺをきっかけにお出かけしたくてたまらなくなってしまうというお話でした。
ぱぺとの生活を詠んだ短歌
いらっしゃい狭っ苦しい部屋ですが祭壇のご用意はあります
画面越し「ご意見」浴びている時は忍ばせたぱぺをときどき撫でる
「頑張れ」ときみは言わないぬいポーチ越しにいつもとかわらぬひとみ
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