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だれでもサンタになれるらしいので|#ブックサンタ2023


ブックサンタとは?

恥ずかしながら今年初めて知ったのだけれど、ブックサンタは、2017年から続くプロジェクトだそうだ。

本来、クリスマスや誕生日は子ども達が胸を弾ませ、ワクワクする一大イベントのはずです。

でも、大変な境遇にいる子どもたちはそれどころではありません。その数、日本国内に推計約200万人。

ブックサンタは、こうした子どもたちに本を届けることを目的として2017年から活動を始めました。

https://booksanta.charity-santa.com

過去6年間で、だんだん規模が大きくなっているらしい。すごい。

ブックサンタについて知ったきっかけは、髙橋さんのnoteだ。
近くの本屋さんでもやってるのかな、と思って出かけたらちょうど受付のポスターが掲示されていたので参加を決意した。

サイトの「あなたも誰かのサンタクロース」というキャッチコピーが素敵である。
本を選ぶ時間を通して、プロジェクトに参加する側もいつもよりちょっとだけ幸せな気分になれる。

参加方法は?

提携書店もしくはオンライン書店、またはクラウドファンディングから参加できる。

オンライン書店にアクセスすると「サンタにおまかせ」という寄付をして選書はおまかせするコースも選択できる。
クラウドファンディングでは、選書をお任せしたり、活動そのものの支援をしたりすることもできる。

子ども向けに何を選んだら良いかわからない場合も安心だ。

今回、何冊か候補を考えてリアル書店に行ったものの、書店に置いていない本もあった。
リアル書店での参加を考えている方は、事前に在庫があるか調べて行くか、提携店の中でもできるだけ大きめの書店で参加することをおすすめする。

不安だったこと

本を選ぶにあたって、何度も読み返している思い入れのある本が、誰かにとっても大切な本になったら良いなという気持ちがあった。
でも、それって気持ちの押し付けなんじゃない?という不安も同時に抱えていた。

そんな時に見かけたのが、「子どもの興味や希望に合わせて贈る本を選んでいる」という投稿だ。

ブックサンタの活動で贈られた本は、一度集められたあと、子どもの希望に合わせて振り分けられたり、そのまま並べて子ども自身に選んでもらったりするそうだ。

自己満足や押し付けにならないかという心配が払拭された瞬間だった。

活動報告をしてくれている方に感謝である。これで安心して本を選べる。

選んだ本

凪良ゆうさんの『神さまのビオトープ』を選んだ。

世間が決めた「正しさ」から外れても、自分のものさしで幸せを決めることの「ただしさ」について考えてしまう作品だ。

生きていると、世間で正しいとされていることに対して、もやもやを抱えずにはいられないこともある。
そういう困難にぶつかったとき、読んだ人にとっても支えになったらいいなと思う。


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