言葉を渡したい人は、言葉を必要としてる人。
”遅くなって本当にごめんなさい”。久しぶりに届いた大好きなひとからのメッセージは、そんな言葉で始まっていた。謝る必要なんてないのに、きっと私が数ヶ月前にそっと置いた言葉たちだからだよね。でも私はあなたのペースで見つけてくれたことが嬉しい。
それから大好きなひととはお互いのペースで、心から溢れる言葉たちを贈り合っている。たとえ返事がなくてもいい。大好きな人のことを考えて自分の気持ちを言葉で表現する時間、これがたまらなく好きだから。
これからはどうか無理せずに、心がふわっと優しくなれるお付き合いをしていこうね。私はあなたがとっても大好き。だから変わらず大切にしていく。
この世に生まれてから今までどれくらいの人に出逢ったのだろう。ふと、そう思った。でも仮に人数を測れる機械があったとしても計算をしないと思う。
それより大切なことは、“あなたが大好きだよ“そう言い合える両想いな人が、自分の近くに感じられること。
相手が異性だと勘違いされることもあったけれど、今は境界線を分かっているつもり。でもこれは相手の感じ方もあることだから、そんな些細なことを気にするのはやめた。
だって、私は好きだから。あなたに“好き”を伝えたい。あなたの心には入らないから、あなたの好きなように感じてほしい。とっても単純なこと。
私にとっては人間として愛することも、異性として愛することも一緒。だから今の愛情表現を変えるつもりはない。これからも好きなら好き、愛しているなら愛している、言葉はストレートに、渡し方だけ相手に合わせて表現したい。
そして、言葉を交わしてきて思うのは、
“言葉を必要としている人に言葉を贈りたい“
言葉にはとても強い力があって、たとえ一つでも、その人の人生を変えることがある。私自身も言葉をもらえなかったことも、もらって人生が大きく変わったこともあるから、言葉をもらえない人やもらった言葉をすべて捨ててしまう人にとても敏感だ。
そんな人たちには“なんか好き”って感じる言葉を渡したい。
独りぼっちで泣いている心が、少しでもゆらゆらしてくれると嬉しい。誰のことも信じられない心が、自然に泣けるようになってくれると嬉しい。そして、いつかその人たちが自分の大切な人たちに優しい言葉を渡していたら、もっともっと嬉しい。
だからこれからも言葉を必要としている人に言葉を渡していく。それがわたし。
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