リサカレに入って生まれ変わった私
はじめに
「受講して正解だった」
会員になっているオンラインサロンから新しい講座が始まるとのメールが届いた。その名も「リサーチカレッジ、略してリサカレ」。
案内によれば、未経験からでも1か月で時給単価を上げるために「リサーチ」に特化したライティングスクール。2月の毎週木曜日夜に行われるとのこと。どうしようかなと一瞬迷ったが、あと数名で締め切りの文字。こういうのにはすこぶる弱い。早速、申し込んだ。
思えば、野口真代さん(以下、まよ先生)のストアカの超がつく人気講座「ライティングカレッジ」を受講したのが一年半前。まよ先生は私にとって神様のような人。
「ライティングカレッジ」は電子書籍を出版するのが最終ゴールとして設定されている講座だ。略してライカレ。先生の熱いご指導のおかげで卒業から数か月後に電子書籍は出版できた。しかし、あれから時間がたち、あの時の熱が冷めてしまい「ライティング」がどこか遠いところにいってしまった。
昨年、母を亡くしてから時間が止まってしまった。そのため目標だったライターとしての一歩を踏み出せずにいる。止まっていた時間を動かすなら今しかない。
結果として今いえることは、やはり受講してよかったということ。1か月という短いけれど濃い時間を過ごすことができた。やってよかった。ひとつも後悔なんてない。だって、たった1か月なのに、リサカレはこんなにも自分に影響を与え、変われたから。
この1か月、リサカレに参加したことで、いくつかの良いことが起こった。それがこれだ。
発信軸の見直し
Twitterの復活
前向きな気持ちが復活
書きたいという思いの復活
仲間ができる
1 発信軸の見直し
最初の頃、自分の発信軸について考えさせられた。自分の強み、弱みはなにだろうか。ライカレ講座の最初で自分の発信軸を「ワイン×イタリア×ライティング」にして、そのまま放置していた。
しかし、振り返ってみると、私が発信していることは「ワイン」情報ばかりだ。イタリア語通訳として長く仕事してきたので、このワードを当初入れていたが、実際は新型コロナウイルスの影響もあり、イタリアとの接点がほぼゼロ。なにも発信できていなかった。私の強みをあらためて考えたときに、「ワイン」以外のキーワードは邪魔な気がした。そこでもう、自分の発信軸は「ワイン」でいこう、深堀りしていこうと腹をくくった。
結果、「ワイン×おうち飲み×ステキ女子」にした。あらためて、ターゲットの悩み、願望を考えてみる。こんな感じだろうか。
【悩みベスト3】
・いつもおすすめワインばかり買ってしまう
・おうち飲みを充実させたい
・ワインの知識がなくて恥ずかしい
【願望ベスト3】
・美味しいワインに出会いたい
・おうちご飯に美味しいワインを合わせたい
・教養としてワインを知りたい
これに応える形で発信すれば、「ワインのゆっきー」が定着しそうだ。時間とともに発信軸やターゲットは変化する。リサカレでそのことをあらためて感じた。時々自分に向き合い、3C分析をしながら、ターゲットの強み、弱みを見直すことが重要だと思った。いつまでも同じでいられるはずがない。
つまり、「自分たな卸し」が必要なんだな。
これが、第1回目の講義で学んだことだ。このことがわかっただけでも、リサカレに参加した価値が十分にある。
2 Twitterの復活
発信軸をより鮮明にしたことで、Twitterが息を吹き返した。今までは、やってはいけないとわかっていても、とりとめのない内容をツイートしたり、何日も放置しっぱなしだった。
それが「自分たな卸し」をして、「ワイン」それも「おうち飲み」を意識したツイートを心がけた。毎日、発信してみる。それが功をなし、インプレッション数が今まで3桁だったのが4桁になった。さらには、フォロワーが800人台で数か月とまっていたが、一気に1000人を超えた。見てくれる、読んでくれる人がいることは励みになる。日々の生活に追われ、Twitterの存在が面倒になっていた頃に見直しが出来た。とてもプラスになった。リサカレというきっかけをもらったことで、死にかけていた私のアカウントが息を吹き返した。
3 前向きな気持ちが復活
昨年、ガン告知からわずか3か月で逝ってしまった母。心にぽっかり穴が開いたようで、なにも手につかない。寂しい気持ちに浸る間もなく、母の代わりに父の面倒を見なくてはいけない毎日。以前とはまったく違う生活スタイルになってしまった。ついていけるだろうか。そんな気持ちで臨んだ毎週木曜夜のまよ先生の講義。どの講義もどの話も落ち込んでいた私に希望をくれる。とても沁みた。先生の教えていただいた通りにやれば、明るい未来が待っていると思わせてくれる。なによりも時間をオーバーしても教えたい、伝えたいという先生の熱量に圧倒され、「がんばろう!」と自然に思えるようになった。いつのまにか笑顔で前向きな気持ちになっている。課題を提出するたびにいただく先生の温かいコメントに、涙が出るほど励まされた。
講義のある夜はこの先の明るい未来を想像して眠れなくなるくらいだった。そのあとに出される課題も「絶対やって提出する」と、ゲームをクリアするかのように私を興奮させた。こんなことは久しぶりだ。
ライカレが終了したあとに「ライターデビューする」、「ストアカもがんばる」等いろいろ描いていた夢があった。しかし、母の病、そして死でこの半年、なにもできずにいた。もう、あきらめかけていた。そこへリサカレ講座の登場、まよ先生のおかげで私のやる気スイッチが復活した。このことに心から感謝している。リサカレがなかったら、ライカレの学びも無駄になり、母の死を乗り越えられずに暗い日々を送っていたことだろう。
立ち直るきっかけをもらった。50代は自分の人生とともに親の人生をも背負うことになる世代。でも、まよ先生の講座を通して、やり直せると自信が生まれた。
4 書きたいという思いの復活
講義中で学んだ、読まれている記事の「要素分解」。そしてそれを自分の発信軸へ置き換えるという方法。これを学んだことはとても大きなことだった。今までは、読まれている記事を漠然と読んでいた。この記事がなぜ人気なのかなど深く考えていなかった。読まれる記事には訳がある。その理由を考える作業。この作業を始めてみると、どの記事にも読まれる理由がきちんとある。私はある一足の靴について書いてある記事を見つけた。靴が出来る工程を丁寧に描くことで、価格に納得してもらうようなレポートだ。それをワインに置き換えてみたらよい記事がかけそうだ。「ワインは高い」といわれるけれど、一つ一つの工程、こだわりを知ってもらえたら「高い」なんていえなくなる。そんな記事を書いてみたい。
記事を要素分解し自分の発信軸に置き換える作業が出来ると、かけそうなものが結構あることに気づいた。ワインについてかくならば、ワインの記事をリサーチするよりも少し離れたもので要素分解したほうがよさそうだ。ネタはどこにでもあるのだと気づけた。
また、要素分解という作業を通して、「書きたい」という気持ちが復活した。雑誌などよんでいても勝手に「要素分解」をして、それを自分の発信軸に置きかえてみる作業を頭の中で繰り返すようになった。リサーチはいざやろうと思ってやるのではなく、常日頃から考えていなくてはいけないということが理解できるようになっていた。
5 仲間ができる
リサカレ参加者は約100人。みんな、ポジティブで自分の成長をあきらめない人たちだ。ライカレ在学中に同期の仲間に助けられ、なんとか一冊電子書籍を出した。オンライン講座だから、リアルであったことはない。しかし、同じ講座を受け、同じ課題に苦しみ、濃い時間をともにした仲間の存在は私にとって支えである。リサカレを通じ、このような仲間と再び出会えるかもしれないと希望を抱いていた。そしてその通りになった。年齢、性別、職種などまったく違う人達が講座を通して知り合い、Twitterでつながり、励ましあう。とても素晴らしい出会いがこのリサカレでも出来た。
年を重ねると新しい出会いなどなくなり、似たような業種、環境の人たちの中で人間関係が完結してしまいがちだ。それでは新しいアイデア、新たな自分など生み出すことなどできな
それゆえ、Twitterなどを通し、同じ目標をもち、本音で語り合える友が出来るのはこの講座ならではだと思う。まよ先生が包み隠すことなど一切なく、すべてを与えてくれる姿勢で教えてくれるから、誰もが素直になる。前向きになる。人の繋がりを大切にしたくなる。
講座が終わった今も、 誰かががんばりを見ていてくれる、夢を応援してくれると思うと、勇気が湧いてくる。さらにはちょっとしたライバル心も芽生え、ダラダラしていてはいけない、やらなければと自分を奮い立たせることもできる。切磋琢磨できる仲間との出会いは宝物だ。私はライカレ、リサカレお金では買えない仲間を手に入れた。
まとめ
ライターでもない私がリサーチを学ぶ必要はないのではと思われるかもしれない。しかし、「リサーチ」という題材を通して、私はこのような多くのことを得ることが出来た。自分を見直し、読まれるTwitterやブログの内容をかみ砕き、自分のものにする必要性を理解できるようになった。なにより、「もう一度前向きにやってみよう、ライティングをがんばってみよう」という気持ちが生まれた。
まよ先生と仲間のおかげで失ってしまった自信ややる気を取り戻すことが出来た。このことがなにより嬉しい。
学びというのはその内容を理解するだけでなく、そこに付随する様々な事柄をも手に入れ、強い私になる究極の手段である。そのことをリサカレが教えてくれた。
今後、私の課題はただ一つ。学んだことをアウトプットすること。まよ先生に、そして助けてくれる人たちに恩返しができるようなアウトプットを課題にしていきたい。
学びは一生。どうせ生きるならキラキラした人生を歩いていく。そのために学び、成長し続けていこう。
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