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恐怖のミニトマト事件
自己紹介になるようなnoteを書きたいと思い、この記事を書いています。
今、私の目の前は赤く染まっている。
世界はぐるぐると回り、頭の中には走馬灯が駆け巡る。
なぜこんなことになってしまったのか…
薄ゆく意識の中で私は思いを巡らせる。
私の名前は角田優樹、小学5年生だ。
セミの声が聞こえる7月、林間学校で友達と外泊することに私は浮かれていたのかもしれない。
悲劇の舞台は野外でのお弁当タイム。
レジャーシートの上だ。
友「お昼だ~!唐揚げ弁当じゃん」
私「めっちゃ美味しそうだね」
私は嘘を付いている。私の目にはアイツが見えているんだ。赤い戦慄、地獄の使者ミニトマトだ!
お分かりだと思うが、私はミニトマトが嫌いなのだ。
しかし外泊に浮かれた私は美味しそうだなどと言ってしまった。
自分の見栄、嘘、プライドから勝手にがんじがらめになった私がとった行動。
それは……!!ミニトマトの丸呑みだ!!
ミニトマトよ覚悟はできているか?俺はできている!
一気にやつを飲み込んだ。
喉の奥を通り抜け、ヤツは私の胃に到達する!……はずだった。
今、私の目の前は赤く染まっている
なぜなら喉にミニトマトが詰まり酸欠だからだ。
世界はぐるぐると回り
違う、地面の上で私がのたうち回ってるだけだ!
走馬灯が駆け巡る
いや、走馬灯だけじゃない。
「小学生5年生の角田優樹くんがトマトを丸呑みにして死亡」という新聞の見出しやニュースが私の頭をよぎる。
飲み込もうと口に含んだアップルジュースは逆流し、マーライオンよろしく、一気に私の鼻や口から天に向かって溢れ出す。
友達も異変に気づく。先生方も心配して私に駆け寄る。
あぁもうやめてくれぇぇーー!
ミニトマト飲んだだけなんです!
恥ずかしいからそっと死なせてくれぇ!
そう私の心が叫んだとき、スッと喉からミニトマトが抜け出したのだった……
以上が私が大学生の時に考えた自己紹介記事だ。
臆病で見栄っ張りな部分がよく出ていて我ながら素晴らしいなーと笑
これからコラムやエッセイ、色々頑張ります!
サポートをもししていただけたら、全て活動、社会に還元します!(いいやつそうな文章になってしまった…)