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ゼロから始める伊賀の米づくり〜新米兼業農家の記録〜

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2020年1月、三重県伊賀市の父の実家の田を継ぐことになった男の米作り1年目からの記録です。京都⇄伊賀の二拠点生活を送っている筆者が、家族の思い、地域の信頼に応えるべく、自然のま…
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2022年9月の記事一覧

ゼロから始める伊賀の米づくり37:祝!豊作出荷準備へ

今年の米の収穫量は、 30kg×93袋=2790kgでした〜! 合計6反弱(約6000㎡)の田んぼで2790kg、1反あたり465kgといったところでしょうか。 2020年、81袋(2430kg) 2021年、91袋(2730kg) 2022年、93袋(2790kg) と、初めて取り組んだ2020年から少しずつ増収しています。 今年に関しては台風も心配でしたが、無事に終えることができました。 毎年の増収…工夫していることは?何がこの増収を実現しているのかは、要

ゼロから始める伊賀の米づくり36:私(たち)の現在地

最後まで天気が気がかりだった今年の稲刈りも、家族3人体制で無事に終えることができました。 今回の稲刈りに際して、いくつも考えが浮かんできたので書き留めておこうと思います。 『家』のこと、『新しい兼業農家像と家族像』のこと、『人と自然の関わり』のこと、『これから』のことなどです。 家(イエ)田んぼに関わる際、兼業農家という立場上、どうしても『家』というものが気になります。兼業農家とは、必然的に家族も動員される家族経営の一種でもあるためです。 自分が長男として生まれた頃に

ゼロから始める伊賀の米づくり35:台風が迫る中、3年目の収穫🌾

2022年9月。今年の稲刈りは、家族3人で取り組むこととなりました。 父から継いだ田んぼでの稲刈りも、これで3回目。 少しは慣れてきたような気がしますが、毎年新たな課題やチャレンジに取り組むことになり、結果として毎年新人のような気持ちで臨んでいます。 今年の稲刈りの、当初の懸念点今年の収穫は、一筋縄ではいかない難しい条件がいくつも重なりました。 まずは、お隣の田んぼから(おそらく)除草剤が飛んできて、我が家の田んぼの一角を枯らしてしまったこと。(詳細と経緯は以下に) こ