見出し画像

ジュエリー界のSDGsとは

なんかいきなり硬い話題になってしまった。
某ジュエリーイベントでSDGsを謳い出したから、はてな?と思ったので。

ジュエリーは元々リサイクルされてる

そのジュエリーイベントは結局家電とかの貴金属を回収してジュエリーにも活用しようみたいな内容だったけど、なぜまた家電に活用しないんだろうと思ったり。

そもそもジュエリーは基本的にずっとリサイクルできるものだ。
金属は職人の間では普通に溶かして素材として再利用してることが多い。
(机1つで自宅アトリエでも簡単にできる)
あまりにも不純物やロウ材(金属の接着剤的なもの)が混ざってくると、専門業者に成分分析してもらって金属別に分けて精製したものを戻してもらえる。
いわゆる金銀プラチナ買取みたいなのも、回収した金属業者が溶かして素材としてまた販売してる。

宝石も外し石として安く卸してたり、再研磨やリカットしたら新品?としてもちろん再利用できる。
外し石を活用しよう!なんてクラファンを見かけたりするけど、業界的には普通に再利用されてるはず。

高いジュエリーほどサステナブルである

ただし、再利用できるのは金銀プラチナがメインだ。
2~3000円ほどのアクセサリーは真鍮や合金にメッキをかけているものがほとんどなので、燃えないゴミとして処分するしかなかったりする。
銀にメッキをかけているものは再利用できるはずだけど、買取店によると思う。

今年からうちはオートクチュールティアラのブランドも始めたが、ティアラこそ分解して再構築して受け継がれる(そのまま受け継がれてるものも多いけど)最たるものだ。
いわゆる家宝として永く永く使われている。

ジュエリーだって、お母さんの婚約指輪やおばあちゃんのルビーの指輪などたくさんリメイクで受け継がれている。
自分で買ったジュエリーだって、飽きたらリメイクしたらいい。
結局は目先の安いアクセサリーを買うより、ちょっと頑張ってK18やプラチナのジュエリーを買った方が最終的にはたくさん使える。
(とはいえ、いわゆるアクセサリーのブランドもやってるのでそこは好みやお財布と相談で好きなものを買って欲しい。)

ということで、ジュエリーはいいぞ!

制作用の大型工具を買うための資金にさせていただきます。