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英語は苦手だけども何とか話せるようになりたい❷

※この記事は前回の続きとなるものです。

今回は発声・発音の詳しい知識と、そのトレーニング法についてです。

リスニング、スピーキング、ライティングにまでも活きてくる発声・発音なので、まず最初にマスターしちゃいましょう。

発声編

発声と発音って何が違うの?

発声→言葉通り声をだすこと

発音→発する声を言語に合わせて加工すること

つまり、声という原料を加工して相手に伝わるような音を作る、ということです。

英語の発声自体は共通してるが、発音は方言や訛りなど同じ言語でも多様。

アメリカ、イギリス、オーストラリアなど発音が少しずつ異なるけど、全部覚える必要はないし変に意識する必要もないです。発声はほぼ共通だから、お互いに理解しあえる

発声トレーニングの重要性

豊富な語彙力、綺麗な発音、完璧な文法

この3つがあればネイティブスピーカーのようになれる、と思っている人がほとんどではないでしょうか。

確かに、自分とネイティブを比較したとき、何が違うのかを思い浮かべてみると、真っ先にこの3つが出てきますよね。

もちろん多くの人にとってそれは間違いではないです。

ですが、それよりも前にするべきことをほとんどの方がスルーしてしまっているのです。

英会話で一番の土台となるのは、発声練習です。

発声がまず最初にやるべき基本で、その上に発音、文法、語彙力です。

英会話教室などでも見落とされがちな発声練習ですが、

実は発音練習よりもめちゃくちゃ大事です。

先程も説明しましたが、

声を加工して音を作ってる訳ですから、

日本語仕様の発声のままだとどう頑張っても日本語っぽさが抜けないし、

発音でごまかしが効かない。

確かに、発声練習をしなくても英語自体は話せるようになります。

でも、一生日本人英語のまんまです。

本気でやるなら絶対にやらないといけない。

発音に大きな影響を及ぼしてくれる

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・舐められない

・対等に接してくれる

・一目置かれる

・めちゃかっこいい

・同じグループとして見られる

しかしそれは、土台を無視しているので、ほかの人にはなかなか通じない、たどたどしいまんまの英語です。

ちゃんと喋れているつもりでも、通じなかったらなんの意味もありません。

本当の意味でも「使える英語」を習得するためには、避けて通れない道なのです。

英語の発声法

私たちの普段の会話で発している言葉は、

音として耳に入って、脳に伝わります。

言語には、それぞれ音に特徴があるのはなんとなく分かりますよね。

ですので、この「音」の高さや大きさ、音色をコントロールできれば、

英語の「音」の特徴を掴むことができます。

こういった音を英語仕様にすれば、発音が悪くても通じます。

逆に日本語仕様のままだと、なかなか相手は聞き取れません。

ネイティブの人でも発音がとっても雑なおじさんとかよくいますが(笑)、

相手に伝わるのは発声がしっかりしているからです。

学生の頃、日本から同い年の留学生の人がいたのですが、

来てすぐのころは、カタカナ英語全開の、絵に描いたような日本語英語で話していたので、もちろん現地の人にはなかなか通じません。

ですが、1か月近くたったあたりから、カタカナ英語はまだまだ健在でしたが(笑)、自然と発する「音」がだんだんと英語仕様になっていて、それにつられて発音も少しずつよくなってきて、コミュニケーションも何ら問題なくとれるようになっていました。

このように、まずはベースとなる発声を固めることで、「使える英語」の土台を作ると同時に、次のステップの発音などにもスムーズに移ることができます。

1.音の高さ(周波数)

実は日本語は、多言語と比べても比較的声が高い話し方です。

(難しく言うと周波数が高い、ということ)

対して英語は、低い声の話し方です。

ですから、日本語を話す感覚で英語を話すと、この時点でもう伝わらないです。

高い声の日本語と低い声の英語ではそもそも周波数(声の高さ)が違うので、

相手からすると、周波数のズレの影響でなにを言っているのか脳が理解できなくなってしまいます。

つまり、 聞き手の立場に立つと、

自分の知っている英語の音と、あなたが発している音が全然違うから、非常に聞きづらいんですね。

モスキート音的な

2.調音方法

ではなぜ日本語と英語とで声の高さが変わるのでしょう?

答えは、調音方法が違う、からです。

日本語を話すときは口内、口の中で声のコントロール、調音します。

対して、英語を話すときは、喉奥で調音をします。

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でもこれって極当たり前のことで、

西洋の人は日本人よりも平均身長がだいぶ高いですよね。

その分声帯も長い分、声が低くて当たり前なんです。

加えて日本人は男女ともに世界トップクラスの高い声で話してる研究も出てる。

仕事の時など、自分の声を変えることはありませんか?

職業柄や周りの環境の影響で、声を作ることにすごい慣れちゃって、いつの間にか人と話すとき、無意識で地声よりも高い声で喋ってる人が多いことが原因の一つ(男子にも当てはまるよ。)

同じ感じで英語を話してるから、もうやばいことになっちゃってる訳です。

だから、英語の時は声を低く!もっと低く!を意識しましょう。

自分が思っているよりも相手に聞こえる音は高いので、

自分が思っているよりもワントーン下げて話してみる。

最初の内は低く、を意識する。

<トレーニング①>

高→低の3~5くらいコントロール出来るように

バイリンガルは話す言語によって声の高さ(調音)を変えてるんですよね。しかも無意識に。

3.音色(波形)

日本語は音と音、単語と単語の間に「拍」がある

そして、一つ一つの音を大体同じ長さで発音してます。

言葉の波が一回一回途切れる =間が空く

これが日本語感覚の話し方、そして英語が通じない原因

英語はつなげるイメージ(リエゾン)

言葉の波がずっと繋がっている

考えてみれば納得するとおもいますが、

日本人が幼稚園で最初にならう五十音

あ/い/う/え/お     (言葉の波が一回一回途切れてる)

英語国の子供たちは

エ~ビ~シ~ディ~を歌ってる  (言葉の波がずっと繋がっている)

この時点でもう音の波が全然違いますよね。


間を開けないことが大事

一息で言い切るイメージ

途切れ途切れに聞こえてしまい、理解されない

発音練習で詳しくやっていく

強弱


英語は逆に強弱をつけないの発音しずらい→大事な部分だけを強くはっきり→残りの部分は添えるイメージで

日本語は高低アクセント 強調したいところを高く言う

英語は 強弱アクセント 強調したいところを強く言う

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日本語感覚だとメリハリがなくフラットに聞こえてしまう

アクセント、強弱をつけることを意識する

なぜ英語の強弱が大事なのか

日本語は表形文字 

英語は表音文字

英語は音で自分の気持ちを伝える

アルファベット自体に意味があるわけではない

日本語は漢字そのものが意味を持ち合わせているので、

言葉の意味だけで気持ちが伝わる

やってみよう!

どうでしょうか。

英語と日本語でこんなに声の出し方に違いがあったんですよね。

そりゃカッコよく話せない訳ですね。(笑)

音の前に声を英語仕様にして、ぺらぺらを目指しましょう!

発音編

日本語と英語の違い

日本語感覚と英語感覚

自分が思っている英語の「音」と、実際のネガティブが発音している「音」が違うから

音の発声の仕方が違うから

音の切れ目を間違えているから

日常生活の英語に慣れていないから

感覚=音の違いが大きい

音を理解すれば発音も良くなる

英語の発音が難しいと感じる理由

・今までやってこなかったから

・ちゃんと理解していないから

怖い、難しそうといった感情は未知、知らないことが原因です。

だからちゃんと知って理解すれば恐怖はなくなる。

英語の「音」について学び、苦手意識、恐怖心をなくしましょう!

日本語は開音言語、英語は閉音言語

日本語 ん以外すべて母音で終わる

英語  子音で終わるのが多い

簡単に説明すると、

母音は ア、イ、ウ、エ、オ、 (a,i,u,e,o) の発音で、

子音はそれ以外の音です。

日本語は 子音/母音 のセットです。

かきくけこ

Ka, ki, ku, ke, ko

対して英語は基本的に 子音/母音/子音 のセットです。

日本語は母音で終わるので、英語を聴く時も無意識に日本語感覚の母音で一度区切ってしまう癖があります

同様に、子音で終わる言葉を日本語感覚で母音で終わるように発音してしまう。

→変な英語の発音の原因

→発音が理解できてないから、聞き取りもできない

英語の場合子音母音子音でまとまっているので母音で区切ってしまうと次の子音が聞こえなくなってしまいます

大事なのは音の区切り方の違いを理解することです。

音の区切り方=英語のリズムの理解につながり

感覚を分けよう

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喉発音

発声編でも調音の仕方を学びましたが、

英語は口先ではなく喉で発音をします。

喉発音ができれば、英語らしい発音に近づくし、ネイティブと同じ話し方なので、相手の言葉も理解できるようになり、リスニングも飛躍的に伸びます。

喉発音は、この後のリエゾンや音節にも繋がるもの

喉発音ができれば、ほかの理解も早くなる

<トレーニング>

あくびをしながら英語で話してみる

喉の力を抜きながら

息を出し続ける

声が途切れないように

さしすせそ

はひふへほ

ばびぶべぼ

英語の音節

音節(シラブル)とは?

日本語は拍

音節は音のまとまりのことです。

日本語は基本的に一文字で一拍、即ち一音節です。

日本語は基本的に 子音/母音 のセットで 一音節

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英語は基本的に 子音/母音/子音 のセットで一音節

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日本語はかな一つにつき1音節

ですが、英語はアルファベット一つ=1音節ではない

例えば、「思う」は お、も、う、の三文字なので、

三音節といえます。

ですが、英語は子音/母音/子音 のセットで一音節なので、

Think は

子/子/母/子/子 の一音節です。

子音は何個くっついても母音が一つなら一音節です。

Strengths のように、文字が多くても、母音は一つなので、ひと息で言い切ります。

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このように、英語は文字の数に比べて、音の数が少ないので、まとまった英語を聞いたとき、早口に聞こえてしまうんですね。

英語の音節とリズムについて説明しましたが、全てを頭に入れ込む必要はありません。

もちろん、特例や例外もありますが、でてきたらその都度覚えていけばいい

原則として、英語の音節の数

ただ、どんなルールにも大抵例外があることをわすれないように

正しい文法やルールを知ることも大切ですが、語学は人との会話がメインなので、ネイティブの人がいちいち文法を気にしながら喋ることはないです。

今まで英語を流暢に話せなかった理由を理解して欲しいのが一番なので、

他の細かいとこは、

なるほどね、そういうことだったんだな、程度でも大丈夫です。

できない原因を明確にすることが、成功の第一歩です。

リエゾン

リエゾンが分かれば英語がどんどん聞き取れるようになる

英語が聞き取りにくい理由の一つの原因がこのリエゾン

リエゾン(liasion) とは、フランス語の「連音」の一種で、英語でいうリンキングです。

簡単に説明すると、リエゾン=日本語にはない、他言語特有の話し方です。

リエゾン

→ 音どうしがつながる

→本来の単語の切れ目がなくなる

→音が消える

→本来のスペルと別の音に聞こえる

なんとなくでいいので、フランス人がオシャレなカフェで話している様子をイメージしてみてください。

皆さん、とても美しく、滑らかな話し方が頭に浮かんだかと思います。

英語の場合も少し似ていて、比較的滑らかな感じで話すことが多いです。

しかしながら日本語の場合は、英語やフランス語と違って、

リエゾンの真逆の、一つ一つ区切った発音の話し方をしています。


初心者の外国人が日本語で自己紹介しているところをイメージしてください。

なんかくせのある話し方をしていますよね。

あれは、多くの日本人が英語の話し方を知らないように、

外国人も日本語の話し方をしらないからです。

それに、ここにヒントが隠されています。


先程の外国人の自己紹介の話し方

わたぁ~しのなまぁ~えはぁマイクでぇ~すぅ

適当ですがこんな感じですよね。(笑)

実はこの話し方こそがリエゾンなのです。

日本語を話す時は、基本的に一音一音区切って話します。

対して、

英語を話す時は、文やフレーズを一気に、ひと息/ひと呼吸で言い切って話します。

日本語は「拍」をベースとした話し方で、一つ一つ区切って話すので、

音どうしがつながる、という感覚がないので、

ネイティブにcan you speak slowly?

と聞いても全然ゆっくり話してくれない、と感じるのは、

外国人はリエゾンでの話し方が自然なものだと思っているから。

<トレーニング>


アクセント

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日本語、英語ともにアクセントが存在するが、

それぞれ注目すべき所が違う

アクセントは後回しにされがちですが、

ロボットのようになってしまう

すると伝わらないし、英語が話せない人だと思われてしまう

先程もでてきましたが、

日本語→高低アクセント 強調したいところを高く言う

英語→強弱アクセント 強調したいところを強く言う

日本語のアクセントは、

あめ 雨、飴 のように、それぞれの意味が伝わるように、音の高低で発音仕分けます。

英語のアクセントは、音の強弱で表す

自分の感情を伝える

一つ一つ暗記するのはきつ過ぎる

慣れていくことが一番

原則となるルール (あくまで原則で例外もたくさんある)

3音節の単語までは 

最初強く→弱くしていく

音節が4つ以上の場合は基本3つ目の音節を一番強調する

注意すべき点は3音節の単語までであって、短い単語というわけではありません。

Prefixの場合

プリフィックスとは、単語の先頭について、意味を持っているかたまり

例えば、

  advantage(アドバンテージ)agree(賛成),like(好む),appear(現れる)

これらの単語に、

Dis をつけると、 disadvantage(不利益な), disagree(反対), dislike(嫌いな), disappear(消える)

もともと意味のある単語に,反対や否定の意味を持っているdisを先頭につけると、正反対の意味の言葉になる

Suffixの場合

サッフィックスとは、単語の後について、意味を持っているかたまり

Ble

Ity


慣れない内は、アクセントの正確な位置はあまり意識しなくても大丈夫

ただ自分の感情をのせて、強弱をしっかりつけることだけは意識するように

なんとなくここにアクセントかな、でいい

アクセントをつけるのは感情、自分の気持ちを表すため

世界中の大半の人も正確なアクセントではなしてないから恥ずかしがる必要は全くない

リズム

英語のリズム

アクセントとのつながるところも多い

アルファベットそのものには意味を持たない表音文字なので、

音の強弱やアクセントで自分の感情を伝える

日本語は拍で区切るので、

すべての文字を同じ長さで言う

英語では、

ひとつのフレーズでも、

その時の気持ち次第で、

音を強調したり、高くしたり、大きくしたり、長くしたり、

それが、英語独自のリズムを作っている

僕はたまに、

日本語を話すとき、ぼそぼそ喋っていて何言ってんのか分からない、

女々しい、なんて言われますが(泣)、

英語を話しているときは別人みたい、と言われたりします。

外国の人はフレンドリーで表情が豊かだなと感じるのも、

英語のリズム(話し方)がそうさせている

ドラマや映画で目にする会話も大げさに話している訳ではない

英語のリズムで話すと、自然とそうなるから、

恥ずかしがらずに映画のワンシーンにいるような気持ちで話してみよう

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英語のリズムに乗れて来たら、

自分の話し方が英語らしく感じられるようになるし、

今まで聞き取れなかった長いフレーズも聞こえるようになる



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