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そこに、いた証明。

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記憶に残る、大切な人たちとの瞬間を切り取ったもの。
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#ありがとう

Happy Birthday

今日、8月7日は娘の20歳の誕生日でした。 誕生日なので「おめでとう」を口にしましたが、もうひとつ「ありがとう」を伝えました。 こんな私をお母さんにしてくれて、20年間も私の娘として生きてくれてありがとう。 一人の女性として、出会いを大切に生きてください。

「助けて」と言える勇気が救うもの。

子供という存在は、可愛いが憎たらしい。そう思わないか? 寝顔を見れば天使だけれど、昼間の癇癪を目の当たりにすれば、悪魔そのものだ。 キレイ事ではないのだ。 相談できる親もいない。夫に相談すれば、「保育園は働いている人しか子どもを預けられないよ」と、視点の合わない返事。 夏の暑さ。繰り返される癇癪を前に、叩くだけではおさまらず、足蹴にした。そして、私は泣き崩れた。 子供が泣く時、思い切り泣く時、その姿をみる時、 「そんな風に泣けるなんて、うらやましいな」と私は思う。 大

やさしい言葉など、なくてもいいから。

新しい年が始まった。 いつもと同じ朝なのに、いつもと違う演出で 世の中が動き始めたのを感じた昨日。 あと数日もすれば、この雰囲気は日常にシフトしていく。 温かい紅茶を入れながら、テレビの画面が目に入る。 箱根駅伝だった。 私は普段、テレビを観ない。 スポーツもたいして興味がない。 久しぶりにテレビの前に座って、走る選手を観ていた。 鍛えられた身体、険しくもたくましい表情。 沿道の応援。歓声。 頑張っている人と、それを応援する人。 「分かりやすい構図」がそこにあった。

もう、いないあなたへ。

あなたに会ったのは 長女を出産してすぐのことだった。 そう。すぐのこと。 何故ならば、 出産した病院の大部屋で 私の向かいのベッドに あなたがいたから。 結構、年上かな? よく笑って声が大きい。 「人」に興味があって 声をかけることに躊躇しない。 「明るくて人見知りしない」というのは あなたみたいな人のことを言うのだと思った。 「ママ友」って言葉がある。 核家族の多いこの地域で ママ友を作ることは ある意味容易に感じられた。 要は、 皆んな知り合いがいないか