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NOとハッキリ言いづらいあなたへ

日本人は、NOと言うのが苦手な国民性

日本人は、NOと言いにくい国民性だと言われています。
これに関しては、世代や性別を問わず、ありがちな傾向です。

特に接客業では、お客様の申し出を断る場面、
例え、相手がどんなに理不尽なことを言ってきたとしても、
「はい、お客様がおっしゃることは、ごもっともではございます。が、・・・こちらとしては、それを対応いたしかねます。」

と、言った具合に、まずは、一旦相手の言い分を受取り、断り文句も、対応したい気持ちはありますが、できないのです。と、苦しい胸の内をわかってと言わんばかりの言い回しになります。

こちらがお客様側になった場合でも、「〇〇屋です。商品のご案内に伺っています。」とドア越しに言われても、「結構です。」(ハッキリNOではなく)とやんわり断り、「粗品だけでも受取ってください。」と、言われると、どうも断わりづらく、ドアノブにかけて行った粗品を渋々受取ってしまったりすることがあるのではないでしょうか。

そんな親や周囲の人を見て育ってきたのですから、それが習慣(クセ)になっていても当たり前だと思っていても、不思議ではありません。

日本人だから?日本で育ったから?は、ホント?

日本人は、やさしいから、相手の気持ちを思いやるからNOが言えないのだと、よく言われています。

しかし、それって、本当でしょうか?

帰国子女や海外生活が長い友人を見ていると、日本人でもハッキリNOを言う人もいますし、言えない人もいます。

海外では、自分の意見をはっきり主張しないと生きていけないのであれば、みんなハッキリNOを言えるようになっているはずです。

それに、ずっと日本に生まれ育った人でも、普通にNOを言う友人も何人もいます。

すると、国民性だとか、生まれ育った環境がその理由ではないのでは?と考えてみました。

NOとハッキリ言える人の特徴

私の身近な友人たちを観察していると、NOとハッキリ言える人は、それが良いとか悪いとかという概念がありません。

ただ、自分がしたいかしたくないかで判断しています。
それで、相手がどう思うかとは、考えないです。

そんなに簡単に断って平気なの?と尋ねると、その方が相手が別の人に頼もうと行動を移せるので、お互い時間を大切に使えると言うのです。

そして、あっさりハッキリNOを言える友人のほうが、なぜかいつも周りに人が寄ってきている気がします。何かするときにボランティアで友人がヘルプしてくれたなんて言ってる気がします。

相手にどう思われるかより、自分がしたいことに時間を使う方が良いでしょ。と言われました。それは、理想論でしょ。と言いたいところですが。

自己卑下や劣等感がないのか?
アメリカに渡って英語がまったく話せず、授業も聞き取れず、すごくバカにされて悔しい思いをして劣等感にさいなまれた経験から、くそーーーっ!と気持ちに火を点けて、英語をマスターしだしたら、徐々にみんながサポートしてくれて、発音下手とかカッコつける必要ないと思えた。と話してくれた友人は割と多いです。

自分の気持ちに正直に行動していれば、相手が変わってくる。だから、どう思われるかに左右されずに、その時の気持ちがNOであれば、そう伝える。以上。シンプル!でした。

シンプルにNOと言えたらどんな気持ち?

そこに気分はあるのか?と思われるかもしれませんが、NOと断れば、その件については、そこで終了。スッキリした気持ちになるはずです。

そして、他のことに取り掛かれる時間が確保できるわけです。
動作だけでなく、思考も含めてです。

爽快さ、ラク、前向きな気持ちを感じられるのではないでしょうか?_
こうした気持ちの波動は、すごく軽~いです。

だから、気の良い友人たちが寄ってくる、サポートしてくれるというのが、うなづけるのです。

曖昧に、渋々NOが言えないときの気持ちは?

言ってる方も、後味悪いです。(私は、そうです。)
結構です。と言ったけど逆手に取られたらどうしよう?
ハッキリ断れなかったな。。。ダメだな、
と、あなたが悪くもないのに、必要ない所で自分を責めたり、気持ちを引き摺ってしまったり、することはないですか?

これらの気持ちを言葉にすると、
心配、疑い、落胆・・・
こうした気持ちは、波動が低いので、またこの波動に共鳴するような人との出会い、出来事に遭遇してしまいがちです。

自分なりのNOの言い方を見つけておく

私は、ある仕事の依頼について、電話でNOと言うのが苦手でした。
それで、メールで連絡をもらうようにしました。
そのほうが、ゆっくり落ち着いて判断できるからです。

もちろん、全てがメールでと言う訳にはいきませんが、この方法ならNOが言いやすいというものを見つけておくのは、おススメです。

私は、メールでNOが言えるようになってから、電話でも徐々にNOが言えるようになってきました。
回数を重ねて練習すれば、それが新しい癖になって、やがて普通にNOが言えるようになるはずです。

もっと自分を大切に生きよう!

慣れてきたら、NOとハッキリ伝えることに抵抗が減っていきました。
それまで、仕事の依頼ゆえにNOというのが怖かったんです。
収入に直結するし、断ってもう依頼来なくなるのが怖かったんです。

しかし、NOと言っても、変わらず仕事の依頼は入ってきました。

それに、乗り気でない仕事にNOと言えずに入ったとき、仕事に向かうまでの時間、すごく後悔しました。何で引き受けたんだろう。いやこれで収入が入るからとずっと、自分の気持ちを誤魔化していました。

当然、すごく疲れました。
今度こそ、断ろう!そう思う波動が、またその現実を作ると言う意識が乏しく、電話がかかってくるたびに、不快感を大きくしていきました。

自分で自分の波動をわざわざ低くして、またそれに共鳴した現実が目の前に現れて、かなりドMなことをしてきたなと思います。

NOとハッキリ伝えるには勇気がいりますが、大丈夫!
できるところから少しずつ新しい習慣に塗り直していきましょう!

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