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日本の魅力を知る旅〜名古屋の有松の歴史と古き良き日本を体験〜

こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
名古屋の有松という場所をご存知ですか?
名古屋の市街地から名鉄電車で約20分。
名古屋市内にありながら江戸時代の面影残すまち。それが『有松』です。

2019年5月に「江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染が風にゆれる町 有松~」として、文化庁より『日本遺産』に認定されました。


今まで、幾度となく名古屋に出かける機会はあったのですが、有松という地名は今回初めて耳にしました。歌川広重の東海道五拾三次の作品の中にも「鳴海 名物有松絞」として描かれています。

私は小さい頃から、歌川広重の東海道五拾三次の絵が大好き。永谷園の東海道五拾三次カードフルセットに応募し、当選した時には、トランプのように並べながら、江戸時代の自然や食文化を観察して過ごしたので、非常に身近に感じました。

有松は伝統工芸の絞りと重要伝統文化財保存地区になっている古い町並みがとっても魅力的。

こういった古い町並みが残る街は日本各地にあれど、有松絞りという産業と伝統工芸がある事や町並みのお家に実際、人が住んでいるのが特徴とのことです。

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町並みのあちらこちらに有松絞りの暖簾や作品があるのも、味わいがあります。

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有松絞りが現在迄遺っているのは、浮世絵に有松絞りの手ぬぐいの絵を登場させてもらったり様々なマーケティングや販売戦略を行っていたという事を教えて頂きました。江戸時代の参勤交代やお伊勢詣りの際には、お土産として手ぬぐいがよく売れたそうです。

実際に、様々な有松絞りの話をお伺いしてから、私も有松染体験を行いました。藍色がベースではあるものの様々な色合いを選択する事ができます。
色鮮やかに完成するので、とっても楽しいです。私の作品です。
それぞれに個性あふれる作品が出来上がっていました!

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宿泊先は、有松のゲストハウスMADOさん。

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風情のあるお宿でオーナーと女将さんのご夫婦が迎えてくださいます。
木造の歴史ある住宅です。



私は福井県の三国町(現坂井市)の曾祖母の家を思い出し懐かしくなりました。曾祖母のお家は、江戸時代に建てられ、何度も増改築が施されたお家でした。戦前はお米屋さんで、叔父さんが大工さんだった事もあり、広い土間と大工道具が並んでいるのが印象的でした。

床などには漆が塗られていたんですよね。中学時代に曾祖母が亡くなって、お葬式に行って以来、1度も足を運んでいません。福井へも行きたくなってきました。



MADOさんでの夕食はかまどご飯と野菜やきのこ、お肉などのせいろ蒸し料理。裏庭でみんなで力を合わせてご飯を炊きます。

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日頃、電化製品に頼った生活をしていると災害に対しての怖さがありますよね。かまどでご飯を炊いたり、火を起こしたり、「ある程度の道具があればご飯を作る事ができる!」という体験は、生きていく上での地に足を付けていく事と繋がっていくのではないかと感じます。

オーナーからは、自然栽培米で古来製法の日本酒造りに挑戦し、「雑混」が完成するまでの秘話を伺いました。

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翌朝は、格子窓から射し込む光で目覚め、とっても清々しい朝でした。
朝は名古屋らしく、小倉トーストからスタートしました。

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着物での街歩きも情緒がありますし、畳の部屋で風を感じながら、お昼寝をしたり、のんびり過ごすのもオススメです。名古屋駅から約20分で有松に行く事が出来ますので、ちょこっと立ち寄るという体験も出来ます。
是非、訪れてみてくださいね!

この秋、有松では様々なキャンペーンも開催予定です。
名鉄キャンペーン「秋の有松めぐり」
開催日:2021年10月1日(金) ~ 11月30日(火)

~伝統の美が織りなす幻想的な100日間~「絞」・「瓦」灯りストリートin有松 灯りのオブジェ点灯
開催日:2021年8月7日(土) ~ 11月14日(日)

日程|2021年10月16日~11月14日
上記期間中の土日のみ


8月に屋久島で初めてゲストハウスに宿泊して以来、ゲストハウスの関係性の近さや一期一会の旅の出会いの魅力を感じています。
日本中のゲストハウスを巡りたいという方には、Hostel Lifeがオススメです。

それでは、味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね♪

サポートして頂いた暁には、その費用を次のコラボレーションの原資にしていく事で、より良い社会を創っていきます。 コラボレーターの活動を通して、社会的孤立感を無くしていきます!!