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原ゆかり@SKYAH & MY DREAM. org

(株)SKYAH代表取締役&ガーナNGO MY DREAM. org共同代表。外務省、総合商社、アフリカ企業での勤務を経験。BCMA認定キャリアメンター、獨協大学非常勤講師、(株)ハラプレックス社外取締役、FRaUライター。https://linktr.ee/yukarihara

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    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

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多様性の大陸アフリカから生まれた「綺麗」なワイン「ASLINA(アスリナ)」

先週、久しぶりに南アフリカを訪れました。短期間の滞在でしたが、ヨハネスブルクとケープタウンの各所を巡る中で改めて、日本ではまだまだ感じることのない高い多様性に触れ刺激を受けました。今回の旅の目的の一つは、南アフリカワイン「ASLINA(アスリナ)」のオープンしたばかりのティスティングルームを訪れること。 多様性の大陸アフリカ 南アフリカ初の黒人女性醸造家Ntsiki Biyela(ヌツィキ・ビエラ) ヌツィキとの出会いは、2019年。日本への輸入と国内での流通やPRをコ

    • 「システム1」「システム2」〜直感に頼らず寝かせることで後悔を減らしたい

      心がざわつくメッセージを受け取った時にどう反応するかーここ10数年くらいで自分の対応の仕方が変わってきたなと思っています。以前は脊髄反射的に自分の信じる「正しさ」を軸に返事を書いてそのまま送信し、衝突を進んで買いに(或いは売りに)いくことが多かった気がします(反省)。今もモヤモヤしたりイライラしたりするところは相変わらずで制御し切れていないのですが、ここ最近の自分は、すぐには反応せずに自分の考えを寝かせるようになったなと感じていました。 おそらくそれは不用意な衝突や相手の気

      • 「守破離」は循環する気がする

        先月の学生向けイベントに登壇した際に、「学生の頃と社会人になってからとで、考え方や感じ方が変わったことはあるか」という趣旨の問いをいただきました。「政策やビジネスのこととか学生として座学で学んだことは知識としてはなんとなく頭に入っていたけれど、腹落ちしたのは実際に仕事で扱うようになってからで、社会人になって15年経つ今でも「あぁ、このことだったのか」と思うような瞬間が多い」と答えました。そのことを年末年始を跨いでぼんやりと考えながら過ごしたのですが、今行き着いた考えが、「守破

        • 「呪いの言葉」と「魔法の言葉」〜自分をアンリーシュしてあげませんか?

          日々キャリアメンターとしてメンティの皆さんのお話を聞かせてもらう中で時々用いるフレームワークに、「幼少期から今に至るまでに受け取ってきた、印象に残っている言葉を書き出してみる」というものがあります。思いつくままに書き出し発散していただいた後には、それぞれの言葉を「呪いの言葉」、「魔法の言葉」に分類してもらいます。 「呪いの言葉」と「魔法の言葉」 自己評価や自己肯定感を下げるような足かせとなっているような言葉だったり、自分を卑下し「自分なんか…」とついつい口走ってしまうきっ

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          三日坊主がちの自分から、ちょっとだけ抜け出せたかもしれない2023年の変化

          大変お恥ずかしながら、2011年〜2018年、アメリカ、ガーナ、南アフリカ、ドバイ…と海外赴任する先々で、パーソナルトレーニングやジム等を契約しては消化し切らずにその国を離れるということを繰り返していました。運動しなくちゃ痩せなくちゃ…という気持ちはあるものの、重い腰がなかなか上がらない自覚はあったので、お金を払って予約して誰かにサポートしてもらうようにすれば流石に通うだろう…と毎回思うものの、気付いたら足が遠のいている、そんなことの繰り返し。 ところがそんな自分が2023年

          三日坊主がちの自分から、ちょっとだけ抜け出せたかもしれない2023年の変化

          犬の殺処分現場のドキュメンタリー『十二夜』に胸をえぐられた

          週末、ふとテレビをつけたときに映った24時間テレビ。たまたまそのときに流れていたのは、台湾の保護犬のトリミングボランティアの様子。ナレーションで、台湾では2017年アジアではインドに次いで2番目に犬猫の殺処分が禁止されたと聞き、全く知らなかった事実にスマホで何の気なしに検索。 2015年の動物保護法改正法制定(2年後の殺処分全面廃止を定めたもの)を後押しした一つとして報道されていた、犬の殺処分現場のドキュメンタリー『十二夜』(youtubeで公開中)に行き着きました。 1

          犬の殺処分現場のドキュメンタリー『十二夜』に胸をえぐられた

          肯定的な言葉がひとを形成する力〜「シュートできなかった」ではなく、「シュートにつながるパスができた」自分、というセルフイメージ

          「セルフイメージ」というお題をいただき、お話しさせていただく機会を得ました。準備にあたり、改めてセルフイメージってなんだっけということを含め整理している中で、タイトルに引用した父と妹のやりとりや、メンタリングの仕事との関連性にも思うことが湧き上がってきました。そんなことを今回は綴りたいと思います。 セルフイメージとは 自ら抱いている「自己像」や自己評価のことをセルフイメージと呼びます。人前で話すことが得意・苦手ということや、特定の色味が似合うというような自己認識もセルフイ

          肯定的な言葉がひとを形成する力〜「シュートできなかった」ではなく、「シュートにつながるパスができた」自分、というセルフイメージ

          今年もサマーキャンプに出発〜つながりがひとを育てるMSTERIOの魔法

          2001年以来、小学生〜高校生を対象にインターナショナルサマーキャンプを開催しているMSTERIO。今年も約1週間のプログラムにスタッフとして参加します。10年前から、主催者の寺尾さんから話を聞いたり、キャンプに参加したくさんの出会いを得て刺激を受けてきたという講師や参加者の方々に話を聞く中で、いつかきっと参加したいと思い続け、昨年から参加させてもらっています。明日から始まる二度目のMSTERIOを前に、昨年のことを思い出し、旅の準備をしたいなと思います。 サマーキャンプM

          今年もサマーキャンプに出発〜つながりがひとを育てるMSTERIOの魔法

          「計画された偶発性理論」(Planned Happenstance Theory)〜山登り型 vs 川下り型のいずれかを選ぶ必要は必ずしもなく、山あり谷ありでいいのかも

          3ヶ月前に、自分のライフやキャリアは川下り型だと思うという記事を投稿しました。その後より深掘りしてみると、私のこれまでとこれからは必ずしも川下り型とも言い切れず、山登り型とミックスのハイブリット型だなと思うように至りました。どういうふうに説明づけられるのだろうと考察する中で、「計画された偶発性理論」(Planned Happenstance Theory)という考え方に出会い面白いなと思ったので、そのことについて綴りたいと思います。 「計画された偶発性理論」(Planned

          「計画された偶発性理論」(Planned Happenstance Theory)〜山登り型 vs 川下り型のいずれかを選ぶ必要は必ずしもなく、山あり谷ありでいいのかも

          ロジックモデルの話〜頭の中のモヤモヤの整理やシナリオ描きの助けになる考え方

          「ロジックモデル」という考え方を最初に知ったのは、10年前アメリカの大学院留学中に受けたソーシャルアントレプレナーシップについての授業の中でした。社会課題の発見と分析・構造化の次に行うべきは、その課題を解決した先に何を目指したいのか、どんな世界を実現したいのかというスーパーゴール或いはインパクトの設定。そして、そこに至るまでの過程を丁寧に描く…つまり、資金や人材などのリソースを最大活用しながら事業を展開し、その先に結果としてのアウトプット、さらにその先に得られる短期的・中長期

          ロジックモデルの話〜頭の中のモヤモヤの整理やシナリオ描きの助けになる考え方

          伝え方で変わったこと〜大事なことは重複をおそれず何度も言葉にする

          2012年にガーナの村で村の人たちと一緒に幼稚園建設プロジェクトを実施したことを皮切りに、トイレやクリニックの整備や、収入源となるような事業の模索など、村人達による取り組みに伴走してきました(MY DREAMプロジェクト)。以来、子どもや大人の集まる様々な場で、お話しさせていただく機会を得てきました。 10年前の当初、講演資料を準備する際に気をつけていたことは、話す内容がなるべく重複しないこと。でも最近は、大事なことは寧ろ何度でも、時には二回以上同じスライドを投影してでも繰

          伝え方で変わったこと〜大事なことは重複をおそれず何度も言葉にする

          「課題解決」を急ぐあまり課題の発見と掘り下げを疎かにし、当事者を置き去りにしていないか

          ヘッダーの画像は、最近学校講演の中でよく使うスライドです。SDGsが教科書に記載され授業で教えられるようになってから特に顕著になった傾向のように感じますが、先生や学生たちが地域や世界の課題の解決について考え、実際に取り組んでみるという事例が増えたように思います。それは素晴らしいことだと思います。一方で、実際にその取り組みに伴走していると、課題解決が先に立ちすぎていて、取り組もうとする課題の発見と分析がおざなりになっている場面にも多々出会します。今回は、そんな事に対して感じてい

          「課題解決」を急ぐあまり課題の発見と掘り下げを疎かにし、当事者を置き去りにしていないか

          幸せの「あいうえお」〜Facebookが思い出させてくれた元上司がくれたコトバ

          Facebookの思い出機能、すごく助かります。大事なことを大分たくさん忘れている自覚があって、通知でハッと思い出させてもらうことが多々あります。今日上がってきたのは、この通知。 少し前に、「私のウェルビーイング・メソッド〜落ち込んだときに開いてみる“Encouraging”メールフォルダー」という記事を投稿しましたが、Facebookのこの思い出通知機能も同じ役割を果たしてくれています。備忘録的に書いておくと、思いがけず上がってきた通知に励まされたり、気づきをもらえたりす

          幸せの「あいうえお」〜Facebookが思い出させてくれた元上司がくれたコトバ

          あなたは山登り型?川下り型?〜ライフには必ずしも目標設定もKPIもなくていい気がする

          数年前から、「次の10年の目標はなんですか?」と聞かれることが多く、答えを持っていなければいけないような気がして、色々とテッペンを決めてそれまでにやることを計算してみる…ということを試みようとするものの、イマイチしっくりこないということが続いていました。そんな時、「山登り型」「川下り型」という発想に出会いました。世の中一般的には、わたしが試みたような「山登り型」が求められるような傾向にあるような気がしますが、「川下り型」でもいいと思えるようになった、という話を今回はしたいと思

          あなたは山登り型?川下り型?〜ライフには必ずしも目標設定もKPIもなくていい気がする

          “Take a calculated risk(計算の上でリスクをとってやってみよう)"〜大事にしている仕事の心がけ

          ある程度考えたら、とりあえずやってみることーアフリカでの10年のあゆみの中で学び、自分のスタイルに染み付いた考え方は、そのまま仕事の心がけになっています。 日経COMEMOのお題「#仕事の心がけ」に寄せて、どうしてそのあり方が大事だと思うのか、綴ってみたいと思います。やりたいと思っていることはあるけれど、なかなか踏み出せない…心当たりのある方に、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。 Calculated risk(計算されたリスク) つい最近、隙間時間で聞いているMast

          “Take a calculated risk(計算の上でリスクをとってやってみよう)"〜大事にしている仕事の心がけ

          私のウェルビーイング・メソッド〜落ち込んだときに開いてみる“Encouraging”メールフォルダー

          落ち込んだときの対処法。思いっきり寝たり、呑みに出かけたり、ドラマを一気見したり…いろんな方法でストレスを発散するのですが、15年近く溜め続けている「自分を励ましてくれるメッセージ」が詰まった"Encouraging"メールフォルダーは、自分のウェルビーイングを保つためになくてはならない処方箋です。 ウェルビーイングとは 最近よく聞かれる「ウェルビーイング」、“心身の健康や幸福”を意味する言葉です。“従業員が幸せであれば創造性や生産性も高いとする研究成果も増えてきた”とい

          私のウェルビーイング・メソッド〜落ち込んだときに開いてみる“Encouraging”メールフォルダー