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相談室ー幸せなのに不安なあなたへ

出張先の夜です。明日も仕事で気合が必要と考えつつも、やはりお悩みに早く回答したい私がいます。お待たせしました。

今日は40代主婦さんからのご相談です。


優しい夫と可愛い子供達にも恵まれ裕福でないけれど、満ち足りた生活を送っています。実の両親からは普通の温かい家庭で育ててもらい、今でも見守ってくれる存在です。

お悩みは私の友人や先輩や親や兄妹、そして夫も、皆、才能に溢れ、自信があり決断力もあり、新しく行動していて。年を増すごとに魅力が輝いています。

結婚してても、独身でも、離婚しても、子供がいてもいなくても、みんなバラバラな人たちです。彼らの才能にいつもクラクラし、その行動力になんて素晴らしいんだと惚れ惚れし、事件も乗り越えていく力強さと、彼らのドラマティックな日々を見聞きし自分との違いに驚く日々です。そして、活躍し輝いてる皆のことが自慢だったりします。

ふと、こんなに平凡で特別な才能のない自分に驚き、恵まれてるのにがっかりし自信が持てません。幸せな日々ですが、なんて自分はつまらない『ただのおかあさん・おばさん・奥さん』になってしまったんだなと思ってうんざりします。昔は輝いてたのに!なんて、思ったり。

このまま平穏な日々を過ごしながら、友人達や家族の活躍を応援し見守り、間接的にワクワクする日々で。自分自身に何か特別な才能や夢がないまま、おばさんになっていく人生でいいのかな?と、不安に思うのです。古いドラマだと、三男坊の妻Aみたいな、固有名詞もない三男坊Aとかかな。

友人に言うと、そんな平穏な生活が羨ましいと言われ困惑します。
でも、特にコレ!というやりたいことも、才能も無いのです。

私の人生このまま年齢を重ねていっていいのかしら、、、と思っています。


輝く方々に囲まれていると、なんとなく焦ってしまいますよね。自分だけが置いていかれているような。40代というのは、ちょうど自分を振り返る年齢なのではないかと思います。私が40才で帰国したときも、近くにいる才ある人々と比べて、自分のなにもなさにグルグル巻きな思考にやられていました。それでもいつか、ちゃんと答えは出るのですよ。

さて、ひとが外から見た自分を知る機会はあまりありません。

類は友を呼ぶ。朱に交われば赤くなる。
このことわざ、ご存じのことと思います。
そのひとのあり方を知りたければ、周囲の方々をみればわかります。相談者さんの周りにはすてきな方々が集まっているとのことですが、これはとりもなおさず相談者さんご自身の運であり、魅力でもあるのです。相談者さんが本当に三男坊Aであるのなら、いま周りにいる方々は存在しないでしょう。

ひとそれぞれにお役目は違います。輝いている才能あふれる方々にも悩みや自分を否定する瞬間が必ずあります。人間ですからね。そのみなさんにとって、相談者さんは癒しの存在なのではないでしょうか。そこにいてくれるだけでいいと思わせてくれるような。相談者さんが主婦としてそこにいることに意味があるんですよ。それは誰にでもできることではありません。どなたかの気持ちがふと下がったときに、相談者さんはきっとキラキラな目でその方のいい部分を伝えているのではないでしょうか。

そういう方がいてくれることが、相談者さんの周囲の方々にとって循環となり、「運」や「明日へのチカラ」になっているのです。重要なお役目なんですよ。

ひとはひとりでは生きていけません。肯定し支えてくれる相談者さんのような方がいるおかげで、前に進む勇気を生み出しているのです。ご主人さまやお子さんたちも同じです。相談者さんが笑顔で肯定してくれるから、輝いていられるのです。

ですから、どうぞいまのまま、年齢を重ねてください。もちろん明日のことはわかりません。相談者さんご自身が、なにかをやってみたくなるときがあるかもしれません。そのときには周囲のみなさんがあらゆる手段でチカラを貸してくださるはずです。どんな明日であってもいいのです。相談者さんがお持ちの、周囲の方々を手放しで賞賛できることが稀有な才能なのですから。

相談者さん、ご自分の育った環境と周囲の方々をどうぞいつまでも宝物になさってください。みなさんから、とてもたくさんの愛を注がれてもいるのですよ。あなたのチカラと愛がみなさんをさらに輝かせていき、ご自身も輝いていくのです。

まったくの無記名(匿名)フォームでお悩みごとを受付ています。その回答をnoteに載せています。

フォームはこちらです。

https://docs.google.com/forms/d/1R4qX5R8RpaBNfHFk5DDENoHoz23et8JqbW04b-xlki0/edit


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