熱量が問題行動に変容する。
個体によって生まれ持ったエネルギー量や質は異なります。
それは人も動物も同じ。
ほとばしるほどの質量のエネルギーを持って生まれてきた犬は、それを適切に満たしたり解放してあげる必要があるのです。
人がそれに気が付かずに、閉じ込めたままでいると、さまざまな形で外へ噴出します。
犬にはその子に合わせた運動や刺激や解放が必要です。
一般的なしつけのやり方では、この部分が抜け落ちているように思います。
我家の先代犬も今いるカニンヘン達も、しつけ教室で習うようなオビディエンスは得意でした。
それでも問題行動は実際に激しく出ましたし、もうすぐ3歳になる末っ子も普通の飼い方では間違いなく咬む犬になっていたでしょう。
エネルギーの問題なので行動だけではなく、形を変えて健康面で現れるケースもあります。
無気力で弱々しい犬であることを願う人はいないでしょうから、エネルギッシュであることは悪いことではないのですが、扱いは難しい場合があるということです。
自分の犬がどんなタイプで、どの程度のポテンシャルがあるかを知れば、おのずとやるべきことが分かってきます。
ご家庭だけで解決するのは難しいこともたくさんあると思います。ハイスペックな犬もいます。
私の犬も何人かのプロと言われる人たちにさじを投げられました。
今は熱量の問題が一番大きかったなと思っています。
もしお悩みの場合は、どうぞ信頼できるプロにご相談くださいね。
アニマルコミュニケーションでもその子のタイプを知ることができますし、お悩みの本質について本人を交えて話すことが可能です。
犬の側にも言い分があるかもしれませんし、何より誤解を解くことはお互いにとって大きなメリットがあります。
犬はいつもポジティブです。
私達もそういう飼い主でありましょう。
アニマルケアカウンセラー 高野 縁