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「寝起き よくする」の検索結果に「いや、そもそも起きれないの!」と納得できない起きるの苦手な人へ

朝起きるのが苦手な人は、日々罪悪感を抱えて生きている…。

そう、世の中の大部分の出来事は、大部分の人が活動している時間時動く。
寝ている間に何かが終わってしまった感は、結構ストレスなのだ。

あえて朝起きない選択肢も取れる時代ではあるが、昼夜逆転生活、夜勤生活、昼勤夜勤掛け持ち寝る時間バラバラすぎ生活、など色々体験してきて思うのが、結局朝起きたが一番楽!

あえて朝起きない生活ができるスタイルを選択することもできるが、例えば家族旅行、公演・ライブを見に行く予定、ショッピングなどなど、予定に合わせて自分のスタイルを一時的に変えなきゃいけないストレスを味あわなくていいから…。

「起きる」ことは1日の最初で最大のストレス


昔から、「起きる」という行為そのものが嫌いで、何時であっても何時間寝ても「起きたくない」人間だった。

予定があれば無理矢理起きるが、「起きる」ことはストレス。今日を始めたくないのだ。予定がなければ、眠く無くても寝続けていた。

既にこのストレス自体が弊害なのだか、
この「起きたくない病」は日常の他の部分にも悪影響を及ぼしていた。

まず1つ目は、時間がバタバタになること。ギリギリまで寝てしまうので、起きてから家を出るまでに時間が無い。その結果、到着がギリギリだったり、うっかり忘れが多かったりした。

そしてもう1つが、今日と明日が繋がらないこと。
起きることが嫌い過ぎて、明日の自分のパフォーマンスが未知数。

明日、今日を始めるか分からない自分にバトンは繋げない。1日1日がブチッ、ブチッと途切れた毎日を送っていた。昨日なにしたか、明日は何しようか、今日することは何だっけ、それが繋がることがないのだ。

雇われて働いていた時期には、それでも職場に行けば昨日やり残したことは残ってるし、今日やらなきゃいけないことは目の前にはっきりあるし、明日の準備は、1日の流れにルーティンとして組み込まれている。

だが、社会人学生になって時間の使い方の自由度が高い今、そこを自分で管理できないことは致命的だった。

睡眠の質を良くする方法は語られても、寝起きを良くする方法は語られない

そんなもやもやを抱えながら生きることかれこれ10年以上。
昨年末ぐらいから、本格体に改造しようとぼちぼち調べ始めた。

何でも知ってるGoogleさんに尋ねることにしたのだが、
「寝起き よくする」とかで調べても、タイトルには「寝起きを良くする方法」と書いてあるのに、内容は「起きたらすること」とか「睡眠の質を良くする方法」とか、そういうの。

「毎朝同じ時間に起きる」「起きたら太陽光を浴びる」「寝る前にスマホをいじらない」「睡眠負債をうんたらかんたら」

ちがう、違うんだよ、起きたら、とか、寝る前、とかじゃなく、起きれないの!

まぁでもしょうがないので、とりあえず「毎朝同じ時間に起きる」を実践してみることにした。

今年の目標の1つに生活基盤を整えるというものを掲げていて、ただ頑張ろ!って思うだけじゃ絶対やらないので、1月からYouYuberに倣って、「縛り生活」なるものを実践することにしのだが、その中で【毎朝6時の写真撮る生活】と銘打って始めた。

毎朝同じ時間に起きるって抽象的過ぎん??

上のツイートは引用リツイートなのだが、その引用元が、縛り生活の記録や感想をうだうだ記録しているアカウント(見る価値無し)。

その中で、6時の写真を載せたり載せなかったりしている。見てもらうとわかるのだが(見る価値無し)、そんなに実行できていない…汗

起きれない人に「決まった時間に起きましょう」ってアドバイス、めちゃくちゃ的外れだと思うんですよね笑。

多分、起きれない人はそもそも起き方分かってないから(起きれる人には意味不明かもしれないが)、できないことをしましょう、って言われても、段階すっ飛ばされすぎなんだよなぁ。

ネットでよく見る、「絵の描き方①円を描きます②完成!(めっちゃリアルなフクロウの絵)」っていうジョークみたいな解説を実際にされてる、という。知りたいのはその間なんだよぅ!という。

だから、結局、毎朝同じ時間に起きる!って決めて、全然できなくて自己嫌悪、結果挫折する、と。

なぜこんなに起きれないのだろう?

でも、今年は目標を公言して、できるようにならざるを得ない状況を作ってる。「できませんでした」、にもそれなりに理由がいるし、「必要なことだから」できるようになりたい、と思ってるので、とりあえずはどうしてできないのかを考えてみることにした。

すると、以下の2つの原因があることが分かった。
・起きたくない
・何のために起きるのか分かってない

そして、これら2つには自分のある特性が関係していた。
それは「今日に興味がない」ことだ。

駄洒落じゃないよ笑
起きて活動を始めてしまえば、楽しいことはもちろん楽しいと感じるのだが、始める前は、今日がどうなろうといい。数年後、数十年後の自分がどうなっていようが興味がない。そんな状態。

これは由々しき事態。もともと自分にはセルフネグレクト的な要素があるとも感じていた。

ただ起きれないだけじゃなくて、自分の生活や生い立ちや考えのすべてに、複合的な要因があって、複雑に絡み合っている。

昨年1年は、ワーキングプアから社会人学生になり、かなり価値観を変えてもらった1年であった。未来が今の生活と違うものになっていてほしければ、今行動を変えないといけない。それに気づいた私は、自分の将来を少しは現実的にとらえるようになっていた。

この延長線上の未来は、何年たっても、あれ出来てない、これやってない、そんなことが山盛りで自己嫌悪を感じる人生。

そんなのは嫌だ、と思うようになると、自分の将来からさかのぼって今日この1日にも、少しは興味がわくようになってきた。

寝起きにストレッチしたら、めっちゃ目がさえる

ちょうどその頃、【毎朝6時の写真撮る生活】から数日遅れて、【起きたらストレッチ生活】というものを始めた。

起きたら3分の動画を見ながらストレッチをする、という、超簡単なルールだ。
そしてこの生活を始めたことが、大きな転機となった。

並行して【毎朝6時の写真撮る生活】をやっていたが、6時に起きれても起きれなくても前日寝ないで朝になっちゃっても、なるべくこのストレッチだけはするようにしていた。

これ、体が硬くてもできるストレッチばかりなので本当に楽に続けられるのだが、これをやると、めちゃくちゃすっきりする。

起きるのも嫌いだけど、起きてから本調子になるまでも長いタイプで。8:30頃起きて出勤してめちゃくちゃから体がダルいまま働いて、本調子になるのは昼食休憩後、という生活を送っていたこともある。

なんだけど、このストレッチをすると、頭に血が巡る感じがして、朝イチから体調良い。なぜもっと早く知らなかったんだ、と。

毎朝ストレッチしてたら、翌日も起きやすくなった

驚いたのはその次の日。いつもはめちゃくちゃ嫌いな起きる時間。でも、あのストレッチやろう!と思ったら、いつもよりだいぶスムーズに起きれたのだ。

理由はいくつかあると思っていて、

・前日起きてすぐ快適に過ごせた、という体験
・起きた後のルーティンが決まってる

この2つが大きい。

他には、並行して【明日の予定全決め生活】と銘打ってやっていた、次の日の起きてる時間の行動を全部スケジュールに記入し、実際の行動の記録をとって照らし合わせるという生活で、毎日起きれたか、起きれなかったか、日中どう過ごしたか、と記録をとっていたことも関係あると思う。

こういう効果があれば、ストレッチだろうが何だろうが、なんでもいいのだが、たまたま私はストレッチをしたことでこういう状況を作れば自分でも起きられる、と気づいた。

そこからは、完璧主義にはなりすぎず、ぼちぼち継続している。

起きる瞬間に起きたいと思える生活

こうして起きられるようになってみると、「起きる」ことは「起きる」その瞬間に何かできることがあるわけではなく、寝る前、起床後、ひいては1日中の過ごし方全部が「寝起きを良くする方法」なのだとわかる。

そして、起きるのが嫌いな人は、まず起きることを楽しい、嬉しいことだ、と思うようにする必要がある。

「起きる瞬間に起きたいと思える生活」をすることが寝起きを良くするコツだ。

「毎朝決まった時間に起きる」のが自分に向かなかった理由は、起きること自体がストレスな状態で「起きなきゃ、起きなきゃ」と思っても、ストレスでしかないから。

「太陽光を浴びる」のが自分に向かなかった理由は、浴びてどうなるのか実感がわかないから。

起きるのが楽しい、と思うためには、自発的に寝起きを快適に過ごせる行動をしないといけない。

そして、私が試した方法は、たまたまストレッチだった。たぶんこれ、何しようか考えるところから始まっちゃうと永遠に起きれないままなので、今このnoteを読んでくださってる起きるの嫌いな人には、明日起きたらストレッチしてみてほしい。起きるのは何時でもいいから。それを休み休みでも何日か続けたら、多分ストレッチしたくて起きたくなる。

そしたら朝食を充実させたり、朝の時間を充実させたり、起きたい理由をどんどん増やしていってほしい。起きるのが面倒くさくならない程度にね笑

あなたが今日を始めることを好きになれますように。




おいしいごはんたべる…ぅ……。