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回転木馬の夜/たなか拓哉【探してる漫画】

探している漫画があります。

その昔『ファンロード』というアニメ&漫画系雑誌で時々連載されていた、『回転木馬の夜』という漫画です(作者:たなか拓哉 氏)。

1話完結で、美しくどこか切ないような、退廃的なような、幻想的なような、不思議な独特の雰囲気を持つ漫画でした。

結局単行本化はしなかったようで、今となっては作者さんがその後プロになられたのかどうかもわかりません(連載時はアマチュアだったと思われます)。

今でも覚えているのは「楓」がテーマの悲しいお話と、
「蚕」がテーマのレトロで幻想的なお話と、
「イヴの翼」が出てくる緑のにおいがむせかえるような美しいお話です。

全部ちょっと切ないような内容で…。
私は基本的に物語はハッピーエンドで終わるべきだと思っているのですが、とても美しい世界観で描かれていたので「この物語はこう終わって自然」だと素直に読めていました。

作家さん、プロになられたのかなぁ。

どこかで活躍されているのなら、いつか『回転木馬の夜』を単行本化してほしいです、買います。


やさしい世界