愛犬が留守番上手になるコツその2とその3。エネルギーの発散と、留守番時のお楽しみの工夫。

はい、昨日はお留守番のポイントその1、安心できるスペースを作ることでした。

ハウスの準備、行動範囲の制限など、OKですか?

では次に、お留守番前にエネルギーを発散させましょう。

特に子犬はエネルギーの塊ですので、一回寝てしまえばせっかく消費した分も急速充電されてしまうのですが(こればっかりはどうしようもない(涙))、本能的な欲求を満たすような発散をさせることで、精神面が安定します。

そうすることで、留守番によるストレスにも影響されにくくなります。

疲れさせたら、後は寝ててもらえる、というだけではなく、満たされることで心が安定することが大切なんです。

犬の本能的な欲求は、犬の野生に近かった頃の生活サイクルにヒントがあります。

生きていくために食べ物を取らなければいけなかった頃は、獲物を探して、追いかけて、噛んでふりまわしてトドメを刺します。それからやっと食事ですが、皮を剥いで骨から肉を噛みちぎって。。。と一苦労です。

でもそれをしないと食べていくことができないため、犬たちの遺伝子には狩をしたい、狩りに必要な行動をとりたい!噛みたい!嗅ぎたい!追いかけたい!という本能が組み込まれています。

なのでそれらをなるべく満たすように工夫していきます。

具体的にどうするかといいますと、

お仕事されている方は、もしかしたら朝忙しくてお散歩に行けないから、夜に長めに行っているという方もいらっしゃるかもしれませんが、おすすめは、朝のお散歩を長めに行くことです。

日光を浴びることでセロトニンというリラックス効果のあるホルモンが分泌されやすくなるので、情緒が安定し、免疫力も高まると言われています。

また、ボール遊びなどでダッシュするような運動もとり入れて、心拍数を上げ、息が少しハァハァするくらいまで遊ばせてあげると、程よい満足感が得られます。

お散歩中、安全な草むらでは自由に匂いかぎをする時間をとってあげることも大切です。ただただ歩くだけ、のウォーキング感覚では、質のいい散歩にはなりません。

そして朝の散歩と遊びの後、ご飯をお家で食べればほとんどの犬はある程度満足します。

そうすると、お留守番中はゆっくり休息を取る時間にする、というサイクルが作りやすくなるんです。

子犬は昼寝をして起きたらまたすぐに元気になってしまいますので、もしかしたらイタズラもあるかもしれませんが、イタズラされて困るものは事前にしまって、安心して留守番させられるお部屋にしておきましょう。


お留守番のポイントその3は、留守番も悪くない、と思わせるだけのメリットを提示することです。

短時間のお留守番であれば、環境を整えて、発散してから出かけることで、問題なく寝て過ごしてくれるかもしれませんが、留守番が初めてだったり、長時間になる場合には、お留守番用のお楽しみアイテムをぜひご用意ください。

・長持ちする骨ガムやジャーキー

・食べ物を詰めておける知育玩具

などがオススメです。

これらを出かける直前にいくつか部屋の中や、サークルでの留守番であればサークル内に置いておいて、夢中になって食べている間にさらっと声をかけて出かけます。

人がいなくなってもちゃんと夢中で食べてくれるような、その子にとって特別なおやつを準備しておくと上手くいきます。

さらに、その大好きな美味しいおやつは、「留守番の時にしか出てこない」と限定すると、より価値が高まりマス!

「お留守番は寂しいけど、あれが出てくるのは楽しみ。」という気持ちにさせられるといいですね。

愛犬を一人で留守番させるのは心配かもしれませんが、生活のサイクルの中に入れば習慣として受け入れてくれますので、愛犬が快適にお留守番できるように工夫してみるといいと思います♪

ではまた!

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