人生はジェットコースター

誰の人生においても、衝撃的で忘れられない
強烈な1日という日があるのではないでしょうか。
私にとって2022年立春は忘れ難き日、そして有り難き日でもありました。
 
その日、仕事で携わった師の大切な本が編集長より私の自宅宛に届き、
出版目前の嬉しさと喜びを胸一杯に噛み締めながら、
軽やかな気持ちでページを読み進める私がいました。

ここに至るまでの長い道のりを思い起こしながら、
ようやく本を手にした安堵と喜びの気持ちが、
読み終える頃には全く違う気持ちに変わってしまうなんて
一体誰が想像出来たことでしょう。。。
 
突然の内なる声。
「もう頑張らない!」
「自分の気持ちに蓋をしない。」
「もっと自分を愛し大切にして。」
本を目の前に突然現れた心の声が、
激しく噴き出すといった初めての体験。

まるで自分の中の小さな自分が、
駄々をこねて大暴れしているようなそんな感覚で、
その気持ちが噴き出ると同時に、
なぜか大粒の涙を流している自分がいました。
 
もう頑張らなくていいよ…
十分頑張ってきたよ…
もう自分の気持ちに素直になっていいんだよ…
と、頭の中で内なる声が繰り返され、、、

この本に正直に生きたい…
クリアな自分で在りたい…
そんな思いが溢れ、
心が雷に打たれたかのように
今までの自分を保つことができなくなる、
そんな衝撃的な体験でした。

完全ノックアウトのKO負け、
分かった分かった…そんな感覚。
人生、そんなこともあるのですね。
幼少期から幾重にも重ねてきた頑固な蓋が一気に外れた瞬間でした。

そして、その日を境に私は勇気を振り絞って頑張ることを手放し、
とにかくとにかく自分の心地良さを最優先する人生を生きることを決意。
どん底に落ちきったという感覚と共に湧き出てくる、
ようやくここに辿り着けたという安堵感。
自分の正しさを手放し、気持ちに蓋をしないで
ありのままの自分を表現して生きるという大きな選択をした日。
それが2022年2月4日の立春に私に起きた出来事でした。

『ありのままの自分で生きる』へ続く・・・

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