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銀河英勇伝説〜ヴァンガードテーマデッキ『銀河英勇』徹底解説〜

・初めに

おはようからおはようまで。ゆかおじです。
今回は前回の初回記事でも触れていて、約2年ほど愛用させていただいてる、ヴァンガードのテーマデッキ『銀河英勇』に着いて筆を取らせていただきます。私自身このような記事が初めて故、不手際が生じている可能性がありますが、その際はご指摘のほど、よろしくお願い致します。
本記事ではテーマ初出の時から現在まで、名称カードを中心に一枚ずつ考察の上、現状の結論構築と参考になるかわからないプレイの解説を提示し、未使用者には銀河英勇新規になっていただく為に、熟練者には私の考えを提示のうえ個々の意見を述べていただき議論の種、はたまた炎上のための薪(炎上は控えめでお願いします)になる事を目的として書かせていただきます。

※注意事項

辺境の1カジュアルプレイヤーの戯言と言っても過言ではないと思いますので、場合によってはあまり鵜呑みにせずに反面教師にしてください。何でもしますから。
また、かなりの文量になっており画像の数も多いです。目次を参考に気になる箇所だけでも見ていただけると幸いです。
そしてかなりの数のスベりネタが含まれていると思われます。不快になられる恐れがございます故、ここから先は自己責任でお願いします。



・銀河英勇とは?(導入、ポジティブキャンペーン編)

①生い立ち、アニメ編

銀河英勇、それはブースターパック第六弾『鳳竜焔舞』にて登場した国家『ブラントゲート』に属するテーマデッキです。
アニメでの使用者は『霧島モンド』。

ブチャry…アリーヴェ・デルチ!ノシ

プロファイターで復帰理由がカッコ良すぎるパパ。ヴァンガードDivinezでは第8話『夢想乙女』にて員弁ナオとのファイトシーンがある他、前作では江端トウヤが遠征をしてファイトをしに来る等、個人的にはかなり優遇されていると思うサブキャラ。『夢想乙女』は銀河英勇使いとしては胸熱すぎて次回予告判明時から近所迷惑にならない程度に叫び倒しました(喉1敗目)。
「君もプロ志望かい?」から始まりファイト中も相手への敬意を忘れない気さくな大人の余裕あふれる立ち振る舞いや各ユニットたちの躍動する描写等ファイトシーンを真似て身内とファイトするくらいにはお気に入りの回です。
CVの影響と私のサブカル知識の影響もありブチャry…嘘をついた汗の味を感じた、銀河英勇を極めれば家族を養っていけることを私達に教えてくれた最高のキャラ霧島モンド。
ただし、公式の再現デッキレシピを見ると新規カード販促のためとはいえ、これでプロでやっていけるのか?と疑問に思ってしまったのと新規Vでの強化を期待しすぎた故にライド口上を聴き切った瞬間某先輩ばりに「アー!!(ガッくし)」と叫んでしまったのはこの記事だけの秘密です(喉2敗目)。そんなレシピが気になる方は下記URLからご覧ください。
https://cf-vanguard.com/deckrecipe/vg_pschool/vgd_anime_dz_08_fight_mondo/


…だいぶ脱線した恐れがありますが、
本題のカードゲームにおける『銀河英勇』というテーマについての考察に入ります。

②デッキテーマ

まずどんなテーマかの想像を膨らませるためにメインVのカードをご覧ください。

ディメンジョンポリスっぽい…あ、イニグマンだ!
ディメンジョンポリスにおいて人間味があってテキストも似てるので、初期勢はイメージしやすいかも?

2枚提示してしまいましたが上の方が銀河英勇のメインVになります。
コストがかかりますが15000上昇と基地?の枚数を参照して打点が上がります。これを見て貴方は「目と目で通じ合う、微かに、うん、ディメっぽい〜♪」と言う!…言ったはず。
つまりはVの高打点で圧力をかけるデッキだと、基地?もディメっぽいしコマンダーローレルみたいなやつもいるんでしょ?

高火力Vでの連パン気持ち良すぎだろっ!…ん?↓
私が銀河英勇界のコマンダーローレルです。

実はこのテーマ、ディメっぽいことをしそうに見えてどちらかと言えばアクアフォースっぽい動きをします。
自Vアタック後使用可能な縦列入れ替えによる波状攻撃です。
ここで先ほどのメインVの画像をよく見ると永続で前列リアガードサークルの同名称のカードのパワー上昇効果があります(※相手ターン中も有効)。
これにより高い要求値で複数回相手Vを触ることが出来る、おまけにVの火力があるなんて…「ディメっぽくてアクフォっぽい、良いテーマだなぁ!」と思ったそこの貴方、まだ触れていない1番と言っても過言ではない特性があります。それがこちらのカードです。

僕達!私達の!就職先です!!

この『基地』と『スカウト』を用いた盤面展開と守りの補助、そして山札の圧縮。これこそが何よりも大切な銀河英勇のあん肝となる部分です。
スカウトってなんぞや?
原宿で美男子美少女に芸能界に興味はないかい?と甘い囁きをするあれや、他社のいい人材に転職サイトやあの手この手を用いて自社に引き抜くこれや、練習試合や公式戦に足を運び自チームに必要な人材を見つけアプローチをかけるそれのこと?
…とお思いになった方がいたら嬉しいですし、いてほしい(例えは数多ありそうですが今日はこのくらいにしといたりますわ(強がり))。
まずこのカードはセットオーダーと言う部類のカードで、左上の数字を参照し自Vのグレードが2になってから使用可能なルール上1ターン1枚しかプレイできないカードで、盤面にセットする事で効果を発揮します(他ゲームで言うところのフィールド魔法、スタジアムかな?)。この効果は山札上7枚から同名称3枚を公開し1枚を手札、2枚をこのカードの下に入れます。下に入ったカードは手札一枚で盤面に展開又はガード札として使用することが出来ます。何より、この効果によって最大3枚、山札の圧縮が出来る為このゲームにおけるトリガーチェックを強くすることができます。今更ですが、この名称が現在完全ガードを除くノーマルユニットしか存在しません。つまり、往年のゴールドパラディンのような要素もあるのです!「山札からノーマルユニットを実質呼び出せるのかぁディメっぽいだけじゃなく、アクフォっぽいだけじゃない、ゴルパラっぽくもあるなんて、最強テーマじゃないか!!(当社比)」と貴方はお思いになったことでしょう。
しかし残念ながら、現実はそう甘くはありません。
次にこのテーマを使うにあたっての弱み、向き合わなければいけない欠点述べて行きましょう。

・銀河英勇とは?(ネガティブキャンペーン編)

ここが弱いよ銀河英勇①

まず初めに『メインVが弱い』…この点について触れて行きます。
この記事を読んだ後にでも他のメインVなるカードを見てみてくだちぃ。それらと比べると…
ただ味方と自身がステータスが上がるだけ!終わり!閉廷!!
…そうなんです、それだけなんです。なんて簡素なテキストでしょう。しかもこれがパック産、トライアルデッキや始めようセット産のカードではありません。
メインVだけみて「このカード強そう!使ってみたい!」という欲は正直湧いてこないと思いますし、ワイトもそう思います。あまりにも簡潔なテキスト故これ以上語ることすらありません。

ここが弱いよ銀河英勇②

次に『国家超トリガーの恩恵を最も受けづらいブラントゲートテーマ』という点があります。
国家超トリガーとはなんぞや?と言いますとデッキに一枚しか入れられない、トリガーチェックでもダメージチェックでも捲ることができれば一発逆転が現実味を帯びてくるこのゲーム特有のカードであり、各国家特色のある追加効果があるカードです。
まずはどの国家デッキにも入れることができる、最初のデッキに入っている超トリガーを見てみましょう。

なんてバk…素晴らしい桁!

わかりやすく一発逆転出来そうな数字、桁が書いてますよね!これの追加効果が各国家特色のあるものが配られているなんて、ブラントゲートはどんな効果をしているんだろうか。うーん待ちきれないよ!

強そう!いや強い!(確信)

実質攻撃するカード全ての数字を倍にします。バk…素晴らしいですねぇ! …ん?待てよ?銀河英勇は列を入れ替えた波状攻撃、しかも列入れ替えはヴァンガードの攻撃終わり…ハッ!っと感の良い方はお気づきになられたかと思います。
このカード、追加効果発生時の前列にしか振ることができません。入れ替えたやつには億の単位を授けることはできますが、その億も倍にできるので残っている前列に振りたくなりますよね?いや、なるんですよ。しかも、打点は増えないと…いやぁ、きついっす。
テーマが配られた当時はデッキ産の最大2面に億を触れるものか数字倍の二択を迫られましたが、結果的に最大限には活かせませんが打点の上がる後者が選ばれました(当社比)。
現在ではどのデッキにも入れられる超トリガーは新たに4種配られておりますし、そのどれもが前述の2枚よりも相性が良いのでそれで解決!と思いきや、どれも軒並み高い!始めづらいヨォ!という壁が銀河英勇新規勢を襲うのです。
国家超トリガーがかなり強めのブラントゲートに属しつつもそれを最大限に活かせないのも、他テーマ(特に同国家テーマ)と比べても厳しいかなと以上の点を踏まえて思っております。

ここが弱いよ銀河英勇③

最後に『名称デッキ故汎用激強カードを入れづらい』という点について述べさせていただきます。
この点につきましては敷居が低いという意味では利点にも見えますが、やはり強いカードを採用しづらいのは欠点になるのかなと私は考えます。矛盾しているのは重々承知の上語らせてください。
量が多いのでカード種ごとに分けて解説します。

ライドコスト無くなる!基地2回貼れる!強そう!
ライドコスト無くなる!ガードに出しても手札減らない!ペルソナライド先か基地持ってこれる!強そう!

まずはユニット編①
これらのユニットは手札消費を減らせるほか、同名乗り直しで前列サークル自ターン中10000上昇かつワンドローのオマケ付きというこのゲームの要ムーブこと『ペルソナライド』時に盤面に出すと強めの追加効果をお持ちの2枚。
入れたい!特に後者は使いたい!となるこれらですが、銀河英勇の名を冠していないのが弱いんです。メインVによるパワー上昇も受けられず、基地のサーチ効果ではハズレになるという二点が痛すぎるのです。採用されている方も見受けられますが、上記の理由により採用しづらいカードになります。

こ質の高いソウルに触りづらいソウルからのカード回収をオールウェイズ可能にしてくれる優秀な一枚。
ドロップに落ちて山札にいて欲しい、回収したいカードを戻した上で山に残っていた欲しいカードにアクセス出来る素敵な一枚。

ユニット編②
とても優秀な登場時効果を所持し、それを前述のカードと比べると早いタイミングから使用可能な2枚。
しかし、先ほどユニット編①で触れたのと同等の理由+ライドコストやガードという盤面以外の場面では機能しない為、採用がしづらいカードになります。

ペルソナライドを同名に乗れなくても可能にしてくれる!そこに痺れる!憧れるぅ!
盤面を焼かれない上にソウルが増え手札も減らずに
Vのパワーを上げられる!そこに痺れる!憧ry
手札を増やすかソウルとコスト回復を選べる!
そこに痺ry

オーダー編①
どれもファイトを有利に進められる一枚しか入れられないとても優秀なカード。
環境に合わせて採用したくない?したいよなぁ!(同調圧力)…しかし現実はそうはいきません。ユニット編の理由+オーダーの使用は基本ターン1の制約故にこれを使用するか基地を貼るかの二択を迫られます。状況にもよりますが基本的に基地があるなら基地を使うのが1番大事な動きの為、採用しづらいカードです。

ガード値かつ超トリガーのケアまでつけてくれるなんて!
入れ得ですわね奥様!
早い段階から使えてドロップでも使えるガード値なんて!
入れ得でry
ガード値としてだけでなく、ライドコストを無くせる効果もつけちゃって…なんて入ry

オーダー編②
個人的には特に採用を悩むカードになります。オーダーカードですが相手ターンのガードタイミングの為オーダーの使用タイミングが被らない(基地のガードに出す効果は元々使用したオーダーによる効果の為、各ターン1回のオーダー使用可のルール違反にはなりません。)ので、採用のし易さは随一です。一枚しか入れられない為枠も捻出しやすく、銀河英勇率も下げづらいです。
しかしながら、私自身一枚の重み、1パーセントの確率の違いによる敗北は避けたい性分故に採用はしづらいカードだと考えていますがかなり個人差があると思います。

以上がこのテーマのネガティブキャンペーンです。このほかにも細かく見れば良くも悪くも一芸デッキ、再現性は基地次第等キリのない欠点祭りになりそうなので大きく3点語ったところで一区切りとさせていただきます。

ではここからは銀河英勇参戦から現在に至るまで、カード追加毎のデッキ遍歴と現状私が考える結論デッキまでをみて行きましょう。

・銀河英勇遍歴(全銀河英勇とそれに付随したカード、デッキ解説)

ここでは銀河英勇の各カードの紹介と各弾環境の私が握った構築を例に紹介して行きたいと思います。
※対戦環境が基本身内のみのため環境に合わせた構築ではありません。銀河英勇として個人的に1番丸い形を都度提示していく形になります故ガチ勢の方ごめんなさい。

①『鳳竜焔舞』編

我らが銀河英勇初出の弾になります。
当時は若く、身内でストイケイアを担当しマグノリアやゾルガ、フラッグバーグを握っていた故あまり見向きをしていませんでしたが、身内のブラントゲート担当が流してくれたのと私が興味を持ったのが重なり、実は第7弾『烈火翠嵐』の頃にデビューを果たしましたが当時のプールとほとんど差異がない為そのまま話を進めさせていただきます(強行)。
まずはデッキの基盤となるセットオーダーとライドラインからどうぞ。

真ん中のテーブル?が最初ベットに見えて基地ではなくて
寝室だと思っていました(実話)

我が銀河英勇の特性かつ1番大事なカードになります。
銀河英勇は基地に始まり基地に終わるデッキです。ベットではありません。ヘッドライト?がおしゃれで寝ながらテレビが見られる素敵な寝室ではありません。
効果は初めに軽く説明しましたが山上7枚を確認し同名称を最大3枚公開、最大1枚手札最大2枚基地に入れる(スカウト)ことが出来ます。スカウトしたカードは自ターン中なら手札を引き換えに盤面に、相手ターン中ならソウルを引き換えにガード値にすることが出来ます。そしてスカウトされたカードは各基地にいるのでわなく複数貼っても一つの基地にいる扱いになるため新たに貼った基地の効果でも既存のスカウト先を派遣出来ることは覚えておきましょう、テストに出ます。出します。
このテーマの要であり基本は毎ターン設置し最大3枚の圧縮と、適材適所必要パーツを出したり手札以外からの防御手段に使います。この動きと圧縮ムーブは銀河英勇ならでは。ぜひ一度体験していただきたい1枚です。

かわちぃ。…001身を感じますな。

このデッキのファーストヴァンガードになります。
オギャーで危機を予知とかいう逸話を広めた方、先生怒らないから出てきなさい!…といった本当に?と疑いたくなるフレーバーテキストはさておき基本的にはこの子からスタートになると思います。
ライドラインの関係で実はファーストヴァンガードの制約がないため可愛い女の子や禍々しい神秘的な子(各自調べてください、先生からの宿題です。)に出来るのですが、私は逃げも隠れもしない銀河英勇使いだ!と相手に圧をかけることができます。私事になりますが、ちほうかっぷ2024に参加した際には3/3で対面が「ん!?」となった後頭を悩ませていました。流石は銀河英勇。

この物語の主人公は、トーマス、ヘンリー、ゴードン、
その次辺りで呼びたくなる名前していますよね?ね!

我が銀河英勇の最初のライド先です。
赤ちゃんから作業員に成長…速度が早すぎる気がしますね。可愛らしい見た目もさることながらフレーバーテキストが某卍会を彷彿させる同調を求める論調…ギャップ萌えってやつですな。
効果はライド時要の基地サーチとリアガードでは同名称ブースト時に5000上昇となっています。ライドラインはもちろん、横の火力の底上げにも使える優秀な一枚です。

心の距離の詰め方、教えて下さい!!(切実)

我が銀河英勇の次のライド先になります。
コミュニケーションや異性へのアプローチが苦手な私からしたらぜひ先生になっていただきたいカードになります。
手札の同名称を基地に入れつつ手札交換を行えます。またリアガードでは列入れ替え対象になったターン5000上昇が入ります。当時手札から基地に入れる手段は彼しかなかった為かなり重宝しました。今でももちろん重宝しています。
もう一つの効果はデザイナーズコンボと言っていいと思われるテキストで、銀河英勇はこう戦うんだぞ!と教えてくれているような気がします。

アイアンマンの顔を
アンパンマンみたいに
イケメン顔に付け替えたような容姿
カッコいい…!

我が銀河英雄最後のライド先になります。
改めてみても美男子ですね。ただ自分の正義を突きつけるヒーローになりきれていない、ある種悪役のようにも捉えられてしまう方に響くフレーバーテキストもgood。
効果は初めに軽く説明しましたが、永続でリアガードの同名称の5000上昇と自身攻撃時基地が3枚あれば15000上昇と打点があがります。打点上昇効果は勿論なのですが、地味に永続効果が強く、攻撃時の要求値上げもさることながら、相手ターンのリアガード潰しの要求も高めてくれ残りやすくなります。

では次に、今弾で収録された仲間達を紹介させていただきます。

破壊力と聞くとラルフ・ジョーンズが浮かぶそこの貴方
同胞です。

銀河英雄というよりかは初期のメサイア似て活躍した印象の強いカードになります。
ギャラクティカファントムは剣崎だけのものではありませんよ。
登場時同列の対面リアガード焼きと自ターン中の5000上昇があります。当時のプールだと移動後しか上がらないワイヤード・クロスデンと違って移動前からパワーが高いのが優秀でした。焼き効果もカウンターコストを使うのがVぐらいであったため使いやすかったのもポイントの高い初期を支えたカードです。

気怠げな派手髪パーカー引きこもり美少女なんて
現実には存在しません!

銀河英勇のキーマン?…キーウーマン!なカードです。
こんな子が空から降ってきたらなぁなんて寝てたら成人してましたね、はい。
銀河英勇の特色と言っても差し支えないカードで、中央後列でブーストしていなければVアタック終了後ソウルブラストと自身レストで縦列を入れ替える効果になります。Vのパワー不足はVのテキストで補えるので問題ありません。彼女のおかげで攻撃回数が増えますし、彼女がいないと前列の数しか攻撃出来ません。G3になる前でも早いタイミングから中央後列においてブーストしてVの要求を跳ね上げるのも大切なプレイングです。最優先で焼かれがちでリカバリーを要求されがちですがなくてはならない偉大なカードです。

守られている女性たちの方に目が行きがち。

銀河英勇の守りの要。
地味めだけど綺麗めな奥の女性ではなく優等生的な口調でキャプテン・アメリカが如く盾を貼り守っている如何にもヒーローな彼が本体です。
スカウト時に枯渇しがちなソウルを溜め、基地があれば15000のシールド値を叩き出します。彼を基地にスカウトしコスト確保、流れるように私をそのコストで守ってもらう。完成されたムーブにうっとりします。場面によっては盤面に出して攻撃に参加させ返しのインターセプト要員にしたりもします。兎にも角にも必要なカードになります。

なんで君名称無いの?

非名称ながら銀河英勇を支えてくれるいぶし銀なカードになります。
なんで銀河英勇じゃないのかなぁ?と不思議な気持ちを抑えつつ、非名称でも効果は銀河英勇の為にあります。
登場時ソウルと引き換えにドロップの指定名称を基地にスカウトする効果です。当時基地の設置以外によるスカウト手段がライドラインのG2とこの子のみでした。玉は使えば減りますし、一発で十分という某泥棒一味のガンマンとは訳が違い銀河英勇は玉はなんぼあっても良いです。しかしソウルコストは地味に重いので使い過ぎには注意なカードになります。

では、これらを踏まえて参考程度に当時のレシピを復元してみました。

木谷社長当時はメインデッキ46枚だった為デッキログに登録する為だけに採用していますので気にしないでね。


これが初期の銀河英勇になります。エネルギージェネレイターなんて存在しない時代でしたがデッキログの使用上お許しください。
積める同名称を最大まで積んだ純正構築になります。この頃は正直汎用カード突っ込んだ方が絶対的に強い時代でしたが、それでも基地の外れを最小限にしたい派閥だった私はこのような構築で遊んでおりました。
トリガー配分は星8治4国家超1は確定で、前は国家超同様最大限にテキストを活かせないのと基地を複数貼るためには引くしかなかった故の引3をチョイス。国家超は最大限には活かせないにしても片面とVの打点が倍になるのが大きかった為そのまま採用しました。この配分は基本変わることはないです。
基地はライド時効果を除いては素引きと引トリガーしか抱える手段がない為基本マリガンは全部交換していた記憶しかありません。
ただ山札の圧縮、連パン等動きにはこのゲームの強い動きが複数存在しかなり面白いテーマだなとは当時から感じておりました。

②『女神再臨』編

銀河英雄を使い始めて少し経ったある日、このパックが発売されました。
この頃…と言いますかDスタン2期の頃には必死に新デッキを作成したり使用国家の4コン買ったりあまりしなくなっていた私、今日のカードもチェックしない始末…。発売されてからカードリストを見た結果、私の構築理念を歪めても入れなければならないカードが登場していたのです。

なんで君名称ないの?part2

銀河英雄の強さは如何に基地を毎ターン設置できるかにあります。それを解消してくれた神のカードになります。
…本当にどうしてなんで持っていないんだい?名称を(2回目)。
登場時すでに設置されているオーダーを山から回収し、2枚同名のオーダーがあれば攻撃時10000上昇します。ライド時効果とこの子で2枚貼れる確率はとても高く、攻撃時効果も問題なく使えます。単騎で相手Vに要求をとりにいけるのも素晴らしい。相手G3時には何気に横での単体最大火力になります。他銀河英勇たちは彼を見習ってください。率は下がりますが、それでも必須なカードになります。

それを踏まえたレシピがこちらです。

ワイヤード・クロスデン3ケイパプル・ヘルパー1out
アーベント・ローバストin

2枠のカードをそのまんま入れ替えた形になります。
この新規、かなり使用感がよく非名称が気にならないほどに銀河英勇に溶け込んでいきました。単体でしっかりとした攻撃ライン、基地へのアクセス手段の増加とかなり回し易く、戦いやすくなりました。
この頃にはマリガンは基地がなくてもアーベント・ローバストがいるならとマリガンの幅も広がりました。基地効果のヒット率が落ちたのは確かに痛いですが、その見返りは大きく、ここ最近までは現役でした。

③『龍樹侵攻』編

2023年最初のパックとなる今弾。
来期に向けてのカードも追加される中現れた新たな銀河英勇。彼もまた長きに渡りこのテーマを支えるキーパーツとなったのです。

柔軟材じゃないよ!

今もなお最前線で活躍する珠玉の1枚。
いい匂いがしそう(特に緑のスカーフ)。基地の起動効果で捨てられたらカウンターコストを支払うと自身も場に出つつドロップからスカウト出来ます。更にはアーベント・ローバストの攻撃時テキストの基地参照のおまけ付き。相手G2時は横の単体火力かつG3時ではローバストと同要求。現在でもなお彼を超えるアタッカーはいません。まさにエースです。

彼の加入に伴い完成したリストがこちら。

フラットン・スフィーレout
ボールド・サロスin

1枠のカードをそのまんま入れ替えた形になります。
カウンターコストの競争が激しくなってまいりました。それ以上に盤面展開力と火力、基地の中の維持がかなり大きかったです。ライドコストやガード、相手の効果や攻撃による退却等で失ったヒーローの再雇用。安定性も自ずと上がり、この段階でかなり基盤が整ったように感じます。

④『フェスティバルブースター2023と2023PR』編

時期が近いということもあり、2種まとめて紹介させていただきます。
5月のフェスティバルブースターでは超トリガーが、20236.7月の公認大会PRにて、銀河英勇の固定概念を覆す1枚の計3枚(内超トリガー2枚)が登場しました。

しじみがとぅるっとぅる♪
…熱くなれヨォ!!!!!!!!!!!!
水は偉大やね。
みんなもお酒を飲む時はイキらずにチェイサーも飲もう!
バスターガンダムみたいでかっこいいね。

まずは上2枚。全国家で使用可能な超トリガーになります。
前者は味方1体のスタンドで、対象がいなければ手札消費なく1体出せます。
修z…太陽神の如く熱いエールで味方を奮い立たせているイメージですね。
後者はシンプルに打点増強とドロップからなんでも回収。いつ捲れても仕事ができる、困ったらコレ!な1枚です。
とりあえず生!とりあえず枝豆!とりあえず唐揚げ!なイメージ(唐揚げには周囲に確認の上レモンをかけましょう。)。
どちらも既存の2種の超トリガーと比べフルに能力を活用しやすく、前者はかなり前のめり、後者は前のめりかつ後続や受けの確保にととも重宝いたします。こればかりはプレイヤーの好みといったところでしょうか。

さて、次は問題の1枚。
ディアッカって人が乗っていても不思議じゃない実弾系のMSみたいな見た目のカード。
効果がかなり銀河英勇を変え、今の銀河英勇を作った一枚です。
アタック後自身退却とソウルをコストに基地からカード回収の後ドロップの基地を設置します。オーダーカードは基本1ターンに1枚しか貼れません。その固定概念が覆りました。このカードを早い段階で使用できればメインVの打点増強が今まで最速自4ターン目だったのが1ターン早くなりG3になったターンから使用可能になります。これが偉い偉い。自4ターン目はファイトも終盤で基本Vは通してくれないことがほとんどです。それが1ターン早まると相手への圧が違います。早い段階でガードを強要しペルソナターンに倒し切りやすくすることができます。
さらには基地からの回収効果。例えばペルソナライド先を意図的に基地にスカウトしそれを回収。なんでムーブができます。しかも1つ前の項目で紹介したボールド・サロス君。基地が2枚あれば10000上昇単騎20000。G2ターンに受けトリガー1枚で止まらないラインで攻撃を行えると…噛み合い良すぎんか?正直かなり銀河英勇推しの開発者が公式にいると思ってしまうくらいプレイと構築が変わる1枚です。

そんな少なく見えてもかなりの大幅な強化を受けてできたリストがこちら。

アーキテクト・パーシー3&ディレクト・フォリエ1out
ブロード・フェルヴィスin
選ばれたのは修z…ヴァルナートでした。

G1で銀河英雄の火力を担ってくれていたアークテクト・パーシーと銀河英勇界のコマンダーローレルことディレクト・フォリエの1枠を割いてPRをフル投入し超トリガーはヴァルナートをチョイス。
今回の追加により私の中で銀河英勇は前のめりなテーマであると改めて認識した結果、G2ターンからPRとボールド・サロスを絡めしっかりと攻め、G3ターンから打点上昇で圧力をかけ、ペルソナターンで倒し切るのを目的とした4キルデッキになりました。かと言って受けもランバート・アスピダを絡めて多少の防御力は担保されていますし、G3以降毎ターン4回攻撃は基本できるためミドルレンジもできなくはないと言った印象でした。以降はこちらの山切れで基本負けます。
マリガンはこの頃にはPRの関係でライド時効果以外で最低1枚基地を抱えそれをライドコストで落としてPRを使用するというのが理想になっていたためマリガンも変わりました。今回の追加が及ぼした影響はそれほど大きかったです。

着実に地盤が固められ、今回でかなり方向性が定まった銀河英勇。次の強化はその方向性をより明確にし、アクアフォースやノヴァグラップラーもビックリの攻撃能力を高めるものでした。

⑤『天輪飛翔』編

ヴァンガードwill+dress期最後のパックにて、基地を支える縁の下の力持ちと現銀河英勇における切り札とも呼べるカードが追加されました。
特に後者はあの非名称ながらも今日まで銀河英勇たちを支え続けたアーベント・ローバストの要素を持ち合わせつつ、日アサというよりは初代プリキュアのような戦闘シーンを彷彿とさせるとてもアグレッシブな彼女でした。

最優先事項に取り組みつつも気さくに他者に話しかける
器用なヒーロー。キヨヒーロー。
…まずは戦闘に集中してください!(懇願)
髪型、語り口調、美しい顔立ちにスタイル、
絶対領域付きのファッション等語れど語れどキリがない
多方面にドストライクな美少女。
…1番の推しポイントは丸い眉です。

まずは前者から。
よそ見してないで戦いに集中して!と言いたくなるような彼ですが、
効果は自ターン終了時自身とハンドの同名称を基地にスカウトしワンドローに基地スタンドのおまけ付き。ライドライン以外で手からスカウトできる唯一の手段。自身も入るので基地のヒーローが2枚増えるお得な仕様。後述のカードのためにも基地には必要パーツをスカウトしておきたいけど手に来てしまったものを入れられるのはかなりありがたい。
基地を起こせるため返しの受けの出動回数を増やせるのも偉く、基地からの盤面展開後のケアもバッチリ。単騎で相手V叩けるG3なのもgood。ただG3故基地からも手からでもガード値にはならず4確!ではないですがあると便利、そんなカードです。

…さて、お待たせしました。いや、お待たせしすぎていたのかもしれません。
現銀河英勇の根幹を成す強くてカワイイ戦国乙女の様な彼女を紹介します。
絶対領域もさることながらあの丸い眉、good!Good!!GOOD!!!…エヘン、取り乱しましたごめんなさい。ぜひ皆様の彼女の推しポイントもお聞かせください。
さて、効果ですが登場時ソウルとハンドをコストに山から基地を設置します。そしてアタック後基地3枚以上でカウンターコストと自身退却で基地から1体出します。同名も出せます。…あ!っと感の言い方ならお気づきになられたかと思いますが、彼女の数だけ攻撃回数が増えます。かなりの上振れですが、既存の4回+彼女4回+ヴァルナート=9パンも可能です。カウンター4枚、Vの打点あげるなら5枚必要になる上振れムーブになりますが、この連続攻撃回数こそ現銀河英勇最大の魅力になります。組みたくなってきたでしょう?この一発芸を手に入れたことでどんな展開でもワンチャンスはあるのです。…効果を使って詰めきれなかったらそういう日だと思うようにしましょう。
そして忘れてはならない基地設置効果。アーベント・ローバストとは違い手札が減りますが、それを差し置いても同名称の基地へのアクセス手段持ちは偉大すぎます。
今回の新規により守護者とトリガー以外、26/46の枠を銀河英勇にすることが出来るようになりました。
今までありがとう、アーベント・ローバスト。君がいなければ今の銀河英勇は無かったよ。移籍先のロードバイザーでも上手くやるんだぞ。
そして霧島モンド、新規販促故の構築であったのはわかる、ただ何故彼女を採用しなかったんだい?(詳しくは本note前半の公式のアニメ再現レシピをご覧ください。)

…と言ったわけで、これらを踏まえて私が使っていたリストはこちら。

アーベント・ローバストout
アマス・ダルニアin

先ほどでは打って変わり以前まで同様枠をそのまま入れ替える形となりました。
アマス・ダルニアによる連続攻撃はまさに山岡家特製味噌背脂トッピングの如く中毒性を秘めており、使用者と対面を魅了して行きました。ブレはありますが6〜7パンは体感しやすく、特に先攻4ターン目にペルソナ込みでアマス・ダルニアを絡められるとかなり勝ちに近づく印象でした。それは今もあまり変わらない感じです。
ただ、カウンターコスト管理がかなりシビアになり、アマス・ダルニアにコストを回すかVの打点上昇に使うかを対面の手札、ダメージと相談しながら正解を求められる場面が多発しました。こればかりは場数が必要なものと思います。プレイ頻度と環境が整っていない私は常にアドリブで乗り越えてきました。参考にしないでくださいね。
ちなみにヴェアリィ・ケイパスは枠の都合で採用を見送ったまま現在に至ります。正直上手く使えればかなりいいアクセントになると思いますので、使用者の方の意見と皆様の研究に託します。

プレイ方針やマリガンはあまり変化はなかったものの、勝ち切る力が備わった銀河英勇。
その魅力に取り憑かれ、気が付けば銀河英勇しか回さなくなっていた私。
環境への理解と思い入れ補正からシラヌイをその後握ったのですが、完成させるための単価の捻出をしぶり、規制の煽りを受け気がつけば手元には銀河英勇しか残っていませんでした。

そして始まった運命対戦こと新章ヴァンガードDivinez。
宮田ニキの参戦や魅力的なキャラ達。何より霧島モンドのファイト描写が私を熱くさせました。
地方故にエネルギージェネレーター難民と化し、構築ルール変更によるデッキ枚数について行くほどのモチベはアニメに反して私にはなく、本腰を入れるのはアニメで判明した彼女と出会った時でした。

⑥『無幻双刻』編

アニメで判明した新規銀河英勇2枚が満を持しての参戦となった今弾。
それは銀河英勇の地盤をより盤石なものにし、構築の多様性を広げてくれるものでした。

い…イケおじ枠…しゅきぃ。
眼鏡はいいぞ(布教)

現状最後のパック産銀河英勇となります。
まずは前者から。…イケおじ過ぎんだろ!好みしゅぎるぅ!!
…と言った感想はさておき、肝心の効果は、基地2枚以上で常時5000上昇と相手Vへのアタック時にエネルギーを支払うと寝ている基地全てを起こしてその枚数分ソウルチャージ。攻めというよりは受けよりのカードになります。ガード値として基地から出すためのコストと基地の使用回数を確保してくれます。アニメでも攻めに使った基地を全て起こして員弁ナオを苦しめる戦術となっておりました。
既存の銀河英勇とはアプローチが違うものとなっておりデッキ構築に多様性をもたらした異色の1枚となっております。

次に後者。
散々美少女ユニットに魅了されつつも実はいなかった眼鏡枠。
眼鏡〜めがね〜ガネメ!
…そんな彼女はかなり優秀でして、基地2枚で常時5000上昇と基地レストとエネルギーを支払うとスカウトの中から1体場に出せます。遂に手札を使わずに盤面を広げるカードが来ました。これにより手札管理がしやすくなり盤面も広げやすくなりと至れり尽くせり。カウンターを使わないためコストでの競合も起きずかなり使いやすいです。
その効果に隠れておりますが、実は5000上昇がかなり優秀。先攻2t目に基地2枚貼れると10000要求、ブーストとしても退団したアーキテクト・パーシーと同値のため横のライン増強にも一役、そして常時5000上昇のため中・後半でもアタッカーとして機能する本当に素敵な1枚です。
彼女のおかげで動きの隙が軽減され、地盤がより盤石なものへとなって行きました。

そんな新規と構築ルールによる増枠を踏まえたリストがこちら。

増枠部分にセンダー・ファリスin
この頃から清浄の盾入れ始めました(遅

シンプルに増えた枠に新規を追加しただけの形になります。
ちなみに余談ですがちほうかっぷ2024に持ち込んだリストでもあります(予選全3回戦個人1-2チーム2-1タイトル2被りで予選落ち)。大会には公式イベント復帰勢と共にリハビリとアニメの影響もあり銀河英勇のリストを公式に載せたい邪な願望を兼ねての参加で、実は私自身約10年ぶりとなる大会参加でありました(調べたら2014年後期のトリオが最後でした)。
このリストにした結果デッキ内の銀河英雄率が30/50=3/5となり約6割が同名称に。そのおかげか山の枚数は増えましたが圧縮は決まりやすく、追加したセンダー・ファリスは攻めに展開にとかなり重宝、シンプルなリストということもあり再現性も上がりかなり回しやすい印象でした。
プレイ方針等は特段変わっておりません。
ただ一つ気になった点は改善されなかったカウンターコストの競合回り。ダメージの受け方やアマス・ダルニアの枚数を考慮したボールド・サロスとVの効果使用有無等は相変わらず繊細で、ちほうかっぷもかなりアドリブでした。反省。
イケおじことエーブル・マティーズは試したさはありましたが動きの一貫性と枠の都合を考慮し試しもせずの不採用。正直試してみてもよかった後悔しております故、使用感等をぜひお聞かせください待ってます。

そんな形で終えた無幻双刻環境。カウンターコスト問題が気がかりでしたがそれも2024.6-7月のPRにて緩和され、新弾で新たな超トリガーが追加された結果、私なりの結論銀河英勇が完成するとは思いもしませんでした。

⑦『PR2024』編

いよいよ現状最後の強化となるPRが追加され、銀河英勇強化に一つの区切りがもたらされたのです。
そしてそれは、銀河英勇が喉から手が出るほどに欲していた、同名称のカウンターチャージ要因でした。

マクロスの機体っぽい見た目している気がする

PRにて追加された最後のピース。
突撃ラブハートみがある彼は待望のカウンター回復要員になります。
ブースト時2000上昇とバトル終了時自身をソウルに入れてカウンターチャージ。ソウルコストも補えるの優秀すぎますし実質消える10000ブースター故にディレクト・フォリエを出す前にV裏に置いて要求を取りつつカウンターコストを相殺すると言った行動をとれたり先攻3ターン目に相手のG2に対してボールド・サロスと組み合わせると相手Vに対して合計30000(25000要求)で攻撃できたりと動きにかなり幅が生まれたように感じます。

さて、今までの流れだと次はデッキリスト紹介になるのですが、最新の構築になります故、次の項目にて現時点での構築紹介とともに、カジュアル勢故に参考になるかは分かりませんが可能な範囲でのマリガン、プレイ等を述べて行きたいと思います。皆さん、あと少しです、頑張ってついてきてくださいね。

・最新の構築、プレイング

長くなりましたがいよいよこちらに現在私が擦っている構築とプレイングについて語っていこうと思います。
ここから先は浅さが露呈してしまう為こってりした記事からあっさりした記事になると思いますが、こっさりした記事を目指して執筆致します。

①デッキレシピ


前章の最終構築と比較すると
ブロード・フェルヴィス1&センダー・ファリス1out
ビダシュ・ベルステン2in
個人的にはかなり丸くできた気がしてます。

こちらが最新強化を踏まえた私の銀河英勇になります。
ビタシュ・ベルステンの枠捻出問題が結構重く、試合に絡ませる回数や頻度、必須性を加味した結果ブロード・フェルヴィスとセンダー・ファリスの枠を譲ってもらう形になりました。ここはかなり個人差分かれる気がします。ランバート・アスピダ1とディレクト・フォリエ1が他の調整枠になると思います(X上にあるデッキレシピを拝見するとそこの枠を使っているレシピをよく見かけます)。
詳しい各種解説は前章を参照していただくとします。

ではこの構築を参考にマリガンからプレイングを見て行きましょう。

②マリガン

基地1枚目>>>>>>>>>>ブロード・フェルヴィス>ディレクト・フォリエ(後手時のみビタシュ・ベルステン優先)>基地2枚目≧アマス・ダルニア>他各銀河英勇名称>15000券(⭐︎>治)

…大袈裟に見えるかもしれませんが、初手で野良の基地を引き込むことがとても大切なデッキとなっております。なので基本マリガンは全チェンが多いです。
野良基地はライドコストにして一回ブロード・フェルヴィスを絡ませる事でG3からの圧力、ペルソナからの最大出力に繋がります。2枚抱えられるとなお良きで1枚はライドコスト、1枚はG3時の手張り用にすることで安定して圧縮を行えるようになります。
基地二枚目はアマス・ダルニアでも良きですが、アマス・ダルニアが手に3枚以上来てしまうと最大値を出せなくなってしまう為(詳しくは後述)基地2枚目に軍配が上がります。基地に2枚はスカウトしたいですし最悪基地から出しても設置出来ます故アマス・ダルニアの抱えすぎには要注意です。
デッキに3枚しかないブロード・フェルヴィスですが、基地がドロップに必要な関係上打てて1回程度でありながら現環境に立ち向かうには必須の動きとなるため基地に次いでマリガンの優先度が高いです。
次は後攻時限定になりますが裏に置いて要求値を上げる為のディレクト・フォリエかビタシュ・ベルステンに軍配が上がります。G1時は基地を貼れない為手から裏に置けないと15000券で億以外受けられてしまう為基地を初手で握れたなら抱えたい所。最悪G2ターンにはあればブロード・フェルヴィスと共に展開したい札ですね。
基地2枚目とアマス・ダルニアはG3ターン迄に最悪抱えられれば良いのでブースト枠の方が優先。
センダー・ファリス、ボールド・サロス等もG2で絡ませられるとかなりの圧があるのですがG2ターンは基地を1枚設置出来る為最悪そこで回収して絡められるので優先度が落ちます。ペルソナ先もG4迄に基地等で抱えられれば良いので優先度が落ちます。ただ、ボールド・サロスの効果を使いたい場合はドロップに銀河英勇名称がないと効果が腐る場合とG2Vスキルのスカウト先が無いというアドソンが発生する場合があるので注意しましょう。
15000券はあると序盤の守りに繋がりますが、トリガー率が下がる為対面が15000券あればVまたはRを蓋出来ない限りは無理に抱える必要がないので抱えるかは要相談。ランバート・アスピダは基地設置後でないと15000券に慣れないため序盤守るならトリガーに軍配が上がります。
守護者は初手からあってもメンヘラ並に重いため基本は抱えません(超越対面のみ清浄の盾を抱える可能性があります)。

では次にライドコストについて説明させて頂きます。

③ライドコスト

トリガー(引>⭐︎>治)>基地2枚目>各銀河英勇名称

ざっくりこんな感じ。15000券は抱えたいところではありますが、いかんせん一芸デッキの側面がある為切りづらいカードが多いデッキです。なのでトリガーを1回は切ることになると思います。
基地はブロード・フェルヴィスの有無で切るか切らないか変わるため安易に切らないようにしましょう。無くてもG3迄には一枚切って見切り発車します。ドロップにないとG3ターン迄に3枚基地を張る事ができなくなりますし、G3又は最悪ペルソナターンにでもブロード・フェルヴィスを絡められれば良いので1枚は落としたいですね。ダメージに基地があるなら敢えて相手より点を受けてヒールで落としに行くプレイもありです。
各銀河英勇名称ですが、主に複数抱えて仕事のないカードを落とす又はボールド・サロスで基地に入れたい手のカードを落とします。間違っても必要なカードは落とさないようにしましょう。ゲームのカード落としちゃった!ではすまなくなります。
それでは以上を踏まえつつ試合の流れとプレイングについて述べて行きたいと思います。

・試合の流れ

①ターン目

ライドラインで基地回収し終了。後手ならv裏にディレクト・フォリエorビタシュ・ベルステンをあれば置いてVワンパン。

超が捲れたらドンマイですが、基本横に立てて殴りに行けるとしたら上記2枚がダブついた時くらいですし、そう出来ても要求値的にR→Vになりがちなので無理はしないでください。
もし先手の場合は超以外蓋できるなら15000券で守ります。初パンで基地がダメ落ちしたら涙目ですからね。ただ、受けたとしても2ターン目にボールド・サロスを絡めた超特攻が出来たり返しのドライブチェックでヒールを意識して落としに行けばいいので状況を見て判断し、前向きに捉えましょう。

②ターン目

手の基地orアマス・ダルニアで設置、設置後Vスキルで基地に手からスカウト、あればブロード・フェルヴィスを出してR→Vと殴ります。もしもう1枚横にユニットがいるならブロード・フェルヴィス→V→Rと殴りましょう。

ここからが銀河英勇の本領発揮と言っても過言ではないターン。
基本はブロード・フェルヴィスを絡めて最大6枚山を圧縮しながら殴りにかかります。
基地とアマス・ダルニアが共に手にある場合は返しにアマス・ダルニアを守る算段がない場合は基地優先です。アマス・ダルニア1没=詰めのパンチ数−1になりますので場合によってはこのターンのパンチ数が減りますが後列に下げるのも手です。アマス・ダルニアの前に他ユニット出せるなら最高ですかね。ただし、ブロード・フェルヴィスは効果で自分から消えてくれますが他ユニットは盤面に残る為相手に点を止められ使うカウンターが無くなるとG3の圧力がなくなりますので状況判断が必要です。
基地効果のスカウトはアマス・ダルニアとボールド・サロスとランパート・アスピダを入れるようにします。手札回収はセンダー・ファリスとペルソナ先になります。ブロード・フェルヴィスとディレクト・フォリエに関しては手札又は基地にない場合は最優先で回収しないと強い動きができなくなるため注意しましょう。ビタシュ・ベルステンは絡めばラッキー程度のスタンスでok。複数ダブった場合は先頭のカードが優先度が高いと意識しましょう。
ただし、このターンのみランパート・アスピダをスカウトせずに手札に抱える択が存在します。それはV効果で基地に手札から入れられる為、強制効果のソウルチャージを発動前にドローでソウルに入って欲しくないカードを手札に加えられる可能性が出てくるためです。少しでも確率が高い方へ舵を切るようにしましょう。また、手札に欲しいカードもブロード・フェルヴィスで基地から手札に加えられるのでペルソナ等をスカウトする場合もあります。
v裏に関しては基本的にはディレクト・フォリエになりますが、後手の場合はビタシュ・ベルステンの方が良いです。相手の10000Vにたいして20000ラインで攻める事が出来る為です。ビタシュ・ベルステンのソウルに入ってカウンターチャージ効果は任意の為、ダメージやディレクト・フォリエとの貼り替え等のタイミングを見て判断しましょう。G3時V裏に残っていても3パンにはなりますがV効果使わずに23000ラインを出せる上V効果を使ってもそのコストを帳消し出来る為アリな選択肢であります。
ブロード・フェルヴィス以外の横に出すユニットは状況にもよりますが、最大値を出すならボールド・サロスになります(ブロード・フェルヴィス効果で基地を2枚貼れた場合のみ単騎20000)。1点受けている状態で基地効果でボールド・サロスを切って基地からブロード・フェルヴィスを出しボールド・サロス効果でドロップから1枚スカウトして自身も出し、後列にビタシュ・ベルステンがあるとカウンターコストもケアできる上、これだけで10000→20000→20000と攻めることが出来て脳汁が出ますね。あくまでかなりの上振れムーブの為意識しすぎないようにしてください。
基本はV単騎orブロード・フェルヴィスか何かとVの2パンで、可能なら追加で横を立てて3パンと意識しておきましょう。
基地にスカウト又は手に抱えたランパート・アスピダはこのターンから効果を発揮しますので必要に応じて守りに活用しましょう。

③ターン目

基地2回目(ブロード・フェルヴィス使えてたら3枚目)設置、R4面展開(左右どちらか後列一列に余裕があればセンダー・ファリス展開)、V裏ディレクト・フォリエあるならRVRRの4パンです。

ここから詰めの準備に入ります。
動きの流れは上記の通りで、CB次第でボールド・サロス+基地効果、Vの打点上昇を使用します。詰めには全リソースを使う為使い過ぎには注意しましょう。その為のセンダー・ファリスとビタシュ・ベルステンになります。このターンで5点まで詰められるとかなり理想的です。
基地効果に関して2ターン目と変わりないですが、手札回収に関しては持っていない方(センダー・ファリスかペルソナ先)を優先して手札に加えるようにします。
ディレクト・フォリエを絡めて4パンする際にアマス・ダルニアが盤面にいる場合はアマス・ダルニアの列を入れ替え先にしてアマス・ダルニアがアタック先にならないようにするのを忘れずに。
相手のダメージトリガー次第ではアマス・ダルニアの効果を使い5パン以上を目指す場合もあるかもしれませんが、私はまだその境地に達する事が出来ていない為試したことがありません。しかし、それだけ詰めのターン前にダメージを与えておくことが大切です。
何よりこのターンは攻めより受けが大事で、基本的には4ターン目決着を目指したいので受けられるなら5点目まで受けておきたいです。相手の有効ヒールを無効にするためですね。ここはアマス・ダルニアの枚数によっても変わってくるので臨機応変さが求められますが、使えるカウンターの数だけ詰めが強くなることを肝に銘じておきましょう。

④ターン目

ペルソナライド、基地3回目(ブロード・フェルヴィス使えてたら4枚目)設置、R全面展開で4パン+アマス・ダルニアの数だけ叩いて走り切る。

上記の様になります。もし準備しきれなかった場合は5ターン目に詰めをずらす場合も生じますが、相手のリソースを借りきれないことが多発するため基本的にはこのターンで決着をつけます。
ここでは理想の盤面と相手5点時の要求を述べてみます(見辛くて誠に申し訳ありませんが、文章にて説明させていただきます)。

理想の基地の中身
ボールド・サロス2(b、c)
アマス・ダルニア2(c、d)

理想のダメージとソウル
ダメージ表5枚、ソウル1枚

理想の盤面
アマス・ダルニアa V   アマス・ダルニアb
ボールド・サロスa V裏ディレクト・フォリエ センダー・ファリス

殴り方と要求値(ペルソナ込み)

①アマス・ダルニアa単騎25000(15000要求)
アタック後効果で自身退却基地アマス・ダルニアc着地カウンター残り4

②アマス・ダルニアc単騎25000(15000要求)
アタック後効果で自身退却基地アマス・ダルニアd着地カウンター残り3

③アマス・ダルニアd単騎25000(15000要求)
アタック後効果で自身退却基地ボールド・サロスb着地カウンター残り2

④アマス・ダルニアb単騎25000(15000要求)
アタック後効果で自身退却基地ボールド・サロスc着地カウンター残り1

⑤ボールド・サロスb単騎35000(25000要求)

⑥V38000⭐︎2(30000要求)
カウンター残り0、
アタック後V裏ディレクト・フォリエ効果で、
ボールド・サロスbとボールド・サロスa位置入れ替えソウル1使用

⑦ボールド・サロスa単騎35000(25000要求)

⑧ボールド・サロスc+センダー・ファリス48000(40000要求)

以上のようになります。
これにトリガーが2枚絡むと⑦ラインが+20000の45000要求になる為⑦と⑧の攻撃順を入れ替えます。
超が絡んだ場合は、
ボールド・サロスcに+1億で、
⑧が単騎100035000から自身スタンドしブースト込み100048000となり要求値が跳ね上がりパンチ数が1回増えます。
最大9パンです。

どうです凄いでしょ?凄いんです。
あくまで理想論にはなりますが、これを目指しての前3ターンになります。
これにアマス・ダルニアの総数とカウンターの数を加味して殴る回数とVの効果使用の有無が変わりますので、基本はこれを目指した立ち回りをしてみてあとはアドリブからの経験です。これで倒れなかったらこっちが泡吹いて倒れればok?です。
もし4ターン目にこのような動きが難しい、出来ない展開の場合は3ターン目の動きをして次ターンに望みを繋ぎましょう。
ちなみにアマス・ダルニア1枚盤面の場合は単騎同名入れ替えで効果使い切ってから他ユニットにチェンジする流れになります。その場合でもパンチ数と要求値は変わりません。

⑤ターン目以降

基本はペルソナライドからの3ターン目の動きで詰めに行っていない場合は4ターン目の動きをしますが、ここまで来ると勝ち切るのが難しくなってきますし、このデッキ6ターン目にはファイナルターン(ここでは度重なる山圧縮等のため終了時に山残り1枚になる事を指します)を迎える場合がほとんどのため、遅くても5ターン目には走るしかなくなります。圧縮された山の捲りにかけましょう。

・まとめ

如何だったでしょうか?
ここまでテーマの全ユニットとデッキ改変を記した記事は他にないと自負できるくらいの分量と質になっていたら幸いです。
プレイングと構築に関しては対面を意識しないかなり自己中心的な物になりますし、蛇足やすべりネタを交えながらのかなり読みづらい文章になってしまい誠に申し訳ありませんでした。
しかし、それを愛と情熱と受け取っていただきたいと思います。…愛の押し売りです。
皆さんもぜひ推しテーマを熱く詳しく語った記事を執筆してみては如何でしょうか?心より作品の完成をお待ちしております。
また、感想や質問等ありましたらXのDMか何か頂ければ可能な範囲で返答、感謝したいと思います。
ぜひ、話の種や議論の薪、暇潰しの餌にこの記事をご活用くださいませ。
最後まで付き合っていただき、誠にありがとうございました。


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