デンソーvs三菱電機 第2戦

今回は9月20日に行われたデンソー対三菱電機の試合を振り返りながら、いくつかプレーをピックアップしていきます。(先週の対戦カードではないのでご注意ください。)

今回は最後に有料ではありますが、おまけ(という名のメインぐらい。)がありますので最後まで読んでみてください!

Tip Off

開始早々、デンソーはチームの軸である高田選手が積極的にポジションを取りに行く。ウイングからは角度が悪く狙えずトップにボールを返して一本立て直すかと思いきや、連続してポジションを取りに行くタイミングと体の使い方は是非とも参考にしてもらいたい動き。パスが飛んだ瞬間ってオフェンスもディフェンスもひと休憩しがちなんだけど、だからこそオフェンスはチャンスが生まれてくるし、ディフェンスは『Jump to the ball』を徹底しましょうって言われるとこ。シュートこそ入らなかったけど、プレーとしては高田選手が一枚上手でした。

決して悪いスタートではなかった三菱電機

そう、決して悪いスタートではなっかったと思うのよね。1ピリ残り5分37秒あたりからの渡邉選手のスクリーンのプレーとか、ディフェンスがスイッチしたのを利用して冷静に判断して攻めれてるし、そのすぐ次のディフェンスもかなり良いから見てほしい。三菱の積極的なディフェンスでデンソーはパス4回がフリースローラインから上で発生していて、ドライブで縦に切り抜こうとしてもディフェンスを崩すことができなくてペイントエリアに入れず。5回目でやっとコーナーにパスが渡ってシュートを決められるんだけど、ちょっとの修正入れれば完璧なディフェンス。私が見るに、コーナーのディフェンスが必要以上にセンターを気にして寄りすぎたかなと。もちろん、相手の強いところに寄るのは絶対必要なんだけど、そのときの状況でどこまで寄るべきか、どのくらいならマークマンに追いつくのかという事が頭で理解して動ければベスト!!一人一人がめっちゃ頑張ってたから、そこまで寄る必要はなかったかな。そんな感じで、入りだしは順調だったかと思います。

昨日の反省を修正してきたデンソー

最初から最後まで勢いがいい。勢いだけじゃなくて、なんかちゃんとしてる。(語彙力問題発動)1ピリ残り3分23秒の赤穂(ひ)選手のスティール、え?君どこから飛んできた?って、何回も見ちゃった。残り3分の本川選手のシュートフェイクからのドライブも良き。フェイクって早ければいいってもんじゃない。三菱の渡邉選手もフェイクとか緩急つけるのめっちゃうまいから研究材料に是非。

そしてデンソー、2ピリ出だしのディフェンスかなり良い。巻き返しに勢いをつけたい三菱だけど、この試合なかなかシュートを決めきれない。デンソーのディフェンスに苦しめられております。そんな三菱もゾーンディフェンスに変えてデンソーのペースを多少落とさせるか?という場面もあったけど、オフェンスでチャンスをモノにできず、徐々にゾーンも攻略され始める・・・。

ていうか、デンソーのスティール何本よ??笑 (トータル12本でした恐ろしや。)

コミュニケーションで変わる

『心技体』という言葉があります。スポーツにおいてよく使われる言葉でもありますが、心技体どれも関係なく誰でもできて、私は何よりも大切なんじゃないかと思ううのが『コミュニケーション』。部活なんかでは「声を出せ!」と散々言われてるのではないでしょうか。声を出すって本当に大切なことで、それだけで失点を防げるプレーばかり。どんなに心技体が揃っているプレーヤーでも、コミュニケーションが取れない選手だとやりづらくてしょうがないってのが本音。ふふふ。

ということで!コミュニケーション取れてたら防げたんじゃないかなってプレーを見ていきましょう〜!(ディフェンスのお話です!)

3ピリ残り4分55秒からのプレーをざっと見て頂きましたら、もう一度4分49秒のところでポチっと止めて頂きたい。どうです?どう見えますか?これは本当にコミュニケーションで左右されるプレー。まず、どうすべきだったか、ということ考えてみましょうか・・・。(これが正解!というものはありません。一つの考え、一つの選択肢であることを踏まえて読み進めてください。)

三菱の根本選手はシューターなので簡単に打たせたくない。一番理想的な守り方は篠原選手がしっかりと根本選手にくっついていくのが良いんだけど、その前にスクリーンプレーが起きているから絶対的にそれは間に合わない。これはどうしようもない。ので、「遅れた!間に合わない!」と判断した時点で本川選手に「スイッチ」のコールをしなければならない。それを聞き取った本川選手は思いっきりスイッチに出て根本選手のコースを止め、「根本選手のシュート」を消します。スイッチしてもらった篠原選手はスクリーナーの次の動きに備え、スイッチしたら起こるであろうスリップに対応し、そこへのパスを防ぐ。それができていたら完璧だったと思います。これは技術ではなくコミュニケーションです。「声を出す」とはこのこと。

果たして、実際にどんなコミュニケーションが取れていたかはわからないのですが、プレーを見た感じだと本川選手も中途半端なヘルプの仕方だし、何より篠原選手が迷った動きをしるように見える。本川選手のポジションだと根本選手は自分の視野のないところから飛び出してくるので、尚更「何かしら声が欲しい」ところ。きっとこれは本人たちも気がついて、後に「コミュニケーション」をとって解決しているかと思います。してなかったら大問題⭐︎

まぁ結果的にこのプレーはシュート外れてるんですけどね!オフェンス視点であれば、川井選手、ナイススリップでした。あそこにパスが入ってたら痺れたなぁ!!

フラフラしてる人発見!

「フラフラ」と聞いて思い当たりますか?笑 わからない方は前回の記事の最初らへん読んでみてください。

3ピリ残り4分42秒スローイン。トップにボールがあって、それに合わせた渡邉選手のバックドアのプレーなんだけど、渡邉選手、フラフラしてるでしょ!?笑  でもね、フラフラしながらずーーーーっと川井選手のこと見てるの。で!でよ!川井選手がこっちみた瞬間!!!!もうほんと一瞬よ!!!なにあの動き!!!しかもしかも、最後のシュートはディフェンスに邪魔されないような体の角度にしてるの!もうファウルすらさせてくれない!!なによもう!!って感じでこのプレーは高まった〜!そして状況は違えど、「フラフラ」を伝えられて嬉しい。笑 

終わりに・・・

デンソー、良かったなぁ。各選手、そしてチームの徹底的な修正が見事ハマってました。アシスト21、スティール12。良い。

一方、三菱はその分ターンオーバー、それと決めきれないシュートが目立った印象。コンスタントにしっかり勝っていくには、どのチームも1ピリあたり20点以上はとっていきたい。

いやぁ、しかし、今後のリーグにますます期待を持てるような内容でした!楽しみだ〜!

終わり、と見せかけて・・・!

おまけコーナー!パチパチ!

第一戦で三菱に敗れたデンソーですが、第二戦ではこのようにして勝利をおさめております。「修正してきた」と偉そうに言ってますが、具体的にデンソーはどこを修正したんや、そこが知りたいんや、って感じですよね。そこを詳しく伝えてこそ私のnoteの醍醐味というとこでもありたいし。しかしながら、家事育児の片手間で2試合しっかり振り返ってどこを修正してきたか考察するにはかなりの時間を要しますし、パソコンかじり付きになってしまうので暴れん坊盛りの娘をどうするか。うむむ・・・。

あ、なら手っ取り早く本人に聞いちゃえば良いじゃん・・・!ピコーン!

というわけで、高田選手に速攻連絡しました!


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まきちゃん、優しい、好き。

高田選手の返事をまとめて書き出しても良いけど、どうせならガチなLINEのやりとりが見たいよねぇ?と思ったので、そのまま載せちゃいます。(それより背景気になっちゃうよねぇ。笑)

高田選手にはいくつか質問に答えてもらってます。よろしければ引き続きお読みください!


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