見出し画像

スタンフォード流・キャリア戦略 ~出世する人が必ず実践する一流の流儀~

#スタンフォード #MBA #HACKJPN #HUNTERCITY #戸村光 #清川忠康 #オーマイグラス #オーマイグラス東京


【スピーカー】
清川忠康氏(オーマイグラス株式会社・代表取締役社長)

今回のゲストスピーカーは、めがねシャチョウこと、清川忠康さん。清川さんは、慶応義塾大学を経てインディアナ大学大学院を卒業後、UBS証券に勤め、その後スタンフォード大学経営大学院に留学されたという経歴の持ち主。

スタンフォードでの2年次在学中(2011年)にオーマイグラス株式会社を設立されました。

まず初めに、そんなメガネへの愛がとても強い清川さんが、スタンフォードで学んだ知識を生かし創設したオーマイグラスについて紹介したいと思います。


1.オーマイグラス

2011年にオーマイグラス株式会社をメガネ・サングラスの通販サイトとして創業。その後2014年年末に清川さんのブランドであるオーマイグラス東京(D2C*)を立ち上げ、このオーマイグラス東京の立ち上げと同時に店舗の展開を行われたそうです。

オーマイグラス東京は、もともと国内最大級のメガネECサイトとしてスタートし、現在では都内では新宿・銀座・池袋などに店舗を構える規模の会社へと成長を遂げられています。

”オーマイグラス 通販”で検索をかけるとなんと約400のブランドの、1万SKUの商品から自分にピッタリのメガネを探すことができます!

そしてそのメガネは配送後、自宅で試着を行うことができるサービスまであるのです。

メガネを自宅で試着して購入を決めることができるサイトがあるということに驚かされました!

そしてこのオーマイグラスの特徴がなんといっても質の高い日本製の商品を提供しているということです。

そしてメガネの生産を福井県鯖江市*で行っており、そして鯖江市で生産された良質なメガネをアジア圏中心に世界10か国以上で販売を行っています。

これはオーマイグラスのビジョンでもある、質の高い日本製の製品を、先進国のみならず、アジア圏の発展途上国(成長市場)の人々にも利用してもらい、より多くの人に日本の製品を楽しむという”ワクワク”を体感してもらうというところからきているのです。

メガネの質へのこだわりだけでなく、日本の製品というところまでこだわったオーマイグラスのメガネ。

オーマイグラスのメガネが世界中で利用されているというのも納得です!!


それではオーマイグラスの創業から、生産・販売へのこだわりを持つというビジョンを掲げるまで、一体清川さんはスタンフォードで何を学ばれたのでしょうか。



2.MBA、行く意味ない!?

小見出しのタイトルを持て驚かれた方もいらっしゃると思いますが、清川さんは今回の講義で、MBAの必要性についてお話しされていたことが大変興味深かったのでシェアしたいと思います。

スタンフォードMBAのキャリアというトピックに移った瞬間、清川さんが言い放った言葉、

”MBAに行く意味がない”

これはどういう意味かというと、10年前に比べ、社会人教育(高等教育)の価値が変わってきているため、そして、技術面でも、現在あたりまえのように行われているオンラインでの教育などというように、日々教育の形態が進化しているというのもMBAへの必要性が以前と比較して下がっているとの見解でした。

また10年ほど前にMBAに行っていた人たちは、起業のためにMBAという道を選んだ人が多い傾向にあったものの、今の時代は起業するハードルが下がったため、10年ほど前に起業を志していたMBAの卒業生が第一に直面する、”資金調達ができない” ”エンジェル投資家がいない”という問題が、そこそこのキャリアを歩んできた人が起業したらお金も自然と集まって起業できる時代になったというのも、MBAに行く意味がないという言葉の真理でもあったのです。


海外では一流名門校、スタンフォード。スタンフォードMBA出身の清川さん曰く、スタンフォードで学ぶこととMBAで学ぶことの価値はちがってくるため、分けて考えていく必要があるそうです。


3. スタンフォードで学ぶ意義、スタンフォードに通う価値

ネットワークはもちろんのこと、実際に成功した先人たちから直々に講義をしてもらえる環境がスタンフォードにはあるため、スタンフォードでの学びはとても面白く、また自分のキャリアに役に立つことばかりだそうです。

その前にまず清川さんが投げかけた質問

”そもそもどうして大学に通うのか”

皆さんはなぜ大学に通うのか、なぜ今通っている、または卒業した大学を選んだのか。考えたことはありますか?

まず、ほとんどの人が大学に行く主な理由として、”安定した将来のため” ”裕福な暮らしをするため”などといった大学卒業後の自分に関連した理由を挙げるでしょう。

ではそこから逆算して、”安定した将来を築くためには” ”裕福な暮らしをするためには”というHOWを考える。そうすると、”人よりもお金を稼ぐ”というのがその手段(HOW)になってくるでしょう。

そこで出てくるのが皮肉なことに

お金を稼ぐ=いい会社に入る=いい大学に入る

といった式が一般的に言われてしまっているのです。

ということは大学の中で勉強していたことが肝になってお金持ちにになるのではなく、学歴があるからいい会社に入れて、普通の人よりも裕福な生活ができるということになってしまいます。これがいわゆる学歴社会です。

ですが、

清川さんいわく、この式が今の社会では通用しなくなってきている(一部の優秀な人を除き)というのが今回の出世術の重要なポイントなのです!

そこで、改めて何のために大学に行くのかということを考えたときに、学歴に頼らず、別の形でお金を稼げるようにならなくてはならないのです。

では、一般の大学の教授は果たして一般の人よりお金を稼いだ経験があるのでしょうか。

清川さんは、働いてお金を稼いだことのない人から、どのようにしてお金の稼ぎ方を学ぶのか、という根本的な疑問を投げかけてくれました。

そこでスタンフォードで学ぶことに意味があるというお話になりました。

スタンフォードの授業では、講義をする人が、実際にお金を稼いでいる実務者とのセットで行われているのです。

だからこそスタンフォードの授業は、授業の質がとても高く身になるものばかりなのだそう。

しかもこれはスタンフォードだけでなく、アメリカの大学の文化でもあるというのです。

実際に私もアメリカの大学でビジネスを勉強しているのですが、とある会計学の授業の教授は、教授の傍ら会社の経営を行っており、授業でたびたび彼の会社の話を講義として聞いたり、社会人の先輩として生徒に接していたという経験があるので、この清川さんのお話はとても共感する部分が多くありました。

なので大学のブランドに固執するのではなく、いかにして大学での学びを自分のものにして将来に役立てるか、ということが重要になってくるんだな、ということを感じました。


4.スタンフォードで印象に残った授業

インターパーソナルダイナミクス(interpersonal Dynamics) (対人力学)

これはどんな授業かというと、実際にディスカッションをしていく中で、意見を言うだけでなく、思ったこと・感じたことを直接本人に忖度なしで伝えていくというもの。

人は普段コミュニケーションの裏側にある気持ちをあまり表に出さないというところをあえて出していくことで、どうしてそのような感情になったのか、などコミュニケーションの深いところまで考えていくのです。

そうすることによって、自分がそんなつもりで言ったわけではなくとも、相手がどんな風にとらえているのかということを知ることができ、コミュニケーションにおいての自分の発言の重さを体感することができるのです。

これを一つの授業として行っているスタンフォード。スタンフォードではほかにももっと面白い授業があるに違いないので、清川さんがおっしゃっていたスタンフォードに行く意味があるというのは納得です。


まだ学生で、ビジネスの知識が乏しい私ですが、HUNTERCITYの授業でインプットした内容を自分なりにアウトプットしていきます!温かい目で見守っていただければ幸いです🌼また誤っている個所や補足などがあればコメントをお願い致します。

最後まで読んでいたき有難うございました😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?